妖虫

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評判

妖虫の評価:

4.00/5点 レビュー 13件。 D ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 1〜20 1/2ページ
No.28
(4pt)

衝撃のラスト

犯人の落胆度を嵩上げするために、ヒロインの愛猫を、、、三笠探偵の猟奇性を誰も非難しないのが不思議だ
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301734
No.27
(4pt)

衝撃のラスト

犯人の落胆度を嵩上げするために、ヒロインの愛猫を、、、三笠探偵の猟奇性を誰も非難しないのが不思議だ
妖虫 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (創元推理文庫)より
4488401082
No.26
(4pt)

衝撃のラスト

犯人の落胆度を嵩上げするために、ヒロインの愛猫を、、、三笠探偵の猟奇性を誰も非難しないのが不思議だ
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301181
No.25
(5pt)

江戸川乱歩氏の作品の中でも異彩。私的には最高。

江戸川乱歩と言えば、名探偵明智小五郎で有名な日本の探偵小説では最高峰となる小説家である。

明智小五郎、少年探偵団、怪人20面相なる、日本国民の大半が周知する超人気キャラを生み出し、テレビ(テレビすらない家もあった)か読書かすら娯楽のない時代に子供たちに夢を与えてくれた。

それは子供向けテレビ番組にも波及し、BD7なる少年探偵団を主役とした番組はかなりヒットし、そのあまりにノリの良い主題歌に子供たちは熱狂した。私達も仲間内で少年探偵団をつくり、揃いの手書きのバッチをつくり意味無く街中を自転車で走り回っていたのを思い出す。
現代で言うなら誰でも知っている大人気作品、名探偵コナンは江戸川乱歩のオマージュとなる。まあ知らない人はいないだろうが。

その江戸川乱歩といえば、どちらかというと子供向けのイメージだが、二極化しており、この作品はアダルト向けに作られており、犯人の動機も子供には聞かせられない内容となる。
ちなみにこの妖虫の明智小五郎版もあるのだが、老人である三笠探偵をそのまま明智小五郎に置き換えて子供むけに改変しているだけなので違和感あり私的には駄作だと感じる。

こういう探偵ものはすべてそうだが、犯人の動機は何なんだ?と悩みながら読み、最後に犯人に対してズバリと証拠を突きつけ追い詰める所に水戸○門の印籠的な爽快感があり、それは主に明智小五郎がしていたが、これは老人である三笠探偵が行う。そこの描写が素晴らしいのだ。

周りからも無能とレッテルを貼られ、疎ましいとまで思われる(意図的にそういう編集されている)じいさんが、バカにされ蔑まされつつも、徐々にその能力を見せ、まわりの印象を変えてゆき、最後に犯人を追い詰めとどめを刺す。その爽快感は素晴らしい。

そして、最後のどんでん返し。これはある意味衝撃的だ。別の意味で(笑)。
ドヤ顔した犯人が狼狽するのを三笠探偵が嘲笑うが、今の時代にこんなことしたら下手したら犯人と一緒に並んで牢屋に入る可能性すらあるレベル。

だが私にとっては江戸川乱歩最高の作品です。
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301734
No.24
(5pt)

江戸川乱歩氏の作品の中でも異彩。私的には最高。

江戸川乱歩と言えば、名探偵明智小五郎で有名な日本の探偵小説では最高峰となる小説家である。

明智小五郎、少年探偵団、怪人20面相なる、日本国民の大半が周知する超人気キャラを生み出し、テレビ(テレビすらない家もあった)か読書かすら娯楽のない時代に子供たちに夢を与えてくれた。

それは子供向けテレビ番組にも波及し、BD7なる少年探偵団を主役とした番組はかなりヒットし、そのあまりにノリの良い主題歌に子供たちは熱狂した。私達も仲間内で少年探偵団をつくり、揃いの手書きのバッチをつくり意味無く街中を自転車で走り回っていたのを思い出す。
現代で言うなら誰でも知っている大人気作品、名探偵コナンは江戸川乱歩のオマージュとなる。まあ知らない人はいないだろうが。

その江戸川乱歩といえば、どちらかというと子供向けのイメージだが、二極化しており、この作品はアダルト向けに作られており、犯人の動機も子供には聞かせられない内容となる。
ちなみにこの妖虫の明智小五郎版もあるのだが、老人である三笠探偵をそのまま明智小五郎に置き換えて子供むけに改変しているだけなので違和感あり私的には駄作だと感じる。

こういう探偵ものはすべてそうだが、犯人の動機は何なんだ?と悩みながら読み、最後に犯人に対してズバリと証拠を突きつけ追い詰める所に水戸○門の印籠的な爽快感があり、それは主に明智小五郎がしていたが、これは老人である三笠探偵が行う。そこの描写が素晴らしいのだ。

周りからも無能とレッテルを貼られ、疎ましいとまで思われる(意図的にそういう編集されている)じいさんが、バカにされ蔑まされつつも、徐々にその能力を見せ、まわりの印象を変えてゆき、最後に犯人を追い詰めとどめを刺す。その爽快感は素晴らしい。

そして、最後のどんでん返し。これはある意味衝撃的だ。別の意味で(笑)。
ドヤ顔した犯人が狼狽するのを三笠探偵が嘲笑うが、今の時代にこんなことしたら下手したら犯人と一緒に並んで牢屋に入る可能性すらあるレベル。

だが私にとっては江戸川乱歩最高の作品です。
妖虫 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (創元推理文庫)より
4488401082
No.23
(5pt)

江戸川乱歩氏の作品の中でも異彩。私的には最高。

江戸川乱歩と言えば、名探偵明智小五郎で有名な日本の探偵小説では最高峰となる小説家である。

明智小五郎、少年探偵団、怪人20面相なる、日本国民の大半が周知する超人気キャラを生み出し、テレビ(テレビすらない家もあった)か読書かすら娯楽のない時代に子供たちに夢を与えてくれた。

それは子供向けテレビ番組にも波及し、BD7なる少年探偵団を主役とした番組はかなりヒットし、そのあまりにノリの良い主題歌に子供たちは熱狂した。私達も仲間内で少年探偵団をつくり、揃いの手書きのバッチをつくり意味無く街中を自転車で走り回っていたのを思い出す。
現代で言うなら誰でも知っている大人気作品、名探偵コナンは江戸川乱歩のオマージュとなる。まあ知らない人はいないだろうが。

その江戸川乱歩といえば、どちらかというと子供向けのイメージだが、二極化しており、この作品はアダルト向けに作られており、犯人の動機も子供には聞かせられない内容となる。
ちなみにこの妖虫の明智小五郎版もあるのだが、老人である三笠探偵をそのまま明智小五郎に置き換えて子供むけに改変しているだけなので違和感あり私的には駄作だと感じる。

こういう探偵ものはすべてそうだが、犯人の動機は何なんだ?と悩みながら読み、最後に犯人に対してズバリと証拠を突きつけ追い詰める所に水戸○門の印籠的な爽快感があり、それは主に明智小五郎がしていたが、これは老人である三笠探偵が行う。そこの描写が素晴らしいのだ。

周りからも無能とレッテルを貼られ、疎ましいとまで思われる(意図的にそういう編集されている)じいさんが、バカにされ蔑まされつつも、徐々にその能力を見せ、まわりの印象を変えてゆき、最後に犯人を追い詰めとどめを刺す。その爽快感は素晴らしい。

そして、最後のどんでん返し。これはある意味衝撃的だ。別の意味で(笑)。
ドヤ顔した犯人が狼狽するのを三笠探偵が嘲笑うが、今の時代にこんなことしたら下手したら犯人と一緒に並んで牢屋に入る可能性すらあるレベル。

だが私にとっては江戸川乱歩最高の作品です。
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301181
No.22
(5pt)

ラストに集約された面白さ

明智小五郎編ではなく、三笠という老人が事件解決します。

ラストに「お前が犯人じゃ!」となり、謎解きを解明するのがこういう探偵ものの定番だが、これはまさに爽快。最後の最後まで無能を演じ周りから呆れられ立腹された後に、犯人に対してグゥの音も出ないほど徹底的に叩きのめし一気に賞賛を得ます。どんでん返しにつぐどんでん返し。事件解決したと思ったら実は人質は屋根裏に閉じ込められ、屋根裏から滴る血。「オホホホホ。私は勝ちました」とドヤ顔の犯人に対して信じられないような大どんでん返し。ここまで爽快なのは見たことがなく何度も読み直しました。

ネタバレにならないようここまでにしますが、「可哀想だが人の命には変えられん」というセリフには一気に脱力し思わず失笑してしまいました(笑)
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301734
No.21
(5pt)

ラストに集約された面白さ

明智小五郎編ではなく、三笠という老人が事件解決します。

ラストに「お前が犯人じゃ!」となり、謎解きを解明するのがこういう探偵ものの定番だが、これはまさに爽快。最後の最後まで無能を演じ周りから呆れられ立腹された後に、犯人に対してグゥの音も出ないほど徹底的に叩きのめし一気に賞賛を得ます。どんでん返しにつぐどんでん返し。事件解決したと思ったら実は人質は屋根裏に閉じ込められ、屋根裏から滴る血。「オホホホホ。私は勝ちました」とドヤ顔の犯人に対して信じられないような大どんでん返し。ここまで爽快なのは見たことがなく何度も読み直しました。

ネタバレにならないようここまでにしますが、「可哀想だが人の命には変えられん」というセリフには一気に脱力し思わず失笑してしまいました(笑)
妖虫 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (創元推理文庫)より
4488401082
No.20
(5pt)

ラストに集約された面白さ

明智小五郎編ではなく、三笠という老人が事件解決します。

ラストに「お前が犯人じゃ!」となり、謎解きを解明するのがこういう探偵ものの定番だが、これはまさに爽快。最後の最後まで無能を演じ周りから呆れられ立腹された後に、犯人に対してグゥの音も出ないほど徹底的に叩きのめし一気に賞賛を得ます。どんでん返しにつぐどんでん返し。事件解決したと思ったら実は人質は屋根裏に閉じ込められ、屋根裏から滴る血。「オホホホホ。私は勝ちました」とドヤ顔の犯人に対して信じられないような大どんでん返し。ここまで爽快なのは見たことがなく何度も読み直しました。

ネタバレにならないようここまでにしますが、「可哀想だが人の命には変えられん」というセリフには一気に脱力し思わず失笑してしまいました(笑)
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301181
No.19
(5pt)

子供向けに最適

車の中で子供(8歳)向けで流しました。結構食いついて楽しんでいたようです。
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301734
No.18
(5pt)

子供向けに最適

車の中で子供(8歳)向けで流しました。結構食いついて楽しんでいたようです。
妖虫 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (創元推理文庫)より
4488401082
No.17
(5pt)

子供向けに最適

車の中で子供(8歳)向けで流しました。結構食いついて楽しんでいたようです。
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301181
No.16
(1pt)

パターン化された推理小説

江戸川 乱歩さんの作品を結構読んで来ました。そしてパターン化されて来ているのがわかるようになって来ました。他のレビューの方も言われている通りストーリー展開が見えて来て段々つまらなくなって来たので読むのはこの作品で最後とします。

目羅(めら)博士 ・・・自殺者を多数産むビルの一室。その謎を追い、自殺者に代わって同様の手口で犯人にお返し。
恐怖王      ・・・主人公の大江蘭堂に恋した恋仇の凶暴な犯行。
地獄風景     ・・・殺人から殺戮にエスカレートする犯人。
鬼        ・・・田舎の殺人事件の謎を紐解く青年探偵小説家。
妖虫       ・・・蠍(さそり)の死骸や絵などで脅かし、蠍の着ぐるみなどを使用して美人に嫉妬する殺人犯。
江戸川乱歩全集〈第8巻〉妖虫 (1979年) Amazon書評・レビュー: 江戸川乱歩全集〈第8巻〉妖虫 (1979年)より
B000J8H3JE
No.15
(5pt)

収録されている『湖畔亭事件』の心理描写は秀逸です

乱歩の作品は、初期の短篇小説、中期の大人向け長編、後期の子供向けに分かれるが、私が一番好きなのは初期の短篇小説。『目羅博士の不思議な犯罪』など、異常な人間心理の襞に繊細に分け入るような描写が好きだ。
 本書に収録されている中篇『湖畔亭事件』は、レンズに魅入られ、そしていつしか覗き見をするようになった主人公が滞在した旅館の脱衣所を覗き見するなかで、殺人事件を目撃するという話。前半のレンズに魅入られた男の心理描写が秀逸で、淡々とした描写のなかで異常な作品世界に引き込まれていく。
 表題作『妖虫』は、中期のエログロ路線の作品。途中で犯人はわかってしまうけど、富豪の令嬢が拉致されたり、見世物小屋が犯行の舞台となったり、乱歩らしさは満開。気楽に楽しめる作品。
 『妖虫』は★3.5、『湖畔亭事件』は★5つ。乱歩の作品を昔から出版している春陽堂さん、50年くらい前に乱歩の短篇小説全集でお世話になった。装丁にも乱歩らしさがあるので、装丁も含めて★5つ。
妖虫 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (創元推理文庫)より
4488401082
No.14
(5pt)

収録されている『湖畔亭事件』の心理描写は秀逸です

乱歩の作品は、初期の短篇小説、中期の大人向け長編、後期の子供向けに分かれるが、私が一番好きなのは初期の短篇小説。『目羅博士の不思議な犯罪』など、異常な人間心理の襞に繊細に分け入るような描写が好きだ。
 本書に収録されている中篇『湖畔亭事件』は、レンズに魅入られ、そしていつしか覗き見をするようになった主人公が滞在した旅館の脱衣所を覗き見するなかで、殺人事件を目撃するという話。前半のレンズに魅入られた男の心理描写が秀逸で、淡々とした描写のなかで異常な作品世界に引き込まれていく。
 表題作『妖虫』は、中期のエログロ路線の作品。途中で犯人はわかってしまうけど、富豪の令嬢が拉致されたり、見世物小屋が犯行の舞台となったり、乱歩らしさは満開。気楽に楽しめる作品。
 『妖虫』は★3.5、『湖畔亭事件』は★5つ。乱歩の作品を昔から出版している春陽堂さん、50年くらい前に乱歩の短篇小説全集でお世話になった。装丁にも乱歩らしさがあるので、装丁も含めて★5つ。
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301181
No.13
(5pt)

収録されている『湖畔亭事件』の心理描写は秀逸です

乱歩の作品は、初期の短篇小説、中期の大人向け長編、後期の子供向けに分かれるが、私が一番好きなのは初期の短篇小説。『目羅博士の不思議な犯罪』など、異常な人間心理の襞に繊細に分け入るような描写が好きだ。
 本書に収録されている中篇『湖畔亭事件』は、レンズに魅入られ、そしていつしか覗き見をするようになった主人公が滞在した旅館の脱衣所を覗き見するなかで、殺人事件を目撃するという話。前半のレンズに魅入られた男の心理描写が秀逸で、淡々とした描写のなかで異常な作品世界に引き込まれていく。
 表題作『妖虫』は、中期のエログロ路線の作品。途中で犯人はわかってしまうけど、富豪の令嬢が拉致されたり、見世物小屋が犯行の舞台となったり、乱歩らしさは満開。気楽に楽しめる作品。
 『妖虫』は★3.5、『湖畔亭事件』は★5つ。乱歩の作品を昔から出版している春陽堂さん、50年くらい前に乱歩の短篇小説全集でお世話になった。装丁にも乱歩らしさがあるので、装丁も含めて★5つ。
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301734
No.12
(3pt)

身勝手過ぎる動機の殺人犯

醜い容姿のために、美しい女性を殺したいほど嫌うという何とも身勝手な動機で殺人を犯す犯人です。
殺人予告は赤いサソリの屍骸やマークを残したりします。
被害者にとても身近な人が犯人の一味だろうと目星はつけていた人はいたのですが、それが主犯であるとは驚きでした。
また、今回の私立探偵は三笠竜助というよぼよぼのご老人ですが、なかなか推理はいいところをついていました。
それにしても途中に登場するブリキでできているにも関わらずコンパクトに収納できる真っ赤なサソリの着ぐるみには驚きです。
どう考えても重いと思います。
とても今はやりのゆるキャラにはなれませんが、江戸川 乱歩さんの着ぐるみの発想は時代の先端を行っていたのかも知れません。
妖虫 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (創元推理文庫)より
4488401082
No.11
(3pt)

身勝手過ぎる動機の殺人犯

醜い容姿のために、美しい女性を殺したいほど嫌うという何とも身勝手な動機で殺人を犯す犯人です。
殺人予告は赤いサソリの屍骸やマークを残したりします。
被害者にとても身近な人が犯人の一味だろうと目星はつけていた人はいたのですが、それが主犯であるとは驚きでした。
また、今回の私立探偵は三笠竜助というよぼよぼのご老人ですが、なかなか推理はいいところをついていました。
それにしても途中に登場するブリキでできているにも関わらずコンパクトに収納できる真っ赤なサソリの着ぐるみには驚きです。
どう考えても重いと思います。
とても今はやりのゆるキャラにはなれませんが、江戸川 乱歩さんの着ぐるみの発想は時代の先端を行っていたのかも知れません。
妖虫 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (江戸川乱歩文庫)より
4394301181
No.10
(4pt)

探偵小説の巨匠が描く女盗賊物

美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!!

江戸川乱歩 著

『黒蜥蜴』

~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~

   《あらすじ》

社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!!
妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・

   《解 説》

「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。

今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。

真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」

(本文より)

『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。
本書はその原作であたります。

黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。

同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。
婦女子の誘拐もお手の物です。

彼女が集めるのは

「この世のありとあらゆる美しい物」です。

それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛)

しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。
どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。
この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。
バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。

果たして両者の頭脳合戦は如何に??

ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか?

長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。
黒蜥蜴・妖虫 (江戸川乱歩全集) Amazon書評・レビュー: 黒蜥蜴・妖虫 (江戸川乱歩全集)より
4806066370
No.9
(5pt)

江戸川乱歩はやはり素晴らしい

タイトルからしておどろおどろしく、内容もまた猟奇に満ちたもので、昭和の香り漂う作品でした。
少し犯人の特定が早めにできるものの、それでも読ませる作品、乱歩ならではの快作でしょう。
妖虫 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 妖虫 (創元推理文庫)より
4488401082