チェリー・パイの困った届け先 卵料理のカフェ2
- 卵料理のカフェシリーズ (7)
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小さな町でまたもや恐ろしい事件が起こるのですが、本書の醍醐味は、3人の中年女性がカックルベリー・クラブを経営しながら、町の人々との悲喜こもごもを細やかに過ごしていくところにあるのです。 殺人事件と謎解きは、おまけみたいなものなので、そちらの展開はあまり気にせず飛ばし読みです。 カックルベリー・クラブで開かれる数々のイベント。読書会、50歳以上の人だけを対象にしたアフタヌーンティー愛好会、編み物のチャリティイベント、テイク・ザ・ケーキ展などの手作りのイベントが、どれも楽しそうでわくわくします。登場人物もみな個性的。 | ||||
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それぞれに人生の苦労を経験した三人の中年女性が出会って開いた素敵なカフェ、カックルベリー・クラブを舞台に何故か殺人事件現場に引き寄せられてしまう素人探偵スザンヌの体当たりの活躍を描く〈カックルベリー・クラブ〉シリーズ第2弾です。スザンヌ、トニ、ペトラの元気者の三人の中年女性に加えて小さな田舎町キンバリーの住人達にもすっかり馴染みになって来ました。強面だがいざと言う時に頼りになるドゥーギー保安官、派手で気取り屋のロマンス作家カーメン、トニの別居中のだらしない駄目夫ジュニア、スザンヌに好意を持つ優しくハンサムな医師サム、前作で殺されたスザンヌの弁護士の元秘書だった女性ミッシー、そして大人しいスザンヌの愛犬バクスター、他にも手伝いの青年ジョーイや高慢ちきなモブリー町長etc大勢の人々が生き生きと描き分けられていると思います。 スザンヌはトニ、ペトラと一緒に公園でボランティアとして菓子売り場を手伝っていたが、チェリーパイを注文したまま取りに来ない葬儀屋のオジーを訪ねて葬儀場へ行った所、またもや不運にも変死体を発見してしまう。ドゥーギー保安官からオジーの恋人で最近は不仲になっていたミッシーが容疑者だと聞かされてどうしても信じられないスザンヌは真犯人を見つけようと再び調査に乗り出して行く。 本書ではトニが夫ジュニアの不審な行動を怪しんでスザンヌと一緒に調査に赴きますし、ペトラはクラブの催し「テイク・ザ・ケーキ」の対応に追われあまりの忙しさに悲鳴を上げます。そしてスザンヌは次々に現れる容疑者の誰もが疑わしいと思う物の決め手を欠き中々犯人を絞り切れませんが、心優しい彼女らしく自分の直感で無実だと判断した人達を信じ続け擁護し助けます。今回も残り30頁を切って大丈夫かいなと思いかけた所で意外な犯人が判明し、やや古典的ですが上手く仕組まれた仕掛けには満足しました。結局彼女の推理は完全に空回りなのでしたが、それでもピンチを振り切って事件にきっちりとケリを付ける運の良さも実力の内でしょう。また毎回事件とは直接つながりのない部分でも奮闘努力して関係者に善行を施すのも彼女の美徳だと思います。トニとジュニアはよりを戻すのか、やっぱり別れるのか、そしてスザンヌは夫を亡くして日が浅くまだ早いですが何れサムと幸福に結ばれるのか、常に前向きな〈カックルベリー・クラブ〉の繁盛も祈って次作に期待したいと思います。 | ||||
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それぞれに人生の苦労を経験した三人の中年女性が出会って開いた素敵なカフェ、カックルベリー・クラブを舞台に何故か殺人事件現場に引き寄せられてしまう素人探偵スザンヌの体当たりの活躍を描く〈カックルベリー・クラブ〉シリーズ第2弾です。スザンヌ、トニ、ペトラの元気者の三人の中年女性に加えて小さな田舎町キンバリーの住人達にもすっかり馴染みになって来ました。強面だがいざと言う時に頼りになるドゥーギー保安官、派手で気取り屋のロマンス作家カーメン、トニの別居中のだらしない駄目夫ジュニア、スザンヌに好意を持つ優しくハンサムな医師サム、前作で殺されたスザンヌの弁護士の元秘書だった女性ミッシー、そして大人しいスザンヌの愛犬バクスター、他にも手伝いの青年ジョーイや高慢ちきなモブリー町長etc大勢の人々が生き生きと描き分けられていると思います。 スザンヌはトニ、ペトラと一緒に公園でボランティアとして菓子売り場を手伝っていたが、チェリーパイを注文したまま取りに来ない葬儀屋のオジーを訪ねて葬儀場へ行った所、またもや不運にも変死体を発見してしまう。ドゥーギー保安官からオジーの恋人で最近は不仲になっていたミッシーが容疑者だと聞かされてどうしても信じられないスザンヌは真犯人を見つけようと再び調査に乗り出して行く。 本書ではトニが夫ジュニアの不審な行動を怪しんでスザンヌと一緒に調査に赴きますし、ペトラはクラブの催し「テイク・ザ・ケーキ」の対応に追われあまりの忙しさに悲鳴を上げます。そしてスザンヌは次々に現れる容疑者の誰もが疑わしいと思う物の決め手を欠き中々犯人を絞り切れませんが、心優しい彼女らしく自分の直感で無実だと判断した人達を信じ続け擁護し助けます。今回も残り30頁を切って大丈夫かいなと思いかけた所で意外な犯人が判明し、やや古典的ですが上手く仕組まれた仕掛けには満足しました。結局彼女の推理は完全に空回りなのでしたが、それでもピンチを振り切って事件にきっちりとケリを付ける運の良さも実力の内でしょう。また毎回事件とは直接つながりのない部分でも奮闘努力して関係者に善行を施すのも彼女の美徳だと思います。トニとジュニアはよりを戻すのか、やっぱり別れるのか、そしてスザンヌは夫を亡くして日が浅くまだ早いですが何れサムと幸福に結ばれるのか、常に前向きな〈カックルベリー・クラブ〉の繁盛も祈って次作に期待したいと思います。 | ||||
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