アキレス将軍暗殺事件
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まるで三流映画でも観てる気分。 | ||||
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主人公ファンドーリンは若くて、敏捷で、機転が利くことにつけては探偵として申し分ない。それこそ、どれをとっても主人公として十分な素質とカリスマを備えている。 私が面白いと思ったのは、そういった主人公の活躍とそれを支える非凡な才能だけではなくて、実は伏線としての殺し屋「アキマス」が細かく描写されている点だ。殺し屋の生い立ちから始まって、殺し屋として生まれたかのような背景を描いている。地政学的な理由からコーカサス地方一帯は21世紀の今もテロの温床地帯として見られたり、キリスト教世界とイスラム文化圏との境界にある地域としてさまざまな意味で特殊性を持っている地域だ。そんな現状とこのファンドーリンが活躍した時代とが二重写しになって見えてくる。十分すぎるほどにこの殺し屋を描き、一部の隙も見せない殺し屋を登場させることによって、ファンドーリンの探偵としての活躍ぶりを一層際立たせてくれたのではないか.... | ||||
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アクーニンさんの、ファンドーリンを主人公にした捜査ものを読むのは2冊目。19世紀末のロシアを舞台に今回は世界を股にかけるプロ中のプロの殺し屋アキマスと対決する。お題は、国民の人望厚い将軍の証拠を残さぬ殺人。そしてその殺しをめぐって「ジャングル」のように張り巡らされた、貴族や役人、そして盗賊らの陰謀。そして事件の鍵を握る美人歌手ワンダ、ファンドーリンの日本人の下男マサ、と役者もそろっている。 血なまぐさい話なのに、どこか大らかで、楽しく読めてしまうのは、天才的なんだけれど時には失敗もするファンドーリンのキャラクターと、電話もまだ開発途上という時代を舞台にした、ちょっとノスタルジックな感じがもたらす「柔らかさ」のせいかな。翻訳さえ出れば何冊でも読めてしまいそうです。 | ||||
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史実の事件を下敷きに書かれたミステリー。 恥ずかしながら史実を知らなかった私でも 楽しく読める面白い内容でした。 題材の選択が良かったんだと思います。 しかし,コインの裏表を100発100中で当てたり, 日本の武術を身につけているような話があったりと 随所でものすごい強さをみせる主人公なのに, ここぞで凡人並みのミスをおかしてやられる。 どことなく設定に甘さを感じてしまう。 また,第二部の犯人の生い立ちが長すぎ, 主人公と犯人の対決となる第三部クライマックスが短すぎると 構成に疑問も感じる。 ということで,まぁまぁ。 | ||||
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