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三角館の恐怖
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【この小説が収録されている参考書籍】
三角館の恐怖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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新装版の東京創元推理文庫では、江戸川乱歩の三角館の恐怖が読めて良かったですかと。挿し絵も多数挿入されていて分かり易いでした。 | ||||
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明智役のナレーターの息継ぎ音がひどくて、話に没入できない。 | ||||
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タイトルが『三角館の恐怖』ではなく『三角館の殺人』だったら、綾辻行人の館シリーズかと勘違いしそうだ。とはいえ奇妙な館を舞台にした、本格推理ものであることには違いない。怪奇幻想色の強い作品や、猟奇犯罪者と名探偵との対決を描いた冒険探偵活劇といった作品の多い乱歩にしては、本作は珍しく読者への挑戦状まで挿入された、真っ正面からの本格ものになっている。 書かれた時代もあるが、斬新奇抜なトリックメーカーとして名高い綾辻作品と比べると、トリックなどはきわめてシンプルだが、人物造形や描写や展開、見せ方読ませ方のうまさで、ともすれば動きが少なくて退屈になりがちな閉鎖空間の事件を、スリリングに面白く仕上げているのはさすが乱歩。綾辻氏の館シリーズも、こういうアクの強い存在感をもった登場人物が生き生きと活写されていたら、もっと風格や重量感をもった傑作群になったであろうと思う。この点では、翻案ものである本作の原典ロジャー・スカーレットの『エンジェル家の殺人』と比較しても、やはりこちらの方が勝っていると思う。純粋な本格推理の少ない乱歩作品のなかでは、この『三角館の恐怖』と『何者』が、いちばん優れた謎解き本格作品だと筆者は評価している。 | ||||
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建物の構造を聞いただけでワクワクしましたが、それをうまくトリックに利用していて楽しめました。 | ||||
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エレベーターのトリック、犯人捜しの面白さ、江戸川乱歩独特の世界観、素晴らしかったです。人を惹きつける魅力のある作品でした。 | ||||
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. 小学生のとき図書館から、手当たり次第に乱歩の「少年探偵団シリーズ」を借り出した時期があり、 友人の中には、このシリーズで「初めて厚い本1冊全部読んだ」というひとも たいへん多かったです。 とにかく、怪しい犯罪のにおいのする事件に小林少年と明智探偵が胸のすく解決をしてくれる・・・ 怖いもの見たさと、「最後は明智探偵がいる」安心感で、乱歩の作り出す小説の世界にはまり込みました。 友達と、「少年探偵の隠れ家」をつくって、「探偵道具」をひそかに隠していたことも懐かしいです。 乱歩の「少年探偵団シリーズ」は、少年向け読み物として不朽の名作と称してよいのではないでしょうか。 | ||||
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私の予想は外れた。横溝正史ファンには、どうしても犯人像が固定されてしまう。相変わらずワクワクさせてくれる乱歩先生。完全にハマってしまい、次で12冊目。何にしようかな〜。 | ||||
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なぜかこの本、2段組み! 学生時代に角川文庫かなんかで読んで、今回懐かしくなって購入。 さすが江戸川乱歩、天才的な文章です。 一語一句、無駄のない文、筋運び。 動悸が重要な本格推理小説で、まさに王道。 ゆえに、犯人の意外性はなく、怪しいやつが本当に犯人だった・・・。 ミステリ好きな私ですが、ロジャー・スカーレットという作家は、 どういう人なのか、検索しても良く分からなかった。 後期乱歩の作品らしく、ジュブナイル的な雰囲気で子どもでも楽しめます。 春陽堂さん、こういう傑作をもっと出版してください!(紙で) | ||||
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挿し絵などもそうだが、犯人当てクイズの懸賞の広告などもそのままで当時の雰囲気が伝わってきてワクワクした。トリックや動機などはクイズにもなっている程度なので途中でわかってしまう。しかし、禍々しく怪しい人物の描写はこれでなきゃ、と思わせる。 | ||||
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内容を書くわけにはいかないのがミステリーです。 どれも乱歩のは面白いのですがこれもその中の一つです。 | ||||
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江戸川乱歩の作品は有名どころは大体読んでる その中で自分が面白いと思ったのは「孤島の鬼」や「黄金仮面」「何者」など この本も期待して読んだがまず「青銅の魔人」と「虎の牙」に関しては少年探偵団シリーズらしくミステリというよりは魔人や虎の恐怖+怪盗二十面相を全面に出した作風で謎解きなどはかなりいい加減な印象 「断崖」は他の乱歩作品「赤い部屋」や「恐ろしき錯誤」などに見られる乱歩得意の空想完全犯罪を展開している そして表題作「三角館の恐怖」だがやはりこの作品を一番面白く読んだ 弁護士のくせにバカすぎるワトソン役・森川にツッコミを入れながらも 怪しく個性豊かな登場人物 読者の解読欲を刺激する筋の通ったトリック 一番犯人ぽくない人が真犯人 興味深い犯人の犯行動機 など基本を押さえた完成度の高いミステリに満足した ただ犯人発覚からエピローグまでが短すぎるのが不満 「青銅の魔人」や「虎の牙」で乱歩が出そうとしたおどろおどろしさはあくまで写実的な子ども向けの恐怖であり大人はそれよりも「実はこの中に人殺しがいます」というような心理的な怖さの方がワクワクできます | ||||
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昭和49年1月30日初版発行版の目録 三角館の恐怖 算盤が恋を語る話 月と手袋 モノグラム 火縄銃 翻案表題作は正当性過ぎて、奇抜な乱歩ものを求める読者にはどうだか? 私は物足りなかった。 良かったのは【月と手袋】でこれが“らしさ”を感じました。 | ||||
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もともとは昭和26年に『面白倶楽部』に連載されたもの。 ロジャー・スカーレットの『エンジェル家の殺人』の翻案。 乱歩がかなり自由に書き替えているが、それでも他の乱歩作品とはまったく味わいが違う。私としては、こうした筆調の方がずっと好きだ。 作品としては、『エンジェル家の殺人』が良くできたミステリなので、こちらの『三角館の恐怖』もそれなりのものに仕上がっている。 原作と読み比べてみるのも楽しいだろう。 | ||||
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もともとは昭和26年に『面白倶楽部』に連載されたもの。 ロジャー・スカーレットの『エンジェル家の殺人』の翻案。 乱歩がかなり自由に書き替えているが、それでも他の乱歩作品とはまったく味わいが違う。私としては、こうした筆調の方がずっと好きだ。 作品としては、『エンジェル家の殺人』が良くできたミステリなので、こちらの『三角館の恐怖』もそれなりのものに仕上がっている。 原作と読み比べてみるのも楽しいだろう。 | ||||
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元版の「エンジェル家の殺人」と比べるとまんまなので笑えます。とはいえ、名前は変えてありますけどね。 しかしそんなことを抜きにしても出来は良く、文句なしに楽しめる作品。原作同様ストーリーに若干の矛盾がありますが、そこは笑って赦すと言うことで……。 本国では既に忘れ去られた作品を(しかも良作)読める(しかも乱歩のおどろおどろ調で)、素晴らしいじゃないですか。 | ||||
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元版の「エンジェル家の殺人」と比べるとまんまなので笑えます。とはいえ、名前は変えてありますけどね。 しかしそんなことを抜きにしても出来は良く、文句なしに楽しめる作品。原作同様ストーリーに若干の矛盾がありますが、そこは笑って赦すと言うことで……。 本国では既に忘れ去られた作品を(しかも良作)読める(しかも乱歩のおどろおどろ調で)、素晴らしいじゃないですか。 | ||||
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乱歩ファンにとっては、戦後初の作品である「青銅の魔人」が読めるだけでも嬉しい。 少年時代に夢中になって読んだ「青銅の魔人」 大人になって読むと、そのあまりに陳腐なトリックに愕然とする箇所も多々あったが、それも含めて乱歩の魅力だ。 トリックが陳腐だろうが、論理が破綻していようが、乱歩なら全てが愛おしい。 漫画やゲームはもちろん、食料さえ満足にない時代、少年達に正義と勇気の物語をプレゼントし続けた功績はあまりにも偉大だ。 その一点だけでも乱歩に対して敬意の念を覚える。 昭和の少年達は、この物語を読んで育った。 内容を語る以前に功績だけでも文句なしに☆5個の評価。 翻案物である「三角館の恐怖」は乱歩の作品の中でも屈指の名作。 奇妙な形の西洋館を舞台に、「少しでも長生きした方に全財産を譲る」という奇妙な遺言を巡っての殺人事件を扱った本格推理物。 三角館という限定された舞台での攻防は手に汗握る緊迫感がある。 戦後初の短編である「断崖」が収録されているのも資料的価値が高い。 乱歩ファンなら押さえておくべき本である。 | ||||
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「エンジェル家の殺人」という外国作品を乱歩が翻案したもので、乱歩的な怪奇趣味は薄い作品ですが、これは面白いですよ。僕は小学校のとき、ジュブナイルで本作を読んで、それからすっかりミステリ好きになりました(^ー^) 遺産をめぐって兄弟が賭けをして、それが元になって二つの家族が互いに憎みあい、そして殺人が起こる…という序盤の展開は日本の古典にはありがちなものですが、中盤からは登場人物たちの思惑が複雑なうえ、密室殺人や謎の盗難事件なども発生し、事件は混迷を深めていきます。 そしてラスト…詳しくは書きませんが、何だか空しい事件だったな、という感想を受けました。ミステリとして完成度は高いと思いますが、深読みする方なら犯人がすぐにわかってしまうかもしれませんね。 | ||||
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「エンジェル家の殺人」という外国作品を乱歩が翻案したもので、乱歩的な怪奇趣味は薄い作品ですが、これは面白いですよ。僕は小学校のとき、ジュブナイルで本作を読んで、それからすっかりミステリ好きになりました(^ー^) 遺産をめぐって兄弟が賭けをして、それが元になって二つの家族が互いに憎みあい、そして殺人が起こる…という序盤の展開は日本の古典にはありがちなものですが、中盤からは登場人物たちの思惑が複雑なうえ、密室殺人や謎の盗難事件なども発生し、事件は混迷を深めていきます。 そしてラスト…詳しくは書きませんが、何だか空しい事件だったな、という感想を受けました。ミステリとして完成度は高いと思いますが、深読みする方なら犯人がすぐにわかってしまうかもしれませんね。 | ||||
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完全密室のエレベータ内でおきる殺人事件としては 白眉の出来として知られる長編三角館の恐怖。 乱歩がテーマとして好み類別トリック集成でも取り上げていた プロバビリティの犯罪「断崖」 そして、少年探偵団物とバラエティに富んだ作品群が この小説に収められています | ||||
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