青銅の魔人
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読んだことが無かったので購入。 場面が目の前に現れる 乱歩特有の暗くジメジメとした小説だった。 | ||||
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戦前の作品でも、『妖虫』に巨大なブリキの蠍が登場したことはあったが、二十面相の得意な変装がバージョンアップして、人外のものへ変装(コスプレ)した最初の作品w 前作の『大金塊』は、探偵小説が書き難くなってきた昭和14年の連載だったこともあり、二十面相も登場せず、宝探しの冒険小説の面が前に出た作品であったが、ズタボロの敗戦から四年目、少年探偵団シリーズの満を持した?再開は、掲載誌を戦前の“講談社”『少年倶楽部』から光文社『少年』に移して、怪人二十面相も明確に変装能力を爆上げで再登場。 所詮着ぐるみだというのはネタバレでもないと思うが、四つん這いになって、歯車音とともに、すごい速度で走り去るというのは……w このあたりの方向性は、乱歩の独断か、編集者との打ち合わせの結果か? すわそんなロボコンみたいな装備を開発したのなら、そっちに特化すれば、今ではトヨタ以上の大企業に――なんて思ったのが間違いだった。 機械音は適当な録音で、四つん這いは不思議さの演出。 すごい速度に関しては、なんと二十面相の高い運動能力のおかげだったww【注1】 それに対する少年探偵団と言えば、本作ではオリジナルメンバーは小林団長以外は登場せず、「パン屋町のごろつき隊」ならぬちんぴら別動隊が登場。明らかに戦争で身寄りのなくなったという背景だが、隊長(副団長)のノッポの松は、明智に敬語を使っていた。 これ以降、二十面相の癖になってしまうコスプレが失笑のもとになってしまい、その印象しかなかったが、二十面相が誰に化けているかというフーダニットについては、これもその時代だからという大胆なもので、なるほどあざやか?である。 元々著者の作品は、長篇でも200頁前後の長さしかないが、本作は独自計算の頁数で136頁と、中篇と称したほうがよさそうな短さで、暇つぶしに読んでもすぐに読み終わる。 【注1】その個所を読み返してみると、「すごい速度」の明言はなかった。ただし、そう思わせるように、「その走る早さ(ママ)というものは。」と体言止めされている。確信犯? | ||||
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『青銅の魔人』は、これまでの講談社版やポプラ社版だけでなく、光文社文庫版の江戸川乱歩全集(第15巻)や、岩波文庫版『怪人二十面相 青銅の魔人』が現役で発売されており、すでに古典としての評価は確立されたと言って良い作品である。 今さら作品紹介など不要と判断したのか、青柳碧人による「解説」は、作品についてではなく江戸川乱歩の人間像について、小説風に書いている。この小文がなかなかに良い内容だ。 私は講談社版「江戸川乱歩推理文庫」でもポプラ文庫クラシックでも持っているが、書店で手に取り「解説」に感心したので、また買ってしまった。 今の小学生たちにも、戦後混乱期の昭和という”異世界”を舞台とするファンタジーとして、読んでもらいたいものだ。 | ||||
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丁寧に梱包して頂いたのです。 届いた本も新品同様に状態がよくて、満足しています。 | ||||
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戦前の作品でも、『妖虫』に巨大なブリキの蠍が登場したことはあったが、二十面相の得意な変装がバージョンアップして、人外のものへ変装(コスプレ)した最初の作品w 前作の『大金塊』は、探偵小説が書き難くなってきた昭和14年の連載だったこともあり、二十面相も登場せず、宝探しの冒険小説の面が前に出た作品であったが、ズタボロの敗戦から四年目、少年探偵団シリーズの満を持した?再開には、怪人二十面相も明確に変装能力を爆上げで再登場。 このあたりの方向性は、乱歩の独断か、編集者との打ち合わせの結果か? 所詮着ぐるみだというのはネタバレでもないと思うが、四つん這いになって、歯車音とともに、すごい速度で走り去るというのは……。 すわそんなロボコンみたいな装備を開発したのなら、そっちに特化すれば、今ではトヨタ以上の大企業に――なんて思ったのが間違いだった。 機械音は適当な録音で、四つん這いは不思議さの演出。 すごい速度に関しては、なんと二十面相の高い運動能力のおかげだった……。 それに対する少年探偵団と言えば、本作ではオリジナルメンバーは小林団長以外は登場せず、「パン屋町のごろつき隊」ならぬちんぴら別動隊が登場。明らかに戦争で身寄りのなくなったという背景だが、隊長(副団長)のノッポの松は、明智に敬語を使っていた。 これ以降、二十面相の癖になってしまうコスプレが失笑のもとになってしまい、その印象しかなかったが、二十面相が誰に化けているかというフーダニットについては、これもその時代だからという大胆なもので、なるほどあざやか?である。 元々著者の作品は、長篇でも200頁前後の長さしかないが、本作は独自計算の頁数で136頁と、中篇と称したほうがよさそうな短さで、暇つぶしに読んでもすぐに読み終わる。 | ||||
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