三角館の恐怖



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初公開日(参考)1988年04月
分類

長編小説

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三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)

2019年09月04日 三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)

築地に奇妙な西洋館が建っていた。正方形の敷地を対角線で半分に割り、建物も中央のエレベーターを境に分割されている。付近の人々に“三角館”と呼ばれるその屋敷を、二軒の住宅としてそれぞれの家族と暮らしているのは双子の老人蛭峰兄弟。遺言により、二人のうち長く生きた方が家督を継ぎ巨万の富を相続することになっていた。雪の日の深夜に鳴り響く銃声。警視庁の名探偵といわれる篠警部が捜査にあたるなか、第二の事件が起き…。ほか「地獄風景」収録。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

三角館の恐怖の総合評価:8.44/10点レビュー 27件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

さらば江戸川乱歩

この作品はエレベータのトリックをクイズで知ってしまったことと
翻訳ものということで読まずにいた。
探偵小説としてスッキリしている。

jethro tull
1MWR4UH4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

シンプルながら本格推理小説の面白さがつまった名作

それぞれ双子の片割れを当主とする二家族が、一つの屋敷の中央対角線部分を壁で分断し、結果二つの三角形が組み合わさった状態で別々に住むこととなった異形の建物「三角館」
さらにその二家族は双子の父親にあたる先代の残した「一日でも長く生きた方に全財産を譲る」という奇妙な遺言のため、長年にわたる確執を持っていた。
そして双子の片方の死期が近いとなった時、とうとう遺産を巡りこの二家族の間で血塗られた殺人劇が幕を開ける……

奇妙な館で奇妙な遺言のせいで殺人が起きるという、お約束ながらもうそれだけで面白い本格ミステリの黄金パターンを扱った本作。
それほど長くはないコンパクトな分量とシンプルな構成の中に、しっかりとしたフーダニットとホワイダニットが用意され、トリックやドラマも仕込まれた無駄のない完成度の高い作品だと感じました。
ミステリ初心者はもちろん、やたら真相を捻りまくる昨今の本格ミステリに疲れたような人にも勧めたい、純粋に本格ミステリ本来の魅力が味わえる一冊です。

本作はロジャー・スカーレットが1932年に発表した海外古典の『エンジェル家の殺人』を原作として舞台を日本に焼きなおしたとされる作品で、実は私はそちらは読んでいないのですが、おそらく当時は「影響を受けて下敷きにしたあくまで別作品」として発表したけれど、いくらなんでもプロットも何もかも丸パクリだったために、現代では乱歩が翻訳した作品みたいな扱いに後からしたんだろうなと邪推してしまいます。(っていうか多分間違いなくそう)
というわけで高得点をつけましたが、あくまで原作の『エンジェル家殺人事件』の方に捧げたい点数ですかね。
(ただ正直私は全体に海外翻訳作品の味気ない文章がどうも苦手なので、翻訳版よりも乱歩が焼きなおしてくれたこっちを読んだおかげで楽しめたんだろうなぁなんて思ってしまうのも事実です)

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.25:
(5pt)

江戸川乱歩

新装版の東京創元推理文庫では、江戸川乱歩の三角館の恐怖が読めて良かったですかと。挿し絵も多数挿入されていて分かり易いでした。
三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)より
4394301033
No.24:
(1pt)

ナレーターが

明智役のナレーターの息継ぎ音がひどくて、話に没入できない。
三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)より
4394301033
No.23:
(5pt)

優れた翻案

タイトルが『三角館の恐怖』ではなく『三角館の殺人』だったら、綾辻行人の館シリーズかと勘違いしそうだ。とはいえ奇妙な館を舞台にした、本格推理ものであることには違いない。怪奇幻想色の強い作品や、猟奇犯罪者と名探偵との対決を描いた冒険探偵活劇といった作品の多い乱歩にしては、本作は珍しく読者への挑戦状まで挿入された、真っ正面からの本格ものになっている。

書かれた時代もあるが、斬新奇抜なトリックメーカーとして名高い綾辻作品と比べると、トリックなどはきわめてシンプルだが、人物造形や描写や展開、見せ方読ませ方のうまさで、ともすれば動きが少なくて退屈になりがちな閉鎖空間の事件を、スリリングに面白く仕上げているのはさすが乱歩。綾辻氏の館シリーズも、こういうアクの強い存在感をもった登場人物が生き生きと活写されていたら、もっと風格や重量感をもった傑作群になったであろうと思う。この点では、翻案ものである本作の原典ロジャー・スカーレットの『エンジェル家の殺人』と比較しても、やはりこちらの方が勝っていると思う。純粋な本格推理の少ない乱歩作品のなかでは、この『三角館の恐怖』と『何者』が、いちばん優れた謎解き本格作品だと筆者は評価している。
三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)より
4394301726
No.22:
(5pt)

面白かった

建物の構造を聞いただけでワクワクしましたが、それをうまくトリックに利用していて楽しめました。
三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)より
4394301033
No.21:
(5pt)

江戸川乱歩すばらしいです。

エレベーターのトリック、犯人捜しの面白さ、江戸川乱歩独特の世界観、素晴らしかったです。人を惹きつける魅力のある作品でした。
三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:三角館の恐怖 (江戸川乱歩文庫)より
4394301033



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