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報復
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報復の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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ドン・ウィンズロウの作品は、大昔に『ストリート・キッズ』を、ほのぼのと感じながら読み終え、そのあと『フランキー・マシーンの冬』を、面白く楽しく読んだのを記憶している。 その後『犬の力』を、アメリカの闇を知りながら憂鬱に読んだのも覚えている。 が、今回本書『報復』を読み始め途中で止めようと何回も思いながらなんとか読み終えた。(600頁以上もですよ!) タイトル通り元デルタフォース(対テロ特殊作戦部隊)だった主人公デイヴ・コリンズが妻と息子をテロによって殺され、傭兵隊を組織してテロの首謀者であるアブドゥラー・アジーズを追い詰めて報復する物語である。 絵に描いたような軍事作戦を繰り返し型通りに物語は進んでいく。 ウィンズロウは、これでもかこれでもかと言うほど銃器や兵器など事細かに説明をし、武器オタクではない評者をうんざりさせてくれた。 巻末の解説で杉江松恋氏は、ドン・ウィンズロウは作品ごとに「扉を開けて開けて開けて作家はどんどん先へと進んでいく。そのたびにまったく違った世界を見せられ、読者は毎回卒倒するほど驚きを与えられてきた。」と述べていたが、面白くないから卒倒するほど驚きたくないと思いながら本書『報復』を、なんとか最終ページまで読み終えた。 作品ごとにレベルが低下しながら進んでいく作家もいるようだ、と、解説の杉江氏に提言したいと思いました。 | ||||
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確かにストーリーは一直線だけど、このタイトルだけで「悪人成敗」の爽快感を味わいたくて本書を手に取る読者は多いと思いのではないか?少なくとも私はそうだ。 基本は予想通りだが、その中に紆余曲折があり、さらには武器から人間の大脳皮質に至るまで、うんちくがたっぷり。今回はそれがけっこう多く くどく感じたところもあったけど、ストーリー運びには退屈させられない。期待を裏切られることはなく、読み応えがあった。やっぱりウィンズロウはハイレベルだ。 | ||||
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プロットは至極ありきたりだし、戦闘場面はいわゆるランボーミッション。 このつまらなそうな条件で書いてどこまで読ませられるか?というチャレンジが本書。 ドン・ウィンズロウは圧倒的な筆力で見事それに成功している。 あえてB級娯楽のラインを狙ったものゆえ、この人の普段の作品を期待してはいけない。 ところで本作はアメリカでは出版されていないのだが 『犬の力』で大家になった作者のイメージを壊さないという配慮なのか 或いは話の一部がアメリカのある重大事故と、それにまつわる陰謀論からそのまま拝借しているからなのか 気になるところである。 | ||||
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血がたぎらないというか気が入ってこないというか、対テロ戦のハウツー本を読んだ印象。かといってこの戦い方はすげーなーってのもない。いまさん。 | ||||
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元デルタフォースの強者ディブ・コリンズは、飛行機事故で愛する妻と息子を亡くす。テロであるとの証拠が出てくるが、政府はこれをひた隠しに して事故としてを片付けようとする。彼のたった一人の報復が始まる。彼は、昔の上司に依頼して、最強の傭兵部隊を集め、自分もその 一人としてテロリスト狩りを始める。作者は、豊かな軍事知識を至るところで披露しながら、彼らの戦争を詳細に描く。傭兵たちの出身国は 様々、その個性や家族関係なども掘り下げながら、物語は進められる。ページをめくる手は早くなるが、一方、ほとんどが戦闘シーンで あり、作者の代表作である「犬の力」のような深みがないのが残念。筋にもうひとひねりがあれば、良かったと思うが。 | ||||
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政府がテロを隠ぺいするところから始まる復讐譚ですが、その理由があまりにも粗雑で、のっけからしらけました。 登場人物の役割も、ハリウッドのアクション映画風に書き分けられており、既視感満載の凡作です。 たまには勧善懲悪の単純なストーリーもいいけど、ウィンズロウの平均点を大きく下回る作品。 中高生向きに書いたのかな。 | ||||
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夫婦愛も描かれているし、幼いものや 弱者を助けるためには命を投げ出す 米国人の友人愛も良いですね。お勧めです。 | ||||
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を両立させるのは難しい事であるが、この作品の中ではちゃんと成立している。ページ数もかなり多いですが任務の遂行には必要だったのです。 | ||||
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評価があまり良くなかったのでどうかと思ったが、読んでみるとかなり面白かった。 ストーリー的には目新しいものは無いが、戦争アクションものとしてはよくできていて楽しめた。 ただ、ドン・ウィンスロウとしては異色のテーマと言うこともあってか、コアなファンにはいまいち納得できないようだ。 確かに心理描写などは最低限でアクションに振った作りなので、アクションファンには最高だった。 銃器も豊富に登場し、その描写もカタログ的には正確でその辺も好感が持てる。 ただ1点残念だったのは、弾切れ時の描写だ。 主人公がオートマチックのグロックを撃ったとき、『「死者の舌打ち」が鳴り響く、弾ぎれだ。』と言う表現があった。 死者の舌打ち(デッドマンズクリック)と言う表現自体初めて聞いたが、たぶん撃鉄がから薬莢をたたくカチッと言う音のことだと思う。 リボルバーなら間違いではないが、オートマチックではあり得ない。オートマチックで弾が切れると、スライドが後退した状態で止まり、引き金は引けないので、死者の舌打ちが鳴り響くことは無い。著者の勘違いか? | ||||
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元・特殊部隊の空港安全管理者がテロによってたったいま見送った妻子を失う。しかも政治情勢により、政府や軍は、テロではなく、ただの航空機事故であると公表し、さまざまな圧力をかけて事実を隠蔽する。彼に残されたたったひとつの道は、遺族から慰謝料の寄付を受けて、超一流の傭兵たちを雇い、いっしょに作戦を立て、実行犯とその奥に潜む黒幕を抹殺することだけ。しかも、敵の要塞や資金源の天然ガス施設まで徹底破壊、というたいへん「わかりやすい」アクション小説。 ただし、昨今の世界情勢における原点は「やった、やられた」の繰り返しであることも現実であり、肉親や友人を殺されたことへの「復讐」「報復」の連鎖こそが、殺戮の繰り返しになっていることもあって、ド派手な「傭兵作戦型」のフィクション小説であろうと、違和感と後味の悪さが残るのも事実。 | ||||
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「元デルタフォースの主人公が妻、息子の敵を討つため、10人の仲間と共にテロリストに立ち向かう」 内容はこんなカンジ。 ありふれた、ありがちな設定で、昔見た「地獄の7人」という映画ソックリだ。 ・・・・・・でも最高に面白かった! 戦闘描写、キャラの説明シーンなどがカッコよすぎ(';ω;`) 特に最初の戦闘シーンはノリノリのイケイケ! 著者も興奮しながらこのシーンの原稿を綴ったのでは?と勝手に想像してしまった。 なかなか厚い本だが2日で読んでしまった。 他の方の評価はわりと低めだが、私にとっては「今年読んだ小説ランキング」ベスト3に入る小説だ。 マンガ「ヨルムンガンド」が好きだった方は間違いなく面白く読めるはず。 | ||||
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ウィンズロウはすべて読んでいるが,段々劣化してきたと思っているうちに,遂にここまで落ちてしまったかと嘆息。 粗悪な傭兵ものに昨今の諸々のスパイスを効かせて,ひょっとして映像化を考慮しているという向きもあるし。 買って損したと思わせた久しぶりの代物。 | ||||
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妻子をテロリストに殺された男との復讐譚。 「犬の力」に比べればスナック菓子的な感じだし、「夜明けのパトロール」に比べれば濃厚な菓子的な感じ。 アクション小説としては普通に面白いが、展開は非常にオーソドックス。 悲劇→失意→再起→訓練→任務、という感じです。 アクションに継ぐアクションなので、この手の小説好きには間違いのない1冊。 ただ、いくら何でも値段が高い。文庫で1,600円とはハードカバー並みではないか。 出版不況も頷ける。 | ||||
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ニール・ケアリーシリーズの人物描写を期待して読むと裏切られます。 | ||||
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久しぶりのドン・ウィンズロウの邦訳。 珍しいミリタリー・サスペンス。 2014年の作品らしい。 ストーリーは極めて単純であり、タイトルと冒頭を読んだだけで結末が予想出来る。 ウィンズロウの過去の作品のレベルからすると、中の上くらいの評価だろうか。 元デルタフォース隊員のデイヴ・コリンズは航空機テロで妻子を失う。 絶望の淵から蘇ったデイヴは憎きテロリストを葬るため、元兵士らを集め、自ら闘いの中に身を投じる。 | ||||
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