ダルジールの死
- ダルジール警視シリーズ (20)
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ダルジールの死の総合評価:
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あらためて気付かされた小説でした。 | ||||
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評者がレジナルド・ヒルのダルジール警視シリーズを読んでいたのは十年以上前までの作品であり、Amazonのおすすめのなかで、本書『ダルジールの死』という本を目にし、タイトルに興味をもち注文してしまった。 本書ではダルジール警視が信頼する部下のピーター・バスコーが主人公として活躍する。 この作品を刊行したのが2007年であるからロンドン地下鉄の爆発テロの2年後であり、今なおテロリズムがヨーロッパ各地で頻発しているからシリアスなテーマとして読むことができるストーリーとなっている。 意識不明となったダルジール警視も生死の闇の世界から登場させるヒルの気遣いが覗えるが、ドジなヘクター巡査も何の因果なのか(本書を読むと分かります)ジャガーに跳ねられて同じ病院のベッドで治療を受けている。 すべてはこの二人で始り、著者のヒルは、エンディングでもこの二人で読者を楽しませるように書き終えている。 秀逸とまでは評価できない作品であったが、久しぶりにヒルのダルジール警視シリーズを楽しむことができたので星は5ヶ進呈である。 ヒルの作品には、よく聖書やシェークスピアなどから引用された文章が多く挿入されているのだが、必ず脚注があり、訳者の松下祥子さんに感謝しながら読み進むことができた。 毎夜就寝前に本を読むという習慣は、辛いことなどを忘れさせてくれながら眠りにはいる効果があるから止められない。 | ||||
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ええ~死んでまうの~アンディー~って感じですよね、このタイトル。 一体、この話どうなってまうの~肝心なおデブのおっちゃんがベッド の上で、空中で彷徨い続けちゃって~って冒頭はそんな感じでした。 それが、意外や意外! ヘクターですよ、あのドジでノロマ(どっかで聞いたような…)いや、 そんな平易な表現ではすまない、やっかい者ヘクター巡査が、この回 は深く抉り出されています。 個人的には、毎回このヘクターの間抜けっぷりに笑わせて頂きました。 しかし、彼の素顔はそんな単純なものではなかったと。 意外な一面が覗けて、とても楽しめました。 | ||||
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日本人にとって、世界にとって、馴染み深いけどあんまし魅力的ではないイギリスも 近年、テロによる事件が発生し、それにともない 社会不安や国家体制が変革していく様が、このクロニクルにも投影されてきています。 銃声をききつけたヘクター巡査の通報により、当直(!)のダルジール警視と 休日にもかかわらず警視のお守りを託されたパスコーは、 銃声のした現場で爆弾の暴発に巻き込まれる。 警視は瀕死の重傷、パスコーは警視の巨大な盾により重傷はまぬがれた。 生死の境をさまよい生と死を浮遊するダルジールが乗り移った、いつもは控えめ優等生なパスコーが 孤立無援、猪突猛進で爆破事件に絡む組織的な連続殺人事件を捜査していきます! 最後の最後までサスペンス要素が強く引き込まれるストーリーで、結末もドキッとさせます。 ファンなら衝撃なタイトル「ダルジールの死」。いつもより読みやすく、ストーリーも爽快。 いつもダルジールは、みんなに悪態や暴言をはいているのに、 パスコーたちにとって、彼は「なくてはならない山みたいな存在」だったんですね! とくにパスコーファン、ついでにヘクターファンには超お勧め! | ||||
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ダルジールの死〔ハヤカワ・ミステリ1810〕 (ハヤカワ・ミステリ 1810 ダルジール警視シリーズ) このシリーズはダルジール警視シリーズとなっているが、主人公はその部下の有能なパスコーである。 ふだんは上司をおちょくってばかりのパスコー警部だが、ダルジールが危機となるや、彼のもう1つの面が全開になる。 治安組織の官僚的な迷宮で、他人をスパイして回るパスコー(とはいえ遠慮しつつというのが彼らしい)、病院のベッドで号泣するパスコー、ダルジールの危機に、パスコーは冷静でつつましい日ごろの姿をかなぐり捨てて、捜査に猛進する。 それでもなお庭でお茶を楽しみ、パブで飲み食いする姿はイギリス的である。 | ||||
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このシリーズの愛読者にとって題名が衝撃的なのは勿論だが、中身も相当に衝撃的。 テロリズムと復讐の問題について、これほど真摯にミステリの領域で突き詰めた作品があっただろうか? マンネリズムに陥りがちなシリーズ物が多いなかで、齢70を越す作者の意気軒昂さには頭が下がるしかない。ただただ傑作! | ||||
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