とろとろチーズ工房の目撃者
- 卵料理のカフェシリーズ (7)
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前作6巻はいまいちだったので、もう読むのを止めようかなあと思ったのですが、手に取ってしまいました。 良かったです。本シリーズの良さが復活という感じ。 特に「毛糸売りのトラックと編み物好きのお茶会」のシーンはとても楽しく、読んでるこちらもワクワクしました。こういうの、日本でもやってほしいなあ。 | ||||
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前作のラストからしてすぐにスザンヌの幸せな結婚式の様子が読めるのだろうなと思って期待していましたが、実際はそうでなく一作だけ先送りされましたね。でもまあスザンヌの花嫁姿が拝める(想像上ですが)のも時間の問題だと思われますので、暫しの間辛抱して読める日を楽しみに待ちたいですね。 スザンヌはチーズ購入の為に訪れた酪農家マイクの農場で、またもや本人マイクが刺殺された死体の発見者となってしまう。隣の農場に住む少年ノアは何かを目撃していないか?スザンヌは調べ始めるが過保護な母親が邪魔して中々事実を探れないのだった。 チャイルズさんは本当に「フーダニット・ミステリーの天才だな!」と何時も感心しますね。まあ厳密には本格推理小説ではありませんので手掛りを基にして真犯人に辿り着く事は不可能ですが(けれどあちらこちらのキーワードを繋ぎ合わせたら自ずと犯人像は浮かび上がりますね。)、でも読者の意表を突く犯人を考え出す手腕は誠にたいしたものだなと毎回思いますよね。著者は今回も後で読み返せばちょっとドッキリする様なスザンヌとの初対面のシーンを演出されていてニヤリとしましたね。さて、これまで読んで来て思うのは、カックルベリー・クラブの女性達は本当にみんな優しい人ばかりだなという点ですね。トニは夫のジュニアと別れたいのは山々だけど、もし見捨てて放り出したらどうなるか知れないからと彼の身を案じて離婚に踏み出せないのに違いありませんし、ちょっと怖そうなペトラも内心ではそれ程にキツイ性格ではないでしょう。ここで一人だけ別人を挟みますとドゥーギー保安官も馬鹿ではないし立場上は公正に振る舞わなければならないので嫌な奴に思える時もありますがでも実は中々に良い人だと思いますよね。そして最後に我らのスザンヌですが、過保護な母親のせいで不幸な毎日を送る少年や馬肉になる運命を待つ四頭の馬達の事を我が事以上に案じて気遣う姿に胸が熱くなりますね。結果的に見て無事に買い取られた馬達に比べると少年の方は最後まで目に見える劇的な変化はなかったですが、彼も何時かは母親から自立して一人前になれるといいなと思いますね。そして今回も最後は映画の1シーンを見るようなど派手な修羅場のクライマックスになってしまった訳ですが、そんな危険を十分承知の上で危ない犯人に立ち向かって行くスザンヌと彼女の無事を願う再婚間近の医師サムとの仲がおかしくなりそうな雲行きで随分とハラハラドキドキさせられましたが、エンディングではそういった心配する気持ちが綺麗さっぱりと吹っ飛んで誠にめでたしめでたしのハッピーエンドでよかったですね。まあこの町にある悪と遭遇する確率がもっとも高いと思われるスザンヌだけにこれからも旦那さんサムの心配も絶えないでしょうけれど、それも彼女の美点と考えて大らかに陰で支えてあげながら今後の人生を末永く共に歩んで行って欲しいと願いますよね。 | ||||
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