女の顔を覆え
- 警察小説 (526)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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アダム・ダルグリッシュ警部シリーズ第1作目にしてジェイムズデビュー作。現在刊行されている彼女の諸作品からは想像がつかないほど、本の厚さが薄いことに驚かされるだろう(大げさか)。本の薄さと相まって物語もシンプルだが、では内容も薄いかというとそうではない。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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1977年のハヤカワ・ミステリで読んだ。本そのものも黄ばんでいたが内容もやはり少し古かった。時代によるものでしょうが訳も今から思えばおかしいところがある。例えば「ドアのボルト」とは閂の事ではないか。また主人公のダルグリッシュの性格が現代には合わないと思う。しかし筋の展開は面白いと思う。 | ||||
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デビュー作にしてこの恐るべき完成度。若書きの未熟さが全く見当たらない。今は亡き評論家の瀬戸川猛資が1960年代に書かれた最良の本格ミステリと激賞していただけのことはある。とにかく被害者であるメイドの複雑な人物像が強烈で一読忘れ難い。 プロットの枠組みは古典的カントリーハウス物のものだが、牧歌的な要素を排除した辛辣な描写の果てに訪れる結末の中に垣間見える慈悲や救済には心底感動させられる。ジェイムズ作品の美質である伏線の妙味も見事で真相を知ったあと読み返してみると、その技量には舌を巻く。 | ||||
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JD James の処女作。アガサクリスティーの後継者として高い評判を得ている彼女だが、一読すれば納得できる。しかし、作品はどれも展開が少なく、米国のハードボイルド作品の読者向きではない。しかし、この読みにくさに耐えた後の読後感は爽快だ。また次の作品を読みたくなる。晩年の作品がより入手は容易であるが、まずはここからはじめることをお薦めします。優れた作者というのは誰もがその処女作で完成の域に達しているということを納得する。 | ||||
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