寒い国から帰ってきたスパイ
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品には、(というかルカレの作品には)美女をはべらせスポーツカーを飛ばし、銃弾を交わしながら悪の大物を追いつめるようなスパイは登場しません。悲しいかな、偏狭で融通のきかない巨大な官僚機構の歯車にすぎないと書かれています。そういった設定は大変にリアルに感じられました。作品には現地スパイへの送金方法、敵の目のくらまし方など多くのスパイ小説なら書かれないような要素が紹介されます。もちろんフィクションなのでしょうが、登場人物にのみにスポットを当てる作品と異なり組織そのものがリアルに描かれるところが面白いのです。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
配達迅速。商品良好。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体的に無機質な印象を持ったけど、それが等身大の主人公があくまで組織の歯車でしかないことを暗示してたようにも感じるし、ハイスペによるスパイアクションにはない重みを与えてたと思う | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ル・カレの代表作のひとつであるだけでなく、スパイ小説を語るうえで絶対に欠かせない名作とされる。古さを感じるという声もあるようだが、自分は全くそんな感じはしなかった。本作の発表は1963年とのことで、同年にはイアン・フレミング「女王陛下の007」が発表されるなど007シリーズ全盛時代と被ってるわけで、両者の作風のあまりの違いには驚く。 とにかく、読み始めから最後までかなりの緊張感・緊迫感を強いられ、読了後は疲れを感じるくらい。銃撃戦やカー・チェイスの場面などは登場せず、リアリティのある物語展開が続くが、意外な真相も用意されており、エンタテイメント性も十分にある。あと、ル・カレ作品おなじみのスマイリーも登場する。ただしチョイ役である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スパイのリアルを感じる作品。英雄譚ではない、いい意味で地味な世界であるが、そこには確実に人の気持ちが原因で動く世界がある。何を信じて、どのような信念を持って、個人とイデオロギーの狭間で対決する国と国。東西冷戦時代は様々なことで対立があり、世界中が緊張していた時代だろう。作品では東独と英国の間で暗躍するスパイの(フィクションだが)リアルな活動を知ることができる。後半で真実が明らかになったときは、恐ろしさに震えた。これを生業にしている人の精神的なタフさに舌を巻く。また、ラストシーンは衝撃的だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
星3つにしたのはつまらないからではありません。読む人によっては、退屈に感じるかもしれないと思ったからです。地味なスパイ小説で、誰が協力者で、誰が敵で、そもそも何の作戦なのかさっぱり分かりませんが、終盤まで読むと物語の全体像が見えてきます。今、本編を読んでいて退屈しのぎにコメント欄を見ているそこの貴方。諦めずに最後まで読破して下さい。ラストシーンで人間味を押し殺して生きてきた主人公リーマスが、最期に思い描いた光景に心が打たれます。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 80件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|