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寒い国から帰ってきたスパイ
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【この小説が収録されている参考書籍】
寒い国から帰ってきたスパイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 1~20 1/4ページ
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配達迅速。商品良好。 | ||||
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全体的に無機質な印象を持ったけど、それが等身大の主人公があくまで組織の歯車でしかないことを暗示してたようにも感じるし、ハイスペによるスパイアクションにはない重みを与えてたと思う | ||||
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ル・カレの代表作のひとつであるだけでなく、スパイ小説を語るうえで絶対に欠かせない名作とされる。古さを感じるという声もあるようだが、自分は全くそんな感じはしなかった。本作の発表は1963年とのことで、同年にはイアン・フレミング「女王陛下の007」が発表されるなど007シリーズ全盛時代と被ってるわけで、両者の作風のあまりの違いには驚く。 とにかく、読み始めから最後までかなりの緊張感・緊迫感を強いられ、読了後は疲れを感じるくらい。銃撃戦やカー・チェイスの場面などは登場せず、リアリティのある物語展開が続くが、意外な真相も用意されており、エンタテイメント性も十分にある。あと、ル・カレ作品おなじみのスマイリーも登場する。ただしチョイ役である。 | ||||
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スパイのリアルを感じる作品。英雄譚ではない、いい意味で地味な世界であるが、そこには確実に人の気持ちが原因で動く世界がある。何を信じて、どのような信念を持って、個人とイデオロギーの狭間で対決する国と国。東西冷戦時代は様々なことで対立があり、世界中が緊張していた時代だろう。作品では東独と英国の間で暗躍するスパイの(フィクションだが)リアルな活動を知ることができる。後半で真実が明らかになったときは、恐ろしさに震えた。これを生業にしている人の精神的なタフさに舌を巻く。また、ラストシーンは衝撃的だった。 | ||||
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星3つにしたのはつまらないからではありません。読む人によっては、退屈に感じるかもしれないと思ったからです。地味なスパイ小説で、誰が協力者で、誰が敵で、そもそも何の作戦なのかさっぱり分かりませんが、終盤まで読むと物語の全体像が見えてきます。今、本編を読んでいて退屈しのぎにコメント欄を見ているそこの貴方。諦めずに最後まで読破して下さい。ラストシーンで人間味を押し殺して生きてきた主人公リーマスが、最期に思い描いた光景に心が打たれます。 | ||||
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スパイ小説の古典と言われるだけに「スパイ小説の根本的な面白さ」というものを味わえるかもと思って読んだ。しかし状況、状況説明が分かりにくい。ただでさえ二重スパイの駆け引きという話の内容自体も錯綜していて分かりにくいのに。このレビューでも中途で挫折したという人がいるのはよくわかる。そして雰囲気がとにかく、暗く、冷たい。まさに寒々としているといった感じ。なんかハイブロウで、文学性はあるような印象を受けたが・・・。 | ||||
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著者はイギリスの外務省に入り、M15、M16での訓練を受けた外交官であり、特に西ドイツでの大使館などで働く傍ら、スパイ小説を書き始め、この作品で一躍、アメリカ、イギリスで、この部門の金賞を取り、ブレイクした作家でもある。 時代は東西冷戦の真っただ中、ベルリンの壁が構築されていた時代のイギリス諜報部と東ドイツ諜報部に所属する諜報部員の暗躍とスパイ・謀略に巻き込まれる彼らの複雑な関係を通して、西側・東側の国家間の諜報合戦のすごさを、見事に描いて見せてくれる。 国は違えど、時は違えど、現実の政界の見えないところで行われているスパイ、諜報、策謀の姿を、スパイ小説という手法で描いて見せてくれていて、圧巻と言える。最後の方で私は「見失いかけた」が、そのまま読み進めて行けば、筋書きがまた見えてきた。 スパイ小説を読んだことの無い私にも、何とかついて行けた作品だが、再度、時を置いて読んでみたい作品である、お勧めしたい小説である。 | ||||
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抑えられた表現、丁度よい長さ疲れた日に読むのに向いてます。 | ||||
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説明の通りで満足です。 | ||||
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誤訳が山ほど。笑いだしそうなのも、内容的に間違っているのも。途中で挫折して原作に行きました。読める方は絶対原作で読んでください。テンポもいいし、ハラハラさせもします。翻訳があまりにひどいです。有名な方なのに。 | ||||
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ル•カレの第三作目で、実質的に初めて成功したといえる作品です。中期や後期の作品に比べると、心理と状況ともに描写が浅いと感じる部分もありましたが、紛れもなくル•カレにしか成せない文体で書かれた読み応えのある一冊でした。 もう少し具体的にあらわすと、人物や関係性に対する十分な説明がないままの展開にぼんやりと流されていくうちに、どんどん魅せられ、引き込まれていく感覚、そして流れが濁流に変わった後に、ようやく視界が開かれて物語の全貌が明らかにされる、これこそがル•カレにしか描けない文体であり世界観であると改めて感じさせられました。(他の著者なら、読ませて、引き込む前に読者を逃してしまうでしょう。) ジョージ•スマイリー、ピーター•ギラム、コントロール、といった数年後に書かれるスマイリー三部作の主要人物も登場します。 たびたび場面の端に登場しつつ、ずんぐりむっくりした、メガネをかけた、ホワイトカラー然の、神経質な、小男、などと表現され続けた紳士が、中盤178ページに来たところでころでついに、正式に名刺を差し出すことというしかめつらしい所作によってチェルシー バイウォーターストリートの住人-我らが「ジョージ•スマイリー」であることを表明したときには思わず身震いがしました。 みじめな役回りをあてがわれた果てに、儚く救いのない終わりを迎えるあたりに、スクールボーイ閣下のウェスタビーと本作のリーマスを重ねる部分がありました。 何を対立軸に置いているのか(共産主義やナチズムなのか人物なのか)が最後まで曖昧で、さらに仮想敵役のムントの描写が、カーラのもつ絶対感と比べてあまりにも弱いので、三部作からは見劣りしますが読む価値が十分にある秀作だったと思います。 | ||||
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内容はともかく楽しめるが 惜しむらくは文字の印刷が薄いので読みにくい。 | ||||
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子供のころ両親の本棚に並んでいたのを覚えている。 半世紀以上前の本は、「いま読んでも面白い、いや今こそ読むべきだ」と「時機を逸したら読む必要はない」の両極端に分かれる。前者はバロウズ先生の火星やターザンが当てはまるだろう。 本書は残念ながら後者である。 東西スパイ戦をテーマにした陰謀と騙し合いの話だ。 当時はリアルさが評価されたらしいが、いま読むと地味で退屈で陰気臭いだけの駄作だ。 本書の基本ネタは、後年の作品に影響を与えたようだ。歴史的価値はあるのかな。 | ||||
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スパイ小説の古典ですが、スパイのリアルな行動や内面を描くことによって、普遍的な人間描写に成功している稀有な小説です。 作者のル・カレは最近亡くなりましたが、本国のイギリスでは高い評価で日本でいう純文学作家というような扱いだったとのことです。 それにしても、日本の純文学作品でもこれくらいストーリーが面白く飽きさせない展開で深い作品というのがないのが残念です。とににかく読んでみてください。 | ||||
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さすが、ジョンルイカレ、名作ですね、内容は複雑で十分理解できていないのですが、読みご耐えが圧巻で、とても良かったです、カレの作品、もう一冊読もうと思っています、 | ||||
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007の活劇とは違って、地味だが、ねちねちしたスパイの世界と心理を抉り出している。心理学の本みたいだし、対人交渉の秘訣や留意点も教えてくれる。正直怖い世界の話だ。 | ||||
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状況説明がクドイ! 読み疲れて、途中で読むのを止めてしまった。 | ||||
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海外文学の半分は翻訳が大事だと思うのですが、この翻訳は私と合わないというか、読みにくい。 読むのに難儀しました。 話の内容がどうのこうのより翻訳が合わない。。。 新訳を出してほしいです。 | ||||
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昨年12月、ジョン・ル・カレ氏の訃報を知り、氏の傑作「寒い国から帰ってきたスパイ」を数十年ぶりに再読。 大学卒業後、英国外務省職員として西独(当時)の英国大使館に赴任。しばらくの間、MI5(軍情報部第5課)、MI6(SIS秘密情報部)で働いていたことがあるとも伝えられている。「死者にかかってきた電話」で小説家としてデビュー。 ベルリンの壁が築かれ東西の冷戦が緊張化していた時代。暗躍する組織と情報部員の姿がリアリスティック。それだけに、冷徹な任務の中に描かれる機微な人の情が切ない。複雑で巧妙なプロット、最後までスリリングな物語の面白さは時代が変わっても色褪せることなく読了。 | ||||
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時代が古かろうが新しかろうが、この小説内容をどう受け止めるかで読者の思考水準が明らかになるでしょう。 翻訳の善し悪しを議論するより、とくに難しくもない文章ですので原文で読まれることをお奨めします。 | ||||
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