トゥモロー・ワールド(人類の子供たち)



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

6.00pt (10max) / 2件

6.00pt (10max) / 2件

Amazon平均点

3.57pt ( 5max) / 7件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []D
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

22.00pt

0.00pt

0.00pt

44.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1999年06月
分類

長編小説

閲覧回数2,343回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数2

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫)

1999年06月30日 人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2021年、世界中でなぜか子供が生まれなくなり四半世紀が過ぎた。絶望と無気力が蔓延するなか、イギリスでは国守ザンが絶対権力を握っていた。ザンのいとこで大学教授のセオは、反体制組織の女性と恋に落ち、組織のメンバーからザンの執政の恐ろしい裏側を知らされる。やがて組織がザンに目をつけられ、その女性が助けを求めてきた時、セオは思わぬ逃亡生活の渦中へ…ミステリ界の頂点に立つ著者が新境地を拓いた話題作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

トゥモロー・ワールド(人類の子供たち)の総合評価:6.89/10点レビュー 9件。Dランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

映画があるそうなのですが

見ていません。

ミステリーというより、SFですね。
SFとは相性が悪いので、この小説も私にはいまいちピンと来ませんでした。
文章自体はジェイムズらしい?ものなのですが、内容がちょっと無理があるのでは?とも思えるもので
(それがSFなのですが)あまりお薦めできるものではありませんでした。

ジェイムズは、普通の?警察ものがいいですね!

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(7pt)

映画ほど派手ではない。

P.D.ジェイムズにしては全く異色の、子供の生まれない未来の地球を舞台にした物語。何故子供が生まれないかの謎を解明するとか、その設定でしか成立し得ない事件の解明というようなシチュエーション型ミステリではなく、あくまで世界を設定した上で繰り広げられるヒューマン・ドラマを描いている。
迎える結末はこういった設定で容易に予想されるものであるが、ジェイムズが敢えてこのような母性に満ちた物語を紡いだことに興味を覚える。

Tetchy
WHOKS60S
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(4pt)

前半と結末は良かった

90年代を境に子供が生まれなくなった世界の話。
映画のトゥモローワールドの原作小説ですが、映画と同様の登場人物はいるものの、物語の内容はかなり違います。
物語は映画のような派手な展開はないので、映画的展開を期待すると期待外れになります。
物語の前半は子どもが生まれなくなって、かれこれ20年近くが経って世界観に対する説明は非常によかった。
主人公の目を通して子供が生まれなくなった世界を見ていると老人ばかりになった田舎の地元を思い出した。
あれは俺が地元に帰りたくない要因の一つだから、子どものいない世界がどれだけ希望がないかは共感できる。
生命の解放という労働力にならない老人を死なす制度も現代に通ずるものがあるだろうし、それを主張する人も増えてきたのは倫理的に抵抗を抱いた。
物語の後半になるにつれて読んでいるのが怠くなる。
ただ結末はよかった。
あとがきでは1984年を思い出すと書いてあったけど、似て良いないと思うよ。
人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766134
No.6:
(5pt)

心理描写、文体の美しさ、秀逸なSF設定

映画を見てから原作を買いました。

恥ずかしながら、この作家が有名な探偵小説作家だとは知りませんでした。

それは置いておいて・・・この作品はSFです。
「人類に子供が生まれなくなったら?」という作品です。
「自分が不治の病にかかった訳でもないのに、人類が存続できないと分かったら人心は荒廃する」
と言うことをリアルに描写しています。

このアイデアだけでも秀逸です。

また、心理描写や、文体の美しさは特筆すべきものです。読んで損はありません。

また、子宝の尊さを少子化日本に思い出させる作品でもないでしょうか。
トゥモロー・ワールド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:トゥモロー・ワールド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766177
No.5:
(3pt)

壮大な皮肉として読めばいいのか?

 1993年に出た単行本の文庫化。
 『Children of Men』(1991年)の翻訳。
 P. D. ジェイムズの作品だが、ミステリではない。SFである。まったく子どもが産まれなくなってしまった近未来の世界。人類の滅亡は目前に迫っている。イギリスも「国守」と呼ばれる人物が独裁的な善政をしくようになっている。
 その閉塞感あふれる世界での物語なのである。
 中盤くらいまでは興味深く読めた。重厚感ある文章で、絶望ばかりがひたすら描き出されていく。けっして「楽しい」小説ではないが、読まされるものがあった。
 しかし、この後半のダメっぷりはいったい? しまったのではないかと思うほどの暴走ぶりだ。そして、結末の薄っぺらさ。これは壮大な皮肉として読むべき本なのか?
 この人はミステリ以外に手を出してはいけない作家だ。
人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:人類の子供たち (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766134
No.4:
(5pt)

スリリングな展開は映画にも負けていない

映画と原作の出来具合を比較することにあまり意味があるとは思わないが、今回は映画と比べつつおもしろく読めた。映画は明らかに原作の場面設定を借りている。登場人物の名前と、主人公がのっぴきならない状況に追い込まれるシチュエーションも借りている。しかし世界観は全く異なっている。映画の方は全編暴力的で極限状況の連続だが、原作は静かに、しかもある種ユートピア的に展開する。本書の前半は執拗に主人公の内面と社会状況のディティールが描かれ、後半は途中で読むのをやめられないスリリングな展開が待っている。はじめ主人公は諦念的で面倒なことには巻き込まれまいという抵抗を示すが、逃亡を続けていくうちに、どんどん自分の運命を受け入れ積極的に担おうとする。その点では映画のクライヴ・オーウェン演じる主人公と共通している。さらに明快な答えを用意していないのも映画と同じだが、映画とは全く違うラストが用意されている。小説らしいサスペンスに満ちた快作である。
トゥモロー・ワールド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:トゥモロー・ワールド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766177
No.3:
(3pt)

すいません。途中までしか読んでません

読んでいると、その救いのない世界に、どんどん気分が落ち込んでいきます。自分が鬱かなと思う人は読まない方が無難かも。残念ですが、私は途中までしか読むことができませんでした。
トゥモロー・ワールド (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:トゥモロー・ワールド (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766177



その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク