猟犬クラブ



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初公開日(参考)1997年07月
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長編小説

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猟犬クラブ (Hayakawa Novels)

1997年07月01日 猟犬クラブ (Hayakawa Novels)

世界最古とされる切手「ペニー・ブラック」が、郵便博物館から盗まれた。数日後、ミステリ愛好会「猟犬クラブ」の会合では、会員のマイロがジョン・ディクスン・カーの密室講義を読み上げようとしていた。ところが、開かれた『三つの棺』には、盗まれたはずの切手がはさまれていたのだった。窃盗容疑をかけられたマイロが疑いをはらし、ようやく運河に停泊させているナロウボートの自宅に戻ると、船室内には「猟犬クラブ」の会員の死体が置きざりにされていた。南京錠のかかった、まったくの密室状態での殺人事件。エイヴォン・アンド・サマセット警察の警視の座に返り咲いたピーター・ダイヤモンドは、「猟犬クラブ」の推理中毒者たちを相手に、独自の推理で密室トリックに挑んだ―。ミステリの蘊蓄をたっぷりと盛り込み、すべてのミステリ・ファンに捧げる、英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞受賞の、シリーズ第4作。 (「BOOK」データベースより)




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猟犬クラブの総合評価:7.40/10点レビュー 5件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

密室ミステリーへの郷愁

ピーター・ラヴゼイの代表作である「ダイヤモンド警視」シリーズの第4作。密室ミステリーの面白さをテーマにした、軽めの警察ミステリーである。
世界最古と言われる切手「ペニー・ブラック」が、バースの郵便博物館から盗まれた。数日後、ミステリー愛好者の集まり「猟犬クラブ」の会合で会員のマイロが読み上げようとしたディクスン・カー「三つの棺」の中に、「ペニー・ブラック」がはさまれていた。さらに、運河に浮かぶボートで暮らしているマイロが帰宅してみると、船内では猟犬クラブの会員であるシドの死体が横たわっていた。死体があった船室は施錠されており、1本しかない鍵はマイロが所持しており、しかもマイロには完璧なアリバイがあった。どうやって密室での犯行が可能だったのか? ダイヤモンド警視たちと猟犬クラブ会員たちは、知識と推理を総動員して密室トリックの解明に挑戦し、犯人との知恵比べに乗り出した・・・。
犯行の動機や背景は二次的で、もっぱらミステリーの歴史と密室トリックにまつわるあれこれを楽しむ物語である。今どきはそれほど人気があるとは言えない密室ものだが、ミステリーファンならだれもが通過儀礼として一度ははまる面白さを持っていることが再確認できた。さらに、バースという街の情景、登場人物たちの個性が見事に描かれており、シンプルな物語ながら読み応えがある。
シリーズ読者であるか否かを問わず、多くのミステリーファンにオススメできる傑作エンターテイメント作品である。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.4:
(4pt)

厚い本

 1997年に出た単行本の文庫化。ダイヤモンド警視シリーズの第4作。 軽快な作品。プロットが良く練り込まれていて、するすると読み進めてしまう中に謎が隠されている。癖のある登場人物も多く、彼らに惑わされているうちに騙されてしまう。ラヴゼイの特徴がフルに発揮された本格ものと呼べるだろう。 ただ、楽しく読めたのだが、いまひとつ印象が薄い。600頁近くある本なのに、厚さを感じなかった。これまでのダイヤモンド警視シリーズとは違い、あまり重い内容ではなかったからか。
猟犬クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:猟犬クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150747172
No.3:
(3pt)

小気味良い展開

山本やよい氏の訳文は大変軽快で小気味良い。そのせいもあり、読みやすくてどんどんページをめくってしまう。ダイヤモンド刑事の台詞も軽快かつウィットに富んでいて、一本の映画を観ているようである。犯人確定後のシャーリーの描写があったら尚良かった。
猟犬クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:猟犬クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150747172
No.2:
(4pt)

ダイヤモンド警視、密室に挑む

剛直、一本気、昔気質と三拍子揃った「最後の刑事」ダイヤモンド警視も、辞めたり戻ったりの前作まで三作を終えて、ようやく警視として落ち着いたようだ。奇妙なクラブで起こった本格の薫り?の密室に挑む。読み応え充分だ。ようやく落ち着いた警視の前歴を知りたくなった方は、是非前の三作もお読み下さい。
猟犬クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:猟犬クラブ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150747172
No.1:
(4pt)

よしとしよう

本格志向な上質のエンターテイメント。設定がすばらしく、とても楽しく読めます。後味もべつに悪くないです。ただ、設定がすごいわりには、読み終わったあと圧巻という感じは受けないかも・・・
猟犬クラブ (Hayakawa Novels)Amazon書評・レビュー:猟犬クラブ (Hayakawa Novels)より
4152080949



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