巡査さんと村おこしの行方
- 英国ひつじの村シリーズ (5)
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この作者、なかなか上手いなあ、展開も滑らかだし、構成もしっかりしてるし…そう思ってプロフィールを見てみると、なかなかの受賞歴に納得、でした。 シリーズ二作目の本作は一作目よりも巡査さんの推理も冴えてきて、"刑事“の仕事も板に付いてきた感じですね。 でもこのシリーズの魅力は実は、事件の推理よりも、ウェールズという、あまり外に知られていない"小国“を紹介してくれるところにあるのではないか、とも思えます。 前作では北ウェールズの意外に雄大で峻厳な山々の魅力を教えてくれたと思ったら、今回はアーサー王伝説ですからね。 そういうの好きな人にはオススメです。巡査さんの行きつけのパブの名前が"レッドドラゴン“っていうのも、アーサー王にちょっと詳しい人なら思わずニンマリしちゃいますよね。 さてさて、次作はどんなウェールズを紹介してくれますやら。 | ||||
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一作目よりも 数段面白くなっています 巡査さんと村の人たちだけでなく ワトキンス巡査部長とのやり取りも愉しい (ヒューズ警部補とのからみがもっと欲しい) 殺人事件は込み入っていて “先が読めたっ”と思っても どんどんと謎は深まるばかり…… そして 希望と悲しみの話でもあります P.S.ボウエンさんと登場人物たちの間に隔たりを感じるのは私だけ……? | ||||
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買い置きしていたのになかなか読む時間がなかったのが、読み始めると止まらなくて あっという間に読了しました。 最初のお話よりも村の雰囲気や地理にもある程度慣れて、登場人物たちもあの人ね、と 馴染みができ、前回よりもすぐに入り込めたからでしょうか。 のんびりと美しい田舎の村に、不似合いな殺人事件が・・・・。 巡査の立場では刑事の真似事をする訳には・・・と思いながらも、村の事情をよりよく知っている エヴァンとしては、いろいろ気になることがあって動かないではいられません。 本巻では理解を示してくれる巡査部長がなかなかいい味を出していますね。 バラバラで五里霧中のようにみえた事件が次々と繋がって解決していくさまは 見事でした。 終盤単独行動で窮地に陥る展開は、別シリーズでもみらえるので作者さんのお得意 なのかもしれませんが、おいおいもうちょっと考えなさいよと毎回言いたくなるのも、 まあご愛嬌ということで。 | ||||
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前作と同様、ウェールズの自然やウェールズ人の国民性が色濃く描かれていて、 そこに最近の社会状況(廃鉱利用のテーマパーク=実際にあります。大人気!)も加えられ、 ウェールズファンとしてはニヤニヤしてしまうストーリーです。 ただ、「イングランド」「イングランド人」と訳すべきところを「イギリス」「イギリス人」と 訳しているのは、とても残念です。日本では大ブリテン島の3つの国を総合して「イギリス」と言い習わしていますが、 「イギリス」なんて国、「イギリス人」なんて人々はいませんから。 「イギリス人」だと、ウェールズ人のイングランド人に対する複雑な心情が理解できません。 また、あとがきに“英語圏の人間はウェールズ語の発音どおりに発音していないので、 地名を英語読みして、それらをカタカナに置きかえた”とありましたが、これもちょっとなぁ、と思います。 英語モノリンガルの人が正しく発音できないのは仕方がないとしても、 それを第3言語に訳する場合は、できる限り原音に近い表記をするべきではないでしょうか。 英語のカタカナ表記だって、Vの発音をヴで現すなど、工夫を凝らしてきたのですから。 こんなところに、翻訳の分野での「英語至上主義」(??)が垣間見えるようで、残念でした。 ウェールズの主な地名のカナ表記については、小池剛史&永田喜文『ウェールズ語の基本』の巻末にリストがあります。 | ||||
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エヴァンズ巡査シリーズ1,2を読みました。コージー・ミステリながら、「英国のなかの異国・ウェールズ」の特性を巧みにちらつかせて興味深い。このシリーズは10冊ほどあるらしいので、続きが楽しみです。因みにウェールズを舞台にした映画は『わが谷は緑なりき』や『ウェールズの山』など傑作が多いので、小説にも新旧・硬軟おりまぜて傑作があるのではないでしょうか。本書を入口に、もっとウェールズの本に出会いたいです。 | ||||
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