地下墓地



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初公開日(参考)1999年12月
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長編小説

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地下墓地 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2004年12月01日 地下墓地 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ダイヤモンド警視は、遺跡の地下で発見された人骨の身元照合に奔走していた。現場付近で『フランケンシュタイン』が執筆されたことを突き止めたマスコミが「怪物の仕業か!?」と煽るため、早期解決を目指したのだ。だが、骨董商殺人事件を捜査中のウィグフル主任警部が殴打され、昏睡状態に!生死の境を彷徨う同僚に代わり殺人犯も追ううち、ダイヤモンドはふたつの事件の間に不可解な繋がりを見いだし、真相に迫っていく。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

地下墓地の総合評価:8.67/10点レビュー 3件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

見事な全体構成にワクワク

ピーター・ダイヤモンド警視シリーズの第6作。遺跡の地下で発見された古い人骨と現在の殺人事件を巧妙に結びつけた、ベテランならではの上手さが光る犯人探しの警察ミステリーである。
バースが誇る遺跡ローマ浴場跡の地下室で発見された人骨が、予想に反して20年ほど前のものであることが分かった。発見場所には、かつて「フランケンシュタイン」が執筆された家があったことからマスコミが騒ぎ始め、ダイヤモンド警視は人骨の身元確認に追われることになった。同じ頃、バースを訪れていた、フランケンシュタインの著者を研究しているアメリカ人大学教授が掘り出し物の古書を見つけ、更なる宝物を夢中になって探しているうちに、教授の妻が突然姿を消し、市内を流れる川から殴殺された女性の遺体が発見された・・・。
本作もまた、無関係に見えた2つの事件が複雑につながり、読者を推理の迷路に誘い込んで行く。基本は犯人探し、フーダニット、ワイダニットだが、数々のサブエピソード、伏線が見事に張り巡らされており、さらには「フランケンシュタイン」やブレイクの水彩画などの蘊蓄、味わい深いユーモアがちりばめられ、実に多彩な魅力を持つエンターテイメントに仕上がっている。
シリーズファンには絶対のオススメ。シリーズ未読の方でも十分に楽しめること間違いなし。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2:
(5pt)

ダイヤモンド警視シリーズはピター・ラヴゼイの傑作である。

ピーター・ラヴゼイのダイヤモンド警視ものは、特に評者の気に入ったシリーズだから、『最後の刑事』を読み始めてから『漂う殺人鬼』まで過去8作品を読んでいたが、メアリ・シェリーのことやバースの街のことなどに興味が蘇り、本書『地下墓地』を再読してみることにした。
 10年ほど前に読んだ本だから、いくら”笊で水を掬う如く”読んだ本のことを忘れてしまう評者でも、本書を読み始めてすぐに犯人やストーリー展開などの粗筋が蘇ってきた。
 が、メアリ・シェリーの『フランケシュタイン』にかかわることが、本作中でかなり重要なテーマとなっていたことを、再読することによってあらためて知り驚いてしまった。
 物語は、観光地として有名なイギリスのバースと言う街の古代遺跡のローマ浴場の地下室で、白骨化した人間の手が発見されたことから始まる。
 アメリカから妻と観光旅行に来たジョー・ドゥーガンという大学の教授が、歴史的な遺物を見るとたまらなくなる歴史ヲタクであり、たまたま古本屋で見つけて買った『ジョン・ミルトン詩集』を、メアリ・シェリーが所有していた本であったと推測することから事件が進展してゆく。
 このジョー・ドゥーガン教授が、「ディオダディ荘の怪奇談義」から始まり、メアリ・シェリーがイギリスに帰り、このバースの街で『フランケシュタイン』を書き上げた経緯まで語らせる下りは、さすがピター・ラヴゼイならではと感じたのは評者だけではないだろう。
 とにかくピーター・ラヴゼイのダイヤモンド警視シリーズは、作品ごとにモチーフも新たにしながら読者の期待を裏切らない上質なミステリになっているから、ダイアモンド警視ものを堪能するには、『最後の刑事』から各作品を読み進める事をお勧めしたい。
 このシリーズ7作目の『最後の声』でダイアモンド警視は、愛妻のステファニーを失うから、この『地下墓地』では、ダイヤモンド警視がなんとなく陽気な感じに書かれていたように思えたのは評者だけだろうか。
 評者は、2007年翻訳出版された『処刑人の秘め事』だけが未読?のようだから、これから読んでみようと思っている
地下墓地 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:地下墓地 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150747229
No.1:
(4pt)

警視はヘビメタ・ファン!!

バースの有名な遺跡「ローマ浴場」から それ程古くはない人骨が発見されます。さらに発見現場は「フランケンシュタイン」が執筆された場所でもあることが分り 大騒ぎに。警視が若い頃 ブラック・サバス,アイアン・メイドン,モーター・ヘッドなどヘビメタ・ファンだったという記述に愕然と。
地下墓地 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:地下墓地 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150747229



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