ラトクリフ街道の殺人
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読み応えはありますが、真相は全く謎のままです。 当時は警察が事実上存在せず、捜査は証言を集めるだけで、物証から追求はせず、 しかも証言・物証の真偽は評価されず。 どちらの事件も、犯行中に生き残りが騒いだために犯人が逃げており、 目的は恐らく未遂なので、逮捕しなければ解明しようがない。 ジャック・ザ・リッパー事件と状況は大して変わらず、捜査対象が 国外逃亡が容易な船員・外国人、 飲酒や梅毒による精神障害が蔓延する貧困層。 どうしようもなかった時代なのでしょう。 ヨーロッパでイングランドは殺人検挙率が低かった=殺人犯より 詐欺・窃盗犯が一般的だった、という誇らしげ?な一節がありますが。 犯人が逃亡しやすい、死体が始末しやすい島国なのに、 伝統的に警察組織が存在しない文化とは、実は殺人天国だったのでは? | ||||
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実際にあった英国犯罪史上有名な凶悪事件に関して、 作家のP.D.ジェイムズと警察史家のクリッチリーが共同で 事件を再構築し真犯人を推測する。 当時の証拠・証言や新聞記事を1つずつ検証していく形をとっており、 多数の事実の羅列とそれに対する控えめな推察で成り立っている。 最後までその調子が続くので小説というよりは学術書のような印象であり、 ミステリーだと思って読むと肩透かしをくらわされる形となってしまう。 事件当時の19世紀初頭における英国警察制度の不備や、 労働者階級の暮らし・風俗を丹念に紹介しており、それはそれで興味深いが、 従来のP.D.ジェイムズ本を求めている方にはおすすめできない。 この作品がハヤカワミステリに入っていない理由がよく理解できた。 | ||||
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