帽子屋の休暇
- クリッブ巡査部長シリーズ (8)
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ロンドンから日帰りで行けるイングランド南東部に位置するイギリス有数の海浜リゾートのブライトンで女性のバラバラ死体が見つかる事件。 ブライトン警察から応援を依頼されたスコットランドヤードのクリッブ部長刑事とサッカレイ巡査がブライトンへ行く第二部からミステリらしい物語が始まる。 第一部はロンドンで光学機器を販売するモスクロップという少し変わりもの中年男が休暇で訪れたブライトンを案内することでページを費やしているから読者は少し退屈するだろう。 モスクロップが双眼鏡で海辺の監視をしていて見染めたゼナ・プロセロに近ずくためにゼナの幼い息子ジェイスンに棒菓子を買い与えるところでグレアム・グリーンの『ブライトン・ロック』を評者は思い出してしまったのです。 この菓子はきっとブライトン・ロック(日本の金太郎飴のような菓子)ではないかと想像してしまったのです。 グレアム・グリーンの『ブライトン・ロック』と『帽子屋の休暇』とは時代は異なるが事件の起きる街が同じブライトンである。 グレアム・グリーンは『ブライトン・ロック』で信仰や神をテーマにしていたことを思いだすと本書でピーター・ラヴゼイは、この物語の終わりで法と倫理と罪ということをテーマにしているように思えたのです。 グリーンの作品もラヴゼイの作品も狂気の少年の暴力をテーマにしていたので興味深く比べながら読み終えました。 | ||||
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帽子屋がなんなのか分からずじまい。作中一度だけ帽子屋という単語がでてくるけど、何となく帽子と準主役の商売道具望遠鏡が関係あるのかなーって思うくらいでよく分からなかった。覗きが趣味の準主役のとぼけた言動が笑いを誘う。 | ||||
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海水浴場のブライトンで、ある女性を好きになった男がやがて・・・というお話。 まぁよくある推理小説ではありましたが、そこはラブゼイ氏だけあって、平凡な素材を非凡な作品に仕上げており、好感をもてました。避暑地ブライトンの様子もよく書き込んであり、短いながらも濃密な時間を過ごす事ができて読んでよかったです。このシリーズの初期はあまり感心しませんでしたが、ここにきて筆力が向上したのか、これからの展開が楽しみなシリーズになりました。 歴史ミステリの佳作。機会があったら是非。 蛇足ですが、訳者あとがきで触れられている、この小説が翻訳された頃(98年頃)、日本で起きた類似の事件というが何なのか、気になりました。覚えていないので。この頃、日本を騒がせた事件って何かありましたっけ。どうでもいいけど。 | ||||
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一世紀前の大英帝国のリゾート地を舞台に,今で言うストーカーみたいなオッサンが巻き込まれる殺人事件。ラヴゼイの長編第四作目にしてクリップ部長刑事物の4作目。 近年のダイヤモンドシリーズのような奥行きの深さは見られないものの,もちろん巨匠ラヴゼイの作品,単なる歴史ミステリーにとどめず,矯正不能と思われる生まれついての犯罪者をどうするのか・・という現代にも通じる(あるいは人間社会の抱えた永遠のテーマか?)重要な課題を読者に突きつけている。 | ||||
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