偽のデュー警部



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ミステリ→

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初公開日(参考)1983年10月
分類

長編小説

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偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1)

1983年10月26日 偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1)

ロンドンに住む花屋の店員アルマは、妻ある歯科医ウォルターとひそかに愛し合っていた。ウォルターの妻がアメリカに渡ると言い出したとき、別れたくない二人は妻の殺害計画をたてて、大西洋を横断する豪華客船に乗り込む。しかし、予期せぬ殺人事件が船内で起きた。伝説的な名警部に間違えられたウォルターは、捜査にあたるはめになり……。 英国推理作家協会賞ゴールド・ダガ―賞受賞、ユーモアあふれる本格ミステリの傑作(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

偽のデュー警部の総合評価:8.62/10点レビュー 29件。Aランク


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全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(9pt)

コミカル要素とミステリーのバランスがめっちゃいい

古い作品ですが、関係なく楽しめた。馴染みやすい個性的なキャラとウィットに富んだ会話、ちょっぴりコミカルな感じもあってミステリーもちゃんとしている。それらのバランスが絶妙に取れた名作やと思います。

すえさだ
ZKC29U3R
No.5:
(5pt)

やっぱり翻訳では伝わりきらない所があるんですかね

評価の高い作品なので期待して読んだのですがイマイチでした。
ユーモアミステリに分類されているので、仮に自分が英語圏の人間だったらもっと楽しめたのかなとも思います。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.4:
(7pt)

期待していたほどではなかったけれども!

時間に余裕のある方にはお薦めです。
途中、まどろっこしいところも?ありますが、おっとりと読む分には楽しめます。
主人公の「偽のデュー警部」がイメージしにくくて、昔でいうと「ポールニューマン」みたいな感じかな~っと、想像してみました。

ももか
3UKDKR1P
No.3:
(7pt)

ユーモラスなのかどうか

本サイトでは、「ユーモア・ミステリ」というタグか付けられていますが、私としては正直疑問に思います。ユーモアのある文が所々で出てきて思わず笑ってしまうことは否めませんが、それが前面に出てくるのではなく、本作品は決して軽い雰囲気で面白おかしく展開していく話ではありませんでした。私としては悲しみや憤りの方がより強く感じられました。

倒叙作品ですので、事件が起きるまでの背景に重点をおいており、偽のデュー警部が誕生するまでがとにかく長い。タイトルを忘れた頃にやっとミステリらしさが出てきます。偽デューの心理描写を排除し、事件の全貌がほとんど掴めないので自分で考えながら読む人にとっては非常に楽しいと思います。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

アガサ・クリスティの匂い

1920年代の大西洋という舞台がオシャレで良かったです。結末にニンマリしました。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

偽のデュー警部の感想

傑作でした。80年代の作品ですが、見落としている名作がまだまだあると痛感しました。

ジャンルとしてはミステリ仕立ての喜劇です。
喜劇というと低俗なギャグもの?と誤解が生まれそうですし、殺人事件が起きているので喜劇は無いだろうと指摘を受けそうなですが、文章・構成・会話がセンスある笑いを誘います。訳者あとがきにもありますが、実在するチャップリンが出てくるあたり、その雰囲気を狙っている本でもあります。

話の序盤は妻の尻に敷かれる40代の歯科医の夫が20代の患者女性と良い関係になっていき、苦悩や願望や人生の刺激などのロマンスが展開されます。ロマンス小説から妻殺害への犯人視点の倒叙ミステリとなり、さらには予想外の事が発生し探偵役に選ばれてしまうドタバタが混ざり、男性=犯人=探偵という不思議な構図になるのも魅力。この設定をどう味付けするかが作家の技ですが、クスっと笑えるやり取り豊富のユーモアな小説に仕上がっているのが良かったです。
実在するクリッペン事件やルシタニア号沈没やチャップリンといった時代の雰囲気が感じられるものの導入は作品にも関係しており効果的。
それでいてラストは見事な形での幕切れという、とても良い作品でした。


▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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