心理試験
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心理試験の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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子供の頃から何度も読んでいる好きな話です。 | ||||
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未読の方はご注意ください
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短編集7作品です。 どれも個性のある読み応えのある作品でグロテスクなものもありますが、どれも読みやすいと思います。 ・心理試験 明智小五郎の痛快な心理返し ・二銭銅貨 友人への手の込んだいたずら ・二廃人 夢遊病者と信じ込んだ末路 ・一枚の切符 尊敬する博士の思い ・百面相役者 ありえない変装 ・石榴 グロテスクなメンタリスト ・芋虫 戦争の悲劇 中でも心理試験と一枚の切符が推理を紐解くあたりがいいと思います。 | ||||
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・サノーさん一言コメント 「しゃべり過ぎた男の完全犯罪未遂。小さな綻びから虚飾を引きはがす、明智の洞察力」 【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント 「人は矛盾した生き物です。良かれと思って、良くないことに突き進みます」 【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):乱歩先生初期の作品だが、巧みな心理描写と「あり得る」トリックにより、人気の高い作品だ。 ウノーさん(以下ウ):文字通り「心理」がテーマで、それによって人は罪を犯し、罪を逃れようとし、罪を認めることになることが、よくわかります。 サ:「心理学」に対する皮肉も、乱歩先生らしい。 ウ:判事の笠森さんがおこなった「心理試験」では、犯人は「別の人」でしたね。 サ:そこから「名探偵明智小五郎」と「秀才で勤勉家・蕗屋」との心理戦となるわけだ。 ウ:自分を「守る」ためにとった行動の数々が、一つ一つ「証拠」へと変化していくさまは、さすがの江戸川乱歩です。 サ:実によく練れていて、さすがの明智小五郎も「もしかして、降参?」と思わせるくらい、完全犯罪としての計画ができている。 ウ:さらに「通常はこうだろう」という「常識」を巧みに利用した「証拠」は「敵ながらアッパレ」でした。 サ:その「証拠」たちから、一点のくもり、陰りを探し出し、そこから一気に崩す。やっぱり明智小五郎には敵わないわけだ。 ウ:やっぱり怖いのは「殺人」の「動機」です。あまりにも自己中心的で、自分勝手ですが、この「動機」を抱く「理由」は、誰もがもっている「感情」かもしれません。 サ:だからこそ、人は生きているだけで価値があることを認め合い、その前提において社会を営んでいる事実を認識しなければならない。 ウ:日本の推理小説で、ここまで論理的に組み立て、描写も含め綺麗に完結させたのは、この作品が最初のほうだと思います。 サ:そして、その「理論」が犯人の「心情」によって打ち砕かれるという「もっていきかた」に、乱歩先生の面白さが滲み出ている。 ウ:読んでおくべき、隠れた名作です。 【了】 | ||||
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江戸川乱歩の入門として、非常に乱歩らしさが感じられる本だと思います。内容も、ユーモアと人間心理の巧みさが光る品です。 | ||||
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本覆刻版には「二銭銅貨」からの著者初期の、まさに至高の短編が網羅されている。 本シリーズは本書を含めて全四冊あり、他は「湖畔亭事件」、「屋根裏の散歩者」、そして「一寸法師」である。 乱歩作品、特に本書収載の短編群は、すべて複数のシリーズで所有しており、すべて既読ではある。 しかし覆刻版のなんとも不鮮明な、しかも読みにくいかな使いで読むと、改めて乱歩が活躍した当時の雰囲気を感じることができる。 これは鮮明な活字で、現代かな使いでは味わえないものだ。 高価であり、マニアがコレクションする以外に勧められるものではないのだが、乱歩作品が真摯に好きなマニアなら、この雰囲気をぜひ味わってもらいたい。 同叢書の「覆刻創作探偵小説選集」全四冊とあわせて、実に味わい深い、また貴重な蔵書となった。 | ||||
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芋虫に☆☆☆☆。その他は☆☆☆程度。 芋虫。あまりの絶望的な状況に胸が苦しくなる。単なる残虐趣味の作品かと思っていると、最後に思わぬ感動が。。 切ない。。 | ||||
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