幸せケーキは事件の火種
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「卵料理のカフェ」6巻目。 このシリーズは、途中の巻から読み始めても十分楽しめると思いますが、やはりシリーズを重ねることでキャラの心情に変化が現れたり、人間関係が変わっていったりするところが醍醐味でもあるので、可能であれば1巻目から順に読んでいただくと、より楽しめるかと思います。ちなみに、1巻目「あつあつ卵の不吉な火曜日」、2巻目「チェリーパイの困った届け先」、3巻目「ほかほかパンプキンとあぶない読書会」まではランダムハウスから発行されていたため、現在入手しにくいようです。4巻目「あったかスープと雪の森の罠」、5巻目「保安官にとびきりの朝食を」、6巻目「幸せケーキは事件の火種(本書)」、7巻目「とろとろチーズ工房の目撃者」、8巻目「きむずかしやにはクッキーを」はコージーブックスから発行。 さて、6巻目となる本書は、カックルベリーカフェでのイベントシーンが少なめで、ディナーシアター(カフェ内で市民劇団の演劇を見ながらディナーを食べる)しかなかったので、物足りない感じでした。 本巻のハイライトは、スザンヌが愛馬モカとともに、郡のカウンティフェアで行われるバレルレース(障害物のあるコースの乗馬タイムを競うレース)に出場して上位入賞するシーンと、フクロウのひなとのシーンです。どちらも動物がらみ。犬のバクスターとスクラッフのシーンも多め。脱マンネリ化を目指しているのかな? あと、個人的に衝撃だったのは、スザンヌのシルバーブロンドの髪は染めた色で、地毛は黒、という点でした。 目ともなると、ずっと読んでいる人しかいないかと思うのですが、本書から手に取った人のために内容紹介は省略します。 | ||||
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今回の犯罪は放火がテーマですので「幸せケーキは事件の火種」という訳題が本当にぴったりと上手く嵌まっているなと思えるカックルベリー・クラブ事件簿の第6弾です。今回の物語で地味に良かったなと思ったのは、実は前々から少し気になっていたのですが、スザンヌとトニは接触が多く行動を共にする事が多いのに対しペトラだけがお固く気難しい性格で一人だけ浮いている様に感じられてやや心苦しい思いだったのが、被害者が知人だった為に犯人への怒りから事件への関心が高くて前よりも二人に歩み寄る姿勢に変わって来た事で、どうかこれからもこんな風にお店の話題だけでなく全ての面で三人が一体感を見せてくれるストーリーであったらいいなと思いますね。 スザンヌは町の有名なヘアサロン〈ルート66〉でかなり煩わしい‘美しくなるための試練’に耐えている最中に偶然にも大火災の目撃者になってしまう。唯一の被害者女性ハンナを狙った放火殺人の可能性が大だとドゥーギー保安官から聞いたスザンヌは何時もの如く密かに調査を開始するが、カフェのウェイトレス・キットの結婚式当日の会場に突然に警察が飛び込んで来て何と式を即刻中止させ新郎を放火殺人容疑者として連れ去ってしまうのだった。 今回もカックルベリー・クラブは盛り沢山のイベントの連続でひっきりなしの大忙しですし、スザンヌは愛馬モカとタイムトライアル・レースに挑んだり、偶然に見つけた赤ちゃんフクロウの世話をしたりと人間以外の動物愛にも溢れており、怪しい容疑者だらけのフーダニットの謎解きの方も相変わらず絶好調で、休む間もなくラストまで読ませるまさにコージー・ミステリーの王道を行くストーリー展開になっていますね。今回の推理は誰が犯人であってもおかしくない奴らばかりで手掛かりから真犯人を割り出せる厳密な本格推理ではないですが、やはり何時も通りまずまずの意外性で楽しませてくれましたね。さてメンバーでは必ず笑わせてくれるトニとジュニアの夫婦は完全によりを戻して似た者同士の仲の良いムードでもはや全く別れる必要はないでしょうね。それから珍しく感情を強く表に出したペトラは料理名人としての顔以外でも人間らしさが出ていて良かったですが欲を言えば一度でいいから冷静さを捨てて羽目を外した‘ぶっちゃけ’の姿を見てみたいと思いますね。そして我らがスザンヌは推理の面では見事に的中とまでは行きませんでしたが犯人を十分に刺激してあぶり出し自ら正体を現す所まで持って行かせるのが流石ですし、ヤバク危険ながらも最後には日頃の行いの良さのお陰で強運を引き寄せる実力(天も鳥も何もかも味方につけて)が半端なく凄いですよね。そしてラストでは恋人サム医師との感激のサプライズ・シーンが描かれておりまして、これからはおそらくスザンヌ・ヘイズレットと名前が変わるのでしょうけれど、どうか決して守りに入らずに危険な事にも恐れずに挑戦する今までと全く変わらないありのままのスザンヌでいて欲しいと願いますね。 | ||||
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大好きなシリーズ!新刊を早速購入、やはり楽しくてサクサク読める。 ただ、犯人に意外性はさほど無かったけれども、スザンヌやトニ、ペトラの3人組のやり取りや医師サムとスザンヌの関係など読んでいてやっぱり面白い。 アメリカの田舎街の描写がすごく好き。 次作がとても楽しみになる終わり方! | ||||
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