江戸川乱歩傑作選
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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著者初読み。では無いんですけどホントは。小学生の頃の怪人二十面相、ルパン、ホームズから読書が趣味になって行ったんだからね、ただ30年以上前の話で内容は記憶に無い。で、本作ですが、変態全開で凄い圧力。幻想小説の様な、純文学の様な、いずれにしても「文学」を感じる作品が多かった。他の方の感想では、「芋虫」、「人間椅子」等好きな方が多い様ですが、私は「D坂の殺人事件」、「心理試験」が圧倒的に好き。「推理小説」を感じる作品を求めていると言う事かも。乱歩思ったより読み易くて良かった、機会があれば他のも読んで見たい。 | ||||
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収録されている全ての短編に満足しました。バリエーションが豊富で、どの作品も違った趣向の話だったので飽きずに読めます。「心理試験」や「芋虫」が特に気に入りました。 | ||||
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この時代から既に、暗号・密室殺人・安楽椅子探偵・未必の故意等の今やミステリーでは珍しくないテーマを多彩に用いていたのには驚きました。 | ||||
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探偵小説の巨人、江戸川乱歩の傑作短編集。個人的には「人間椅子」と「屋根裏の散歩者」の怪しい世界が良かった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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江戸川乱歩の作品はどれも面白く好きなので、楽しみにしておりました。無事に届きました、有り難うございます! | ||||
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書き出し方に特徴があります。戦後の日本の人間の生活が垣間見えて面白かったです。人間の彷徨いゆく姿が描かれています。 | ||||
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とても満足 | ||||
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「二銭銅貨」「人間椅子」「鏡地獄」「芋虫」など、何十年も前の若い頃に読んだ懐かしい作品が収載されていたので購入しました。 各編ともストーリーをほとんど全く覚えていなかったので大いに楽しめました。 他にも「二廃人」「D坂の殺人事件」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」など、粒ぞろいの傑作が収められています。 巻頭作「二銭銅貨」はE・A・ポーの「黄金虫」ばりの暗号解読ミステリーだが「黄金虫」との違いは物語の最後に大どんでん返しがあること。大どんでん返しは以下の作品にも繰り返し現れる乱歩の十八番 (おはこ)。 「二廃人」は夢遊病者による完全犯罪的な殺人だが、これも最後の大どんでん返しが面白い。 「D坂の殺人事件」は金田一耕助とともに日本の名探偵の代名詞・明智小五郎が初登場する本邦初の密室殺人事件を扱った作品。しかし本作を傑作たらしめているのは、謎解きの妙もさることながら、犯罪に関係する2組の夫婦の谷崎潤一郎ばりのSМ的関係性だろう。 「心理試験」は「D坂の殺人事件」の続編でドストエフスキーの「罪と罰」から影響をうけた守銭奴老婆殺し。犯人の若い大学生が心理的に追い詰められていく後半が秀逸。 「赤い部屋」は怪奇趣味の好短編。女性や子供を含む99人もの人間を、単に退屈しのぎのために殺してきた男の炉辺談話。しかも何の罪にも問われずにそれを成し遂げたその手法が面白い。 「屋根裏の散歩者」完全犯罪を目指した犯人だったが、ほんのわずかな見落としから足がついてしまう。明智小五郎の推理が冴える。 「人間椅子」これはエロティック怪奇談。大どんでん返しが面白い。 「鏡地獄」世の中には金に任せてこんな酔狂をする御仁が確かにいるに違いない。だが女中あがりの可愛い奥様が可哀そう。 「芋虫」傑作の誉れの高い作品だが、意外なほどエロティックな内容であったことに驚いた。 | ||||
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江戸川乱歩の九つの短篇を収めた作品集。 「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「鏡地獄」「芋虫」、この後半四篇が凄い逸品で、前にどこかで読んではいたのですが、改めてノックアウトされました。衝撃を受けました。 「人間椅子」の中に、こんな文章があります。 《悪魔の囁(ささや)きというのは、多分ああしたことを指すのではありますまいか。それは、夢のように荒唐無稽(こうとうむけい)で、無気味な事柄でした。でも、その無気味さが、言いしれぬ魅力となって、私をそそのかすのでございます。》p.262 そうした〝無気味で荒唐無稽な〟幻想が美しく結晶化した精華(せいか)が、前述した四篇ではないでしょうか。そこにはまた、「普通はこんなこと思いついても書かないだろ」とでもいう、ジョン・ディクスン・カー的な稚気(ちき)の心意気が感じられ、嬉しくなったのでしたが。 収録作品中のマイ・ベストは、トリを飾る「芋虫」でしょうか。よくぞこれだけの変態的かつ悪魔的な作品を書いたものだなあと、慄然としましたです。 作中、異形の肉ゴマ(肉独楽ってことか)が、妻を呼ぶのにトントントンと畳に頭を打ちつけるとか、よくこんな幻視ができるもんだと、ぞくり、ごくりと息をのみましたよ。 収録作品ならびに初出年は、以下のとおりです。 | ||||
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