パノラマ島綺談
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パノラマ島綺談の総合評価:
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めくるめく夢物語の中にしっかりとミステリーの要素が含まれていて傑作といっていい作品だと思いました。 | ||||
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本書には、「闇に蠢く」「湖畔亭事件」 「空気男」「パノラマ島綺譚」「一寸法師」 が収められている。 踏み込んではならない 猟奇の世界のグロテスクさもあるが これは乱歩のトレードマークの一つだろう。 「湖畔亭事件」の中で使われるカギとなるトリックは その後「鏡地獄」で展開されるものか。 「パノラマ島綺譚」は20年以上ぶりに読んだが 結構内容を忘れていた。 あとがきにあるように、 確かにパノラマの描写が冗長な感じはするが これも乱歩の徹底したフェティシズム的な こだわりのなせる技。 読んでいるとついついその不思議な世界観に 引き摺り込まれてしまう。 「一寸法師」も謎解きが面白い。 トリックの必然性や蓋然性については いろんな評価がありそうだが、 小説はエンターテイメントである以上 読んで面白いことは大切だ。 乱歩の作品をこの全集を順番に読むことによって 味わっていくことが私の目標です。 私は第2巻はとても楽しめました。 | ||||
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松本清張と乱歩の間は当初良好だった。清張にとってある時期まで作品の方向性が違っていても、日本ミステリー界の重鎮・乱歩と仲良くしておくことは必要な戦略だったのだ。そして清張さん、ある程度自分の執筆姿勢に自身を持ち始めると乱歩や横溝正史の作品に対して批判を始める。所謂「お化け屋敷」発言であり名探偵・明智小五郎などの設定を疑問視する「児戯に等しい」発言だ。なるほど、それは現代の読者である私にも頷けることではある。なにが「ああ、なんと神技のごとき明智であろうか」だか(笑) だが私は、それよりも清張が乱歩作品に対して否を唱えた根底には、乱歩作品にやたらと登場する「天涯孤独ではあるが親が残した幾許かのの財産があり喰うには困らない、それ故に働いていない」という所謂「遊民」どもに対する反感があったのではないかと考察するのだ。職に就いても「こんな仕事に男子の一生を費やせるか」といって辞めてしまい、職を転々とするも結局は長続きしないので無職になり下がる。けれど遺産が入るので働かない。そして犯罪嗜好者になり世間に迷惑を及ぼす。こんな唾棄すべき主人公どもにたくさんの家族を養うため、長い長い下積み生活を送ってきた清張氏が反感を抱かないはずがない。特に本巻に収録されている「空気男」に登場するふたりのバカ主人公には私は憎悪すら感じる。何が、働きもしないで「退屈だ、退屈だ」であろうか。しかも食うには困らず、その上、悪所通いで知り合う??常にやり繰りで汲々としている私などは「ふざけるな!!」と言いたいところである。 なるほど探偵小説の主人公には自由度を持たせるため、時間に縛られているサラリーマンは向かないかも知れない。原稿を書くために机に張り付かねばならない乱歩にとって小説の主人公はせめて拘束を脱した「自由人」でなければならなかったのかも知れない。だが、それにも限りがある。そういう「遊民」設定の主人公があまりにも多すぎるのだ。親だの親戚の遺産でもって食っているヤツなど世に一握りであろう。みな働いて食っているのだ。そして多くの者は「真に自分のやりたいこと」を職業にしているわけではない。皆どこかで妥協しつつも職業を選び、懸命に働いて毎日毎日を生きている。昨今では「就活」などと言って何社も何社も試験を受けて回る学生さんや求職者もいて、なかなか仕事に就くのも大変だ。それが現実の世の中なのである。 山田風太郎氏は乱歩作品を「あと百年は新しい」と評したが、こんな「遊民」を主役に設定した変態作品がそう長く愛読されるとも思えぬ。また、この「空気男」なる作品。掲載誌の休刊に伴い中絶したが乱歩は「いつか続きを書きたい」などと言っていたそうだが、その神経もわからない。 ともあれ、清張氏が乱歩批判に奔った根底には私同様、これら「遊民」設定の主人公どもへの反感があった、と考察するのである。 | ||||
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かなり昔の小説なので、読みづらさはありますがそれを抜きにしても面白いです。 狂っているというか、執念さが凄いなと思わされる作品でした。 | ||||
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今から約100年前くらいに書かれた小説。 書き方などは時々難しいところもあるが、新鮮さを感じる内容で面白かった。 パノラマ島に行ってみたいと思いました。 | ||||
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人魚だとか、その他大勢のパフォーマンスをする人たち、主人公が来たときだけ芝居するとしたらすっごい暇だろうな~と。普段何をしてるんだろうな。裏の方の待機室?でだべってるのかな。それでも暇にも限度がありますが。 | ||||
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