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黒蜥蜴
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【この小説が収録されている参考書籍】
黒蜥蜴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 1~20 1/3ページ
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<表題作の感想のみ> 名探偵vs女賊というシチュエーションがキャッチーで、後に三島由紀夫脚本・美輪明宏主演で上演された事でも有名な作品。舞台用に脚色するにはむしろ都合が良かったかもしれないが、200頁未満の中篇サイズである。 明智vs女賊というコントラストを上げる為か、掲載誌の都合か、はたまた乱歩の気まぐれか、本作品に文代さんや小林少年は登場しない。【注1】 黒蜥蜴は、宝石ばかりでなく美形の男女を拉致しては剥製にして飾るという、なかなかステキなおばさんである。年齢を特定できる描写はなかったように思うが、10年がかりでアジトに私設美術館を拵えたりと、まぁさすがに20代では無理だろう。 どこかで、そもそもは『お勢登場』のお勢を明智と対決させるつもりだったのが、設定を変えてこうなったといったような文章を読んだが、まぁことさらに両作品を関連付ける必要もないだろう。お勢と黒蜥蜴では随分とキャラが違うし。 むしろ、黒蜥蜴のキャラ設定にはカリオストロ伯爵夫人の影響が濃厚だ。 女賊という点だけでなく、両者には船を移動アジトにしている共通点がある。 本作品の特徴は、黒蜥蜴が敵の明智にある種の情を持ってしまうところだと思うが、それにしても、バカバカしいトリックと自嘲しながらも、乱歩は人間椅子のアイディアが大好きだったようだw まぁそれは良しとして、明智(乱歩)の唯物主義には畏れ入る。 すでに殺された剥製とは言え、あんな風に使って悪びれる事なし……ww 【注1】ホテルの周りに5名の部下を配置してたりするが。 | ||||
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1934年(昭和九年)、『日の出』に連載された作品。 大胆不敵、傍若無人の女賊・黒蜥蜴(くろとかげ)vs. 探偵・明智小五郎(あけち こごろう)の知恵比べ、丁々発止の闘争が展開されていきます。 一番の魅力を感じたのは、あたかも宝塚歌劇の麗人の如き黒蜥蜴のキャラでしたね。 ラストの描写をはじめ、明智小五郎への敵対心とともに、彼の頭脳と行動力に心ならずも惹かれていく黒蜥蜴の姿が印象に残ります。 そうそう。明智小五郎が、作者・江戸川乱歩の作品を取り上げるシーンがあって、くすりとしちゃいましたね。こんなのです。 《或る小説家の作品に『■■■■』というのがあります。やっぱり悪人が(中略)その小説家の荒唐無稽な空想を、『黒蜥蜴』はまんまと実行して見せました。》p.120 ※■の箇所には、乱歩の作品名が記されています。ネタバレになるため、伏せ字といたしました。 本作品が執筆された1934年(昭和九年)と乱歩てことでは、久世光彦(くぜ てるひこ)に『一九三四年冬─乱歩』があります。とても魅力的で読みごたえのある小説です。未読の方にはご一読をと、おすすめいたします。 | ||||
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It came safe in the package and without damage with other products | ||||
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欲しがってた文庫にて 喜んでました | ||||
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猟奇的な理由で誘拐されたりとか、結構えぐいこともありますが、とても面白かったです。探偵小説なので、推理小説ではないから、頭は使わないけれど、すんなり入ってくるし、すぐ読めてしまいます。 | ||||
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"美しい女の左の腕に、一匹のまっ黒に見えるトカゲが這っていた。それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタ動かして、這い出したように見えるのだ。"1939年発刊の本書は戯曲にドラマと数々の女優が演じた魅力的な女賊黒蜥蜴と明智小五郎が対決するスピーディな探偵小説。 個人的には7月28日が著者の文学忌、石榴忌である事から、また黒蜥蜴の名前こそ三島由紀夫の戯曲で知ってはいたが、原作は未読であった気がして手にとりました。 さて、そんな本書は帝都東京の暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから『黒蜥蜴』と呼ばれる美貌の女賊が、大阪南部の大富豪が所有するダイヤとその令嬢を狙って、名探偵の明智小五郎と頭脳戦を繰り広げていくわけですが。 まず感じたのは、冒頭の黒蜥蜴の登場シーン、全裸でのなめまかしき舞踏『宝石踊り』から最初の明智小五郎との対決までに辿り着くまでの早さに代表されるように【全編通してスピーディーで映像的な展開が続く】事でしょうか。加えて、ほとんど【黒蜥蜴と明智小五郎の会話劇】と言ってよいほど対決する2人の会話が多いことも新鮮で。著者自身が『かたき同士が愛情を感じ合う』と解説しているのも納得の辿り着いたこのラストかな。と思いました。 また、私自身が大阪に縁があることから、実は手にとるまで知らなかったのですが。本書の舞台の大半が大阪である事から、黒蜥蜴が【初代通天閣の展望台で取り引きをするシーン】など、いわゆる大大阪時代の雰囲気や風俗が物語の余白部分から少しだけ伝わったくるのも予想外の楽しさとなりました。 古き良き探偵小説、冒険小説を読みたい誰かへ。また戯曲などで黒蜥蜴を知っている人にも原作としてオススメ。 | ||||
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"美しい女の左の腕に、一匹のまっ黒に見えるトカゲが這っていた。それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタ動かして、這い出したように見えるのだ。"1939年発刊の本書は戯曲にドラマと数々の女優が演じた魅力的な女賊黒蜥蜴と明智小五郎が対決するスピーディな探偵小説。 個人的には7月28日が著者の文学忌、石榴忌である事から、また黒蜥蜴の名前こそ三島由紀夫の戯曲で知ってはいたが、原作は未読であった気がして手にとりました。 さて、そんな本書は帝都東京の暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから『黒蜥蜴』と呼ばれる美貌の女賊が、大阪南部の大富豪が所有するダイヤとその令嬢を狙って、名探偵の明智小五郎と頭脳戦を繰り広げていくわけですが。 まず感じたのは、冒頭の黒蜥蜴の登場シーン、全裸でのなめまかしき舞踏『宝石踊り』から最初の明智小五郎との対決までに辿り着くまでの早さに代表されるように【全編通してスピーディーで映像的な展開が続く】事でしょうか。加えて、ほとんど【黒蜥蜴と明智小五郎の会話劇】と言ってよいほど対決する2人の会話が多いことも新鮮で。著者自身が『かたき同士が愛情を感じ合う』と解説しているのも納得の辿り着いたこのラストかな。と思いました。 また、私自身が大阪に縁があることから、実は手にとるまで知らなかったのですが。本書の舞台の大半が大阪である事から、黒蜥蜴が【初代通天閣の展望台で取り引きをするシーン】など、いわゆる大大阪時代の雰囲気や風俗が物語の余白部分から少しだけ伝わったくるのも予想外の楽しさとなりました。 古き良き探偵小説、冒険小説を読みたい誰かへ。また戯曲などで黒蜥蜴を知っている人にも原作としてオススメ。 | ||||
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1巻からだらだら読み進めて9巻まで来ました。 個人的にはエログロが嫌いなのと、冒頭の尻切れ作品への失望で打ち止めを決心したのですが、 『黒蜥蜴』でまた吸い寄せられてしまいました。こういうのは困ります。 救いどころのない展開で突如現れる『明智小五郎』に安堵する私は、 このままずるずると30巻まで行ってしまうような気がします。 | ||||
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左腕に黒蜥蜴(くろとかげ)の刺青(いれずみ)を入れた美貌の盗賊の緑川夫人こと黒蜥蜴と私立名探偵の明智小五郎の智力の闘いに加えて、双方とも変装の名人であるのでその化かし合いも見どころの1つです。 話は、黒蜥蜴が大阪の大富豪の岩瀬氏所有のダイヤ「エジプトの星」を奪うためにその美しい娘の早苗を誘拐してダイヤと娘を交換するというものです。 でも美しいものが何でも好きな黒蜥蜴は両方とも手に入れてしまいますが、そこに立ちはだかる明智小五郎との闘いが見応えがあります。 他の作品では、何かと最後の詰めが甘く犯人をよく取り逃す明智小五郎でしたが今回は先手を取って黒蜥蜴に一泡吹かせたりするところがとても痛快です。意外と黒蜥蜴自身も明智小五郎との対決を楽しんでいるのも面白かったです。 | ||||
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知人が出演する舞台を見る前の事前学習として購入しました。 江戸川乱歩さんの作品はテレビドラマでしかみていなかったので、本を読んを読んでより人気の秘密を垣間見たような気分です。 | ||||
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初めて読みました。懐かしい文体で、レトロな感じです。 江戸川乱歩ファンなら一度は目を通したい作品。 | ||||
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で出しの黒蜥蜴の妖艶さ、まずここで引き込まれた。黒蜥蜴はどうやって明智小五郎をやり込めつつ逃亡し続けられるか!常に「早く先を読みたい!」の衝動に駆られてしまう本でした。さぁ次はどれを読もうか、江戸川乱歩最高です。 | ||||
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・サノーさん一言コメント 「日本史上最高にスマートな探偵が救うのは、宝石商の令嬢と女怪盗の心」 【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント 「明智小五郎、ここに登場。張り巡らせたトリックと息もつかせぬ攻防戦が、日本式ミステリーを確立させました」 【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):日本では「名探偵」は何人もいるが、イケメンでスマートでクールで最高なのは、「明智小五郎」をおいて他にはいない。 ウノーさん(以下ウ):金田一さんは、見た目から真逆ですから。 サ:敵役である「黒蜥蜴」の設定もいい。盗賊団の頭にして、暗黒街の女王。宝石をまとい踊る腕には、蠢く「一匹の蜥蜴の入れ墨」。 ウ:舞台は大阪、獲物は日本一のダイヤ「エジプトの星」と「美しい令嬢・早苗」です。 サ:宝石だけでなく「人間」もコレクションしている点が、ただならぬ猟奇性を忍ばせている。 ウ:最初の対決は「引き分け」です。黒蜥蜴は誘拐に失敗しますが、明智は黒蜥蜴を取り逃がしてしまいます。 サ:ミステリーとしても完成されているから「ネタバレ」は禁止だ。 ウ:大丈夫です。こんな部分的な紹介で損なわれるほど、この「傑作」の魅力は乏しくありません。 サ:展開も早いし、出てくる登場人物の魅力、その背景にある「動機」と「狂気」は、乱歩先生ならでは「世界」を形成していく。 ウ:出てくる登場人物、全員「怪しい」です。明智小五郎すら、陰惨な影を帯びています。 サ:強いて言うなら、今回のターゲットとなった「早苗」だけは、この作品の良心であり、「光」かもしれないな。 ウ:それが、黒蜥蜴が狙う「理由」だったと読んでいます。 サ:この作品は「推理を楽しむ」のではなく、「展開を楽しむ」タイプの小説となる。だから、伏線やヒントを拾うより、ストーリーを追う方が楽しい。 ウ:いえいえ、ちゃんと「推理小説」としても成り立ってますよ。些細な描写が伏線となって、つながっているのは、乱歩先生の「職人芸」です。 サ:やっぱり、面白いんだよな。そして、こういう「古典的名作」を読んでおくと、現代ものまで、楽しくなる。 ウ:ちなみに、舞台版の脚本は「三島由紀夫」です。オマージュも、その元ネタを知っていたほうが楽しいということですね。 【了】 | ||||
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美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!! 江戸川乱歩 著 『黒蜥蜴』 ~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~ 《あらすじ》 社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!! 妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・ 《解 説》 「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。 それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。 今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。 真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」 (本文より) 『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。 本書はその原作であたります。 黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。 同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。 婦女子の誘拐もお手の物です。 彼女が集めるのは 、 「この世のありとあらゆる美しい物」です。 それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛) しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。 どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。 この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。 バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。 果たして両者の頭脳合戦は如何に?? ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか? 長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。 | ||||
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美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!! 江戸川乱歩 著 ~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~ 《あらすじ》 社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!! 妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・ 《解 説》 「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。 それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。 今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。 真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」 (本文より) 『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。 本書はその原作であたります。 黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。 同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。 婦女子の誘拐もお手の物です。 彼女が集めるのは 、 「この世のありとあらゆる美しい物」です。 それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛) しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。 どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。 この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。 バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。 果たして両者の頭脳合戦は如何に?? ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか? 長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。 | ||||
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美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!! 江戸川乱歩 著 『黒蜥蜴』 ~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~ 《あらすじ》 社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!! 妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・ 《解 説》 「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。 それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。 今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。 真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」 (本書13・14P) 『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。 本書はその原作であたります。 黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。 同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。 婦女子の誘拐もお手の物です。 彼女が集めるのは 、 「この世のありとあらゆる美しい物」です。 それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛) しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。 どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。 この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。 バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。 果たして両者の頭脳合戦は如何に?? ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか? 長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。 | ||||
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美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!! 江戸川乱歩 著 『黒蜥蜴』 ~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~ 《あらすじ》 社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!! 妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・ 《解 説》 「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。 それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。 今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。 真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」 (本文より) 『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。 本書はその原作であたります。 黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。 同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。 婦女子の誘拐もお手の物です。 彼女が集めるのは 、 「この世のありとあらゆる美しい物」です。 それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛) しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。 どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。 この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。 バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。 果たして両者の頭脳合戦は如何に?? ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか? 長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。 | ||||
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美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!! 江戸川乱歩 著 『黒蜥蜴』 ~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~ 《あらすじ》 社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!! 妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・ 《解 説》 「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。 それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。 今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。 真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」 (本文より) 『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。 本書はその原作であたります。 黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。 同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。 婦女子の誘拐もお手の物です。 彼女が集めるのは 、 「この世のありとあらゆる美しい物」です。 それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛) しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。 どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。 この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。 バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。 果たして両者の頭脳合戦は如何に?? ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか? 長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。 | ||||
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美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!! 江戸川乱歩 著 『黒蜥蜴』 創元推理文庫 ~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~ 《あらすじ》 社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!! 妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・ 《解 説》 「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。 それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。 今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。 真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」 (本書13・14P) 『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。 本書はその原作であたります。 黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。 同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。 婦女子の誘拐もお手の物です。 彼女が集めるのは 、 「この世のありとあらゆる美しい物」です。 それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛) しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。 どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。 この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。 バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。 果たして両者の頭脳合戦は如何に?? ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか? 長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。 | ||||
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美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!! 江戸川乱歩 著 『黒蜥蜴』 ~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~ 《あらすじ》 社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!! 妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・ 《解 説》 「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。 それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。 今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。 真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」 (本文より) 『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。 本書はその原作であたります。 黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。 同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。 婦女子の誘拐もお手の物です。 彼女が集めるのは 、 「この世のありとあらゆる美しい物」です。 それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛) しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。 どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。 この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。 バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。 果たして両者の頭脳合戦は如何に?? ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか? 長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。 | ||||
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