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寒い国から帰ってきたスパイ
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【この小説が収録されている参考書籍】
寒い国から帰ってきたスパイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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星3つにしたのはつまらないからではありません。読む人によっては、退屈に感じるかもしれないと思ったからです。地味なスパイ小説で、誰が協力者で、誰が敵で、そもそも何の作戦なのかさっぱり分かりませんが、終盤まで読むと物語の全体像が見えてきます。今、本編を読んでいて退屈しのぎにコメント欄を見ているそこの貴方。諦めずに最後まで読破して下さい。ラストシーンで人間味を押し殺して生きてきた主人公リーマスが、最期に思い描いた光景に心が打たれます。 | ||||
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誤訳が山ほど。笑いだしそうなのも、内容的に間違っているのも。途中で挫折して原作に行きました。読める方は絶対原作で読んでください。テンポもいいし、ハラハラさせもします。翻訳があまりにひどいです。有名な方なのに。 | ||||
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内容はともかく楽しめるが 惜しむらくは文字の印刷が薄いので読みにくい。 | ||||
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ル・カレさんが亡くなられましたね。スパイを描く本書は確かに金字塔で、その描写には筆者特有の表現が多く見受けられます。20年以上前に手に取りましたが初心者には正直読書は苦痛を伴います。亡くなられたことでブームが再来しそうな予感もありますが、ル・カレさんは上級者向けのエスピオナージ作家です。もしこのジャンルが初めての方であれば先ずは東西冷戦下の時代背景を舞台にした映画鑑賞や他の作家さんの小説を読んでから本書を手に取ることをお勧めします。 | ||||
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自分の肩は「ゆする」んじゃなくて、「すくめる」んだよ! 誤訳はその他山程あって普通に酷いんですが、この日本語すらおかしい「肩をゆする」がド頻出で、読みながら発狂しそうになりました。 話自体はまあまあ面白いです。 | ||||
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リーマスはスパイ小説の主人公で有りながら、 作中での役割は使い捨ての駒であり、利用されただけの存在です。 その上最後は敵役であった筈のリントの大勝利に終わり 自らは愛人と共に射殺されるというラストを迎えてしまいます。 あとがきでも書かれていましたがスパイを派手に暴れまくる超人ではなく 組織や女や自分自身に苦悩する存在としてリアルに描いたことが 当時としてはとても斬新で、現在に至るまで不朽の名作との評価を受け続けています。 しかしながら、主人公の圧倒的な活躍とカタルシスを期待していた読者は あまりにリアルで報われない結末に驚愕することでしょう(自分もそうでした)。 | ||||
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なんとも苦味のきいた作品だ。 スパイ用小道具もスーパーカーも美女も出てこない。 リアリティに徹した頭脳戦がメインの内容は他の書評にもある様に読み手を選ぶだろう。 正直「海外ではこういうのが受けるのか」と思ったが 007シリーズに辟易している人が意外に多いのかもしれない。 | ||||
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名作と言われて読みましたが、私にとっては今一つ。 はっきり言ってよくわからない。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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情報漏えいを題材であるがスパイもの共通の雰囲気や駆け引きがストーリーを一貫する癖となり、やがて鼻持ちならなくなって、面白いけどいやになる。 | ||||
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今となっては遥かな過去となった東西冷戦下の欧州を舞台とした、スパイ小説であり、また、同時にミステリーでもある非常に凝った作品でした。 このような分野はあまり読んだことが無かったので新鮮でした。 敵・味方が入り混じり、時に逆転劇があり、最後まで静かながら読者を引きつけて読ませます。 しかし、出版されてから半世紀たった作品ですから翻訳も今となっては違和感があるものが少なくありません。例えば、主人公の情報機関の上司が「管理官」? お役所じゃあるまいし。 多分superviserの訳でしょうか。 また会話がいきなりため口になったり興ざめの個所がありました。現代風の表現に改めればまだまだ魅力のある作品であると思います。 | ||||
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東西冷戦時代のスパイが主人公の物語。 正直、ちょっと古くさいかな?と思いながら読み始めました。 登場人物たちの思想や役割、疑念、野心。いろんなものがからまって物語が二転三転。気づいたときには物語に引き込まれていました。 ラストに向けての裁判シーンは圧巻。罠にかけたと思っていた相手は疑似餌で、真の標的はその奥にいた人物なのか、いや実は主人公自身が食べられてしまう餌だったのか。そんな疑惑がどんどん膨らんで、それでも唯一本当だと真実だと思うことを守ろうと。 消耗品だった個が意思をもった個人に戻っていく。戻ったがゆえに、迎えたラストシーン。 冷戦については、物心つく頃にベルリンの壁が崩壊し、実際の社会の情勢や背景は教科書でしかしらない世代ですが、作者がこの物語でう伝えたかったことは、“思想のために犠牲となる個人”への警鐘だそうで、実際に机上で消えていく命のなんと軽いのか。それを感じさせるラストで最後の一行を読み終えたとき、しばらく呆然としてしまいました。 ただ、電子書籍でページが重複している箇所や、突然片言になる台詞まわしが気になってしまったのが残念なところ。 | ||||
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やはり、ソ連を中心とした社会主義ブロックはつぶれるべくしてつぶれた。 | ||||
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多分、本書は私が初めて読んだスパイ小説だ。正直、小説として格別優れているとは思わなかった。スパイ小説の世界ではこの作品は最高峰に位置づけられているとのことだが、スパイ小説を読まない私にはスパイ小説としての本書の魅力を評価することはできない。 本書は冷戦自体のヨーロッパを舞台としたもので、古臭さを感じる読者が少なくないものと思われるが、諜報の世界は厳として現在でも実在するものであり、諜報、特にヒューミントのテクニック自体はほとんど変わっていないと思われる。かつて情報機関で勤務した経験のある著者が描く諜報の世界から、我々が学ぶことが出来ることは少なくない。 | ||||
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本書は、英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」の’63年度、ゴールド・ダガー賞(最優秀長編賞)受賞作であると共に、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」・通称エドガー賞の’65年度、ベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)受賞作でもある。 英米のミステリー大賞を両方受賞するという快挙をなした、“スパイ小説の金字塔”と呼ばれる、もはやクラシックの風格さえ漂う作品である。 従来のスパイ小説が007のように、超人的な能力の持ち主である主人公が、手に汗にぎる危機一髪的な事件で活躍する≪神話≫であったのに対し、本書では、われわれ同様血のかよった人間である諜報部員の真実の姿を、はじめてシリアスに活写してみせたところが、当時高い評価を得た所以だろう。 物語やシチュエーションの古さは否めないが、最近のスパイ小説にくらべればシンプルにも思える筋立てで、最後までストレートに読ませる。どうも最近の小説はどんでん返しが多くて・・・という読者には向いているだろう。恋愛もほどよく落ち着いてストーリーに織り込まれている。主人公リーマスの心からの叫びをぜひ聞いてもらいたい。 余談になるが、私は「ベルリンの壁」崩壊直後の2月に東ベルリンと東ドイツを訪れたことがある。当時の曇った冬空と“寒い国”を思い出しながら本書を味読した。 | ||||
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