妖虫
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
妖虫の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯人の落胆度を嵩上げするために、ヒロインの愛猫を、、、三笠探偵の猟奇性を誰も非難しないのが不思議だ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
明智小五郎編ではなく、三笠という老人が事件解決します。 ラストに「お前が犯人じゃ!」となり、謎解きを解明するのがこういう探偵ものの定番だが、これはまさに爽快。最後の最後まで無能を演じ周りから呆れられ立腹された後に、犯人に対してグゥの音も出ないほど徹底的に叩きのめし一気に賞賛を得ます。どんでん返しにつぐどんでん返し。事件解決したと思ったら実は人質は屋根裏に閉じ込められ、屋根裏から滴る血。「オホホホホ。私は勝ちました」とドヤ顔の犯人に対して信じられないような大どんでん返し。ここまで爽快なのは見たことがなく何度も読み直しました。 ネタバレにならないようここまでにしますが、「可哀想だが人の命には変えられん」というセリフには一気に脱力し思わず失笑してしまいました(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
車の中で子供(8歳)向けで流しました。結構食いついて楽しんでいたようです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸川 乱歩さんの作品を結構読んで来ました。そしてパターン化されて来ているのがわかるようになって来ました。他のレビューの方も言われている通りストーリー展開が見えて来て段々つまらなくなって来たので読むのはこの作品で最後とします。 目羅(めら)博士 ・・・自殺者を多数産むビルの一室。その謎を追い、自殺者に代わって同様の手口で犯人にお返し。 恐怖王 ・・・主人公の大江蘭堂に恋した恋仇の凶暴な犯行。 地獄風景 ・・・殺人から殺戮にエスカレートする犯人。 鬼 ・・・田舎の殺人事件の謎を紐解く青年探偵小説家。 妖虫 ・・・蠍(さそり)の死骸や絵などで脅かし、蠍の着ぐるみなどを使用して美人に嫉妬する殺人犯。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
乱歩の作品は、初期の短篇小説、中期の大人向け長編、後期の子供向けに分かれるが、私が一番好きなのは初期の短篇小説。『目羅博士の不思議な犯罪』など、異常な人間心理の襞に繊細に分け入るような描写が好きだ。 本書に収録されている中篇『湖畔亭事件』は、レンズに魅入られ、そしていつしか覗き見をするようになった主人公が滞在した旅館の脱衣所を覗き見するなかで、殺人事件を目撃するという話。前半のレンズに魅入られた男の心理描写が秀逸で、淡々とした描写のなかで異常な作品世界に引き込まれていく。 表題作『妖虫』は、中期のエログロ路線の作品。途中で犯人はわかってしまうけど、富豪の令嬢が拉致されたり、見世物小屋が犯行の舞台となったり、乱歩らしさは満開。気楽に楽しめる作品。 『妖虫』は★3.5、『湖畔亭事件』は★5つ。乱歩の作品を昔から出版している春陽堂さん、50年くらい前に乱歩の短篇小説全集でお世話になった。装丁にも乱歩らしさがあるので、装丁も含めて★5つ。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 13件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|