江戸川乱歩名作選
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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推理に力点が置かれた中編と、幻想、怪奇に力点が置かれた短編で構成されています。何れも引き込まれる強い力と、幻惑される不穏な雰囲気、そして淫らな肌触り。大正末期から昭和初期に発表されたのですね、何と言うけしからん時代だったんだ(笑)。どれも面白く読めたが、普段あまり読まない系統の作品で有る「踊る一寸法師」が強く印象に残った。 | ||||
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名作選というだけあって、傑作選とあわせて読むのが乱歩の入門編といったところ。「陰獣」は後世に語り継がれる作品といわれ、完成度が高い。また、個人的には「石榴」「押絵と旅する男」「踊る一寸法師」がお気に入り、どれも乱歩を表すグロテスク、淫という単語が浮かんできて、乱歩の世界にどっぷり浸かれる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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面白かったです | ||||
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新潮文庫には『江戸川乱歩傑作選』というロングセラーがあって、編集部から「乱歩ベストの二冊目を編んでくれ」と依頼を受け、ミステリ研究家の日下三蔵氏が7編を厳選。2016年に上梓されたのが本書である。わたしはこのうち4編はすでに読んだことがあり、初読は『石榴』『目羅博士』『人でなしの恋』の3編だった。 いずれも大正末期から昭和初期に発表された作品ばかりである。この時代はいわゆる大正ロマンと呼ばれる、退廃的な文化・風俗の爛熟期だったろう。今読むとなかなかどうして不道徳な作品ばかりで、いかにも乱歩らしさにあふれている。 とはいいながら、まあこんなもんかという気がしないでもない。読むべき名作は、傑作選のほうに網羅されているからだ。本書は、それで足りない場合はどうぞ、というボーナストラックみたいなもの。なんで今ごろ? という気もするが、解説によると2016年は乱歩の著作権が切れたタイミングで、各出版社が自由に乱歩作品を出版できるようになったのだとか。なるほど。 乱歩の美質は、何をおいても文章の読みやすさにあると思う。声に出して読んでみるとよくわかるが、どことなく講談っぽくて、すこぶる調子がよい。これも今日なお読み継がれている大きな理由になっていると思う。 | ||||
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中篇「陰獣」を始め、江戸川乱歩の作品七篇を収めた日下三蔵・編の選集。収録作品ならびに作品初出年は、以下のとおりです。 | ||||
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何年か前に傑作集を読んだことがあり、これも購入してみました。身になるタイトルは『押絵と旅する男』『陰獣』ですかね。乱歩の代表作ならほかの本でも読めますが、この文庫なら昔ながらの編集で安心感があります。これから楽しんで読みたいと思います。 | ||||
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怪奇ミステリーとしてはもちろん、大正・昭和初期の時代を読むのも面白い。昭和時代からかつての凌雲閣を振り返る「押し絵と旅する男」、当時の夜の暗さが絶妙なトリックとなる「目羅博士」等々。今よりも夜が暗く曖昧で輪郭も定かではなかったからこそ起こる怪奇な現象の数々は、現代でこそより際立つのではないだろうか。 | ||||
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