蜘蛛男



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初公開日(参考)1952年01月
分類

長編小説

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蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)

2015年07月21日 蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)

美術商・稲垣平造が女事務員募集の広告を出した。その広告にひかれて稲垣のもとを訪れた里見芳枝は、その日から消息を絶った。稲垣のために殺された芳枝の死体は腕・足とバラバラに石膏細工の中から見つかる。数日後には、芳枝の姉絹枝も死体となって発見される。不敵な挑戦状を受けて颯爽と立ち上がったのは、犯罪学者・畔柳友助博士とその助手・野崎青年であった・・・・・・。 読者の想像を絶する凄惨な連続美女殺人事件をえがく乱歩長編探偵小説の代表作!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

蜘蛛男の総合評価:6.67/10点レビュー 27件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

『少年探偵団シリーズ』は卒業、ぐらいのタイミングで読みたかった作品

乱歩御大の長編の中でも評価が高い一作。

この小説に登場する犯罪者『蜘蛛男』は
・大胆不敵にも犯罪予告を出し、警察や探偵に挑戦的な態度を取る
・犯罪行為に自身のポリシーや芸術性を求めている
・変装の名人であり、神出鬼没な存在である
・財力にも富んでおり、アジトを持ち手下なども従えている
などとあの怪人二十面相との共通点の多い犯人です。

二十面相との最大の違いは、二十面相の目的はあくまで「盗み」であり、殺人は犯さない、血を見るのさえ極力嫌うある種紳士的でさえある犯罪者なのに対し、蜘蛛男は、自分の狙った美しい女性を猟奇的な手段で殺してみせることが目的の、残酷な殺人鬼である所です。
作品発表はこの作品が先なので、むしろ二十面相の方がこの蜘蛛男から猟奇性や変態性を取り除き、ジュブナイル小説向きに焼きなおした存在であると言えるのかもしれません。

『孤島の鬼』同様、二部構成のようなストーリーで、蜘蛛男の正体と不可能犯罪の謎を暴く本格ミステリ要素が強めの前半と
さらなる大犯罪計画を企てたまま逃亡する蜘蛛男を追うサスペンス要素が強めの後半といった形の作品です。

蜘蛛男の正体は、推理小説を読みなれていない人ならば驚けるかもしれませんが、ある程度以上読んでいる人間にはバレバレです。
私も大人になってから読んだので、犯人の正体(それに伴う諸々のトリック)などは容易にわかってしまったので、『少年探偵団シリーズ』は卒業して次のステップに移行するぐらいの年齢の時に読めれば良かったな、と思う作品でした。

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:
(7pt)

蜘蛛男の感想


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カミーテル
MCFS6K6O
No.1:
(7pt)

蜘蛛男VS明智小五郎

 江戸川乱歩の小説は推理小説であってそうではない。彼の小説はハラハラドキドキさせ、それはまるで子供心をくすぐるように、大人とて例外なく楽しませてくれる<探偵小説>だ。犯人はわかりやすいものが多いが、明智小五郎が登場するシーンはどうしても笑みがででしまう。乱歩は悪役も魅力的で、この蜘蛛男は私の中では常に上位に入る悪役の一人。独特の世界観を味わうにはちょうどいい。

コピーキャット
1OORB9TK
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.24:
(3pt)

数箇所落丁があります

恐らくアプデは無いと思いますがちょっと残念です
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.23:
(5pt)

思い出の一冊

小学校で江戸川乱歩の小説が流行し友人と貸し借りをしていた。
シリーズは子供向けの冒険推理小説で激しい表現は無かった。
高学年になった頃、それまでの子供向けとは趣向が違った大人向けの何冊かのシリーズか発売された。
蜘蛛男はその時に買って読んだ。
石膏像のリアルなイラストのカバー表紙は覚えているが、内容までは忘れていた。
小学生でよく、こんなエログロな小説を読んだなという話に驚いた。
非常に懐かしい一冊だった。
内容は面白くネタバレはしないでおく。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.22:
(2pt)

異常なグロい殺人長編推理小説

犯人の蜘蛛男が好みの若い女性を殺害し、世間に見せ広める異常なグロい殺人長編推理小説です。
蜘蛛男が美術商と称して募集した店員を殺害するところから事件が始まります。
次に撮影所で女優が狙われますが、私はそこで犯人がわかりました。
のちの展開で明智小五郎が登場して犯人に3回も接近できています。
そのうちの2回目で犯人を捕まえるのですが、警察との連携がとれていなくて結局犯人を逃がしてしまい、
3回目では、犯人を1時間も薬で眠らしたのにどうして警察に知らせないのか・・・というお粗末な気がとてもしました。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.21:
(5pt)

奥深いです

子供のころ、ポプラ社版で読みました。今、あらためて原文で読むと、子供向けにはない奥深さを感じます。
蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 (江戸川乱歩文庫)より
4394301122
No.20:
(3pt)

作者が広げた大風呂敷を細かい事は気にせず楽しめば良い典型的なB級エンタメ作品

いろいろバタバタしてる印象で、全体の構成やミステリとしての整合性などは大いに疑問だが、楽しく読了する事が出来た。恐らく当時の読者もそうだろうと思うのだが、なかなか出て来ない明智小五郎の登場だけで、結構嬉しかったりする。子細に見れば変な登場の仕方と言い、その後の犯人との騙し合いと言い、マヌケなんだけど。
 作者が広げた大風呂敷を細かい事は気にせず楽しめば良い典型的なB級エンタメ作品。乱步のエログロ趣味と名探偵明智小五郎がお気に入りなら読んで面白いと思う。「エログロ」と聞いただけで嫌悪を覚える向きは遠慮しといた方が良い。
蜘蛛男  江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8) (角川ホラー文庫)より
4041053358



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