黒蜥蜴
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.50pt |
黒蜥蜴の総合評価:
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全2件 1~2 1/1ページ
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乱歩の長編の中でも最高傑作の呼び声高い本作。多くのキャストで映像化や舞台化されていることからも完成度の高さが伺える。何よりも、黒蜥蜴と明智小五郎の対決は読み応えバツグン、作品全体に漂う「妖」の文字。これは乱歩でないと描きえない世界観。黒蜥蜴という婦人の本名が明かされないのもそれを強調しているといえる。一度映像化作品か舞台を見てみたい気はする。 | ||||
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美しい女賊と明智小五郎のトリッキイでアクロバティックな冒険物語。乱歩自身の言葉にあるように『子供らしい小説』ではあるように感じたが、それでもやはり面白い。選び出される言葉、紡ぎ出される情景のなんと鮮やかなことか。時代を超えても色褪せない作品とはこういうものだろう。 | ||||
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<表題作の感想のみ> 名探偵vs女賊というシチュエーションがキャッチーで、後に三島由紀夫脚本・美輪明宏主演で上演された事でも有名な作品。舞台用に脚色するにはむしろ都合が良かったかもしれないが、200頁未満の中篇サイズである。 明智vs女賊というコントラストを上げる為か、掲載誌の都合か、はたまた乱歩の気まぐれか、本作品に文代さんや小林少年は登場しない。【注1】 黒蜥蜴は、宝石ばかりでなく美形の男女を拉致しては剥製にして飾るという、なかなかステキなおばさんである。年齢を特定できる描写はなかったように思うが、10年がかりでアジトに私設美術館を拵えたりと、まぁさすがに20代では無理だろう。 どこかで、そもそもは『お勢登場』のお勢を明智と対決させるつもりだったのが、設定を変えてこうなったといったような文章を読んだが、まぁことさらに両作品を関連付ける必要もないだろう。お勢と黒蜥蜴では随分とキャラが違うし。 むしろ、黒蜥蜴のキャラ設定にはカリオストロ伯爵夫人の影響が濃厚だ。 女賊という点だけでなく、両者には船を移動アジトにしている共通点がある。 本作品の特徴は、黒蜥蜴が敵の明智にある種の情を持ってしまうところだと思うが、それにしても、バカバカしいトリックと自嘲しながらも、乱歩は人間椅子のアイディアが大好きだったようだw まぁそれは良しとして、明智(乱歩)の唯物主義には畏れ入る。 すでに殺された剥製とは言え、あんな風に使って悪びれる事なし……ww 【注1】ホテルの周りに5名の部下を配置してたりするが。 | ||||
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1934年(昭和九年)、『日の出』に連載された作品。 大胆不敵、傍若無人の女賊・黒蜥蜴(くろとかげ)vs. 探偵・明智小五郎(あけち こごろう)の知恵比べ、丁々発止の闘争が展開されていきます。 一番の魅力を感じたのは、あたかも宝塚歌劇の麗人の如き黒蜥蜴のキャラでしたね。 ラストの描写をはじめ、明智小五郎への敵対心とともに、彼の頭脳と行動力に心ならずも惹かれていく黒蜥蜴の姿が印象に残ります。 そうそう。明智小五郎が、作者・江戸川乱歩の作品を取り上げるシーンがあって、くすりとしちゃいましたね。こんなのです。 《或る小説家の作品に『■■■■』というのがあります。やっぱり悪人が(中略)その小説家の荒唐無稽な空想を、『黒蜥蜴』はまんまと実行して見せました。》p.120 ※■の箇所には、乱歩の作品名が記されています。ネタバレになるため、伏せ字といたしました。 本作品が執筆された1934年(昭和九年)と乱歩てことでは、久世光彦(くぜ てるひこ)に『一九三四年冬─乱歩』があります。とても魅力的で読みごたえのある小説です。未読の方にはご一読をと、おすすめいたします。 | ||||
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欲しがってた文庫にて 喜んでました | ||||
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猟奇的な理由で誘拐されたりとか、結構えぐいこともありますが、とても面白かったです。探偵小説なので、推理小説ではないから、頭は使わないけれど、すんなり入ってくるし、すぐ読めてしまいます。 | ||||
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