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黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴
黒蜥蜴



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黒蜥蜴の評価: 4.33/5点 レビュー 51件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt
Created with Highcharts 5.0.100件0.00%0件0.00%6件11.76%22件43.14%23件45.10%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 1~20 1/3ページ
123>>
No.45:
(4pt)

女賊・黒蜥蜴のキャラに惹かれました。ラストシーンが、じんと胸に染みました。

1934年(昭和九年)、『日の出』に連載された作品。
大胆不敵、傍若無人の女賊・黒蜥蜴(くろとかげ)vs. 探偵・明智小五郎(あけち こごろう)の知恵比べ、丁々発止の闘争が展開されていきます。

一番の魅力を感じたのは、あたかも宝塚歌劇の麗人の如き黒蜥蜴のキャラでしたね。
ラストの描写をはじめ、明智小五郎への敵対心とともに、彼の頭脳と行動力に心ならずも惹かれていく黒蜥蜴の姿が印象に残ります。

そうそう。明智小五郎が、作者・江戸川乱歩の作品を取り上げるシーンがあって、くすりとしちゃいましたね。こんなのです。
《或る小説家の作品に『■■■■』というのがあります。やっぱり悪人が(中略)その小説家の荒唐無稽な空想を、『黒蜥蜴』はまんまと実行して見せました。》p.120
※■の箇所には、乱歩の作品名が記されています。ネタバレになるため、伏せ字といたしました。

本作品が執筆された1934年(昭和九年)と乱歩てことでは、久世光彦(くぜ てるひこ)に『一九三四年冬─乱歩』があります。とても魅力的で読みごたえのある小説です。未読の方にはご一読をと、おすすめいたします。
黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)より
4394301513
No.44:
(5pt)

Perfect

It came safe in the package and without damage with other products
黒蜥蜴と怪人二十面相 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴と怪人二十面相 (角川文庫)より
4041079314
No.43:
(5pt)

子供のプレゼント

欲しがってた文庫にて
喜んでました
黒蜥蜴と怪人二十面相 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴と怪人二十面相 (角川文庫)より
4041079314
No.42:
(5pt)

その時代の雰囲気が良く出ていて面白かった。

猟奇的な理由で誘拐されたりとか、結構えぐいこともありますが、とても面白かったです。探偵小説なので、推理小説ではないから、頭は使わないけれど、すんなり入ってくるし、すぐ読めてしまいます。
黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)より
4394301513
No.41:
(5pt)

スピーディーで映像的!

"美しい女の左の腕に、一匹のまっ黒に見えるトカゲが這っていた。それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタ動かして、這い出したように見えるのだ。"1939年発刊の本書は戯曲にドラマと数々の女優が演じた魅力的な女賊黒蜥蜴と明智小五郎が対決するスピーディな探偵小説。

個人的には7月28日が著者の文学忌、石榴忌である事から、また黒蜥蜴の名前こそ三島由紀夫の戯曲で知ってはいたが、原作は未読であった気がして手にとりました。

さて、そんな本書は帝都東京の暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから『黒蜥蜴』と呼ばれる美貌の女賊が、大阪南部の大富豪が所有するダイヤとその令嬢を狙って、名探偵の明智小五郎と頭脳戦を繰り広げていくわけですが。

まず感じたのは、冒頭の黒蜥蜴の登場シーン、全裸でのなめまかしき舞踏『宝石踊り』から最初の明智小五郎との対決までに辿り着くまでの早さに代表されるように【全編通してスピーディーで映像的な展開が続く】事でしょうか。加えて、ほとんど【黒蜥蜴と明智小五郎の会話劇】と言ってよいほど対決する2人の会話が多いことも新鮮で。著者自身が『かたき同士が愛情を感じ合う』と解説しているのも納得の辿り着いたこのラストかな。と思いました。

また、私自身が大阪に縁があることから、実は手にとるまで知らなかったのですが。本書の舞台の大半が大阪である事から、黒蜥蜴が【初代通天閣の展望台で取り引きをするシーン】など、いわゆる大大阪時代の雰囲気や風俗が物語の余白部分から少しだけ伝わったくるのも予想外の楽しさとなりました。

古き良き探偵小説、冒険小説を読みたい誰かへ。また戯曲などで黒蜥蜴を知っている人にも原作としてオススメ。
黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)より
4394301513
No.40:
(5pt)

スピーディーで映像的!

"美しい女の左の腕に、一匹のまっ黒に見えるトカゲが這っていた。それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタ動かして、這い出したように見えるのだ。"1939年発刊の本書は戯曲にドラマと数々の女優が演じた魅力的な女賊黒蜥蜴と明智小五郎が対決するスピーディな探偵小説。

個人的には7月28日が著者の文学忌、石榴忌である事から、また黒蜥蜴の名前こそ三島由紀夫の戯曲で知ってはいたが、原作は未読であった気がして手にとりました。

さて、そんな本書は帝都東京の暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから『黒蜥蜴』と呼ばれる美貌の女賊が、大阪南部の大富豪が所有するダイヤとその令嬢を狙って、名探偵の明智小五郎と頭脳戦を繰り広げていくわけですが。

まず感じたのは、冒頭の黒蜥蜴の登場シーン、全裸でのなめまかしき舞踏『宝石踊り』から最初の明智小五郎との対決までに辿り着くまでの早さに代表されるように【全編通してスピーディーで映像的な展開が続く】事でしょうか。加えて、ほとんど【黒蜥蜴と明智小五郎の会話劇】と言ってよいほど対決する2人の会話が多いことも新鮮で。著者自身が『かたき同士が愛情を感じ合う』と解説しているのも納得の辿り着いたこのラストかな。と思いました。

また、私自身が大阪に縁があることから、実は手にとるまで知らなかったのですが。本書の舞台の大半が大阪である事から、黒蜥蜴が【初代通天閣の展望台で取り引きをするシーン】など、いわゆる大大阪時代の雰囲気や風俗が物語の余白部分から少しだけ伝わったくるのも予想外の楽しさとなりました。

古き良き探偵小説、冒険小説を読みたい誰かへ。また戯曲などで黒蜥蜴を知っている人にも原作としてオススメ。
黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401058
No.39:
(5pt)

盗賊の黒蜥蜴と私立名探偵の明智小五郎との智力の闘い

左腕に黒蜥蜴(くろとかげ)の刺青(いれずみ)を入れた美貌の盗賊の緑川夫人こと黒蜥蜴と私立名探偵の明智小五郎の智力の闘いに加えて、双方とも変装の名人であるのでその化かし合いも見どころの1つです。
話は、黒蜥蜴が大阪の大富豪の岩瀬氏所有のダイヤ「エジプトの星」を奪うためにその美しい娘の早苗を誘拐してダイヤと娘を交換するというものです。
でも美しいものが何でも好きな黒蜥蜴は両方とも手に入れてしまいますが、そこに立ちはだかる明智小五郎との闘いが見応えがあります。
他の作品では、何かと最後の詰めが甘く犯人をよく取り逃す明智小五郎でしたが今回は先手を取って黒蜥蜴に一泡吹かせたりするところがとても痛快です。意外と黒蜥蜴自身も明智小五郎との対決を楽しんでいるのも面白かったです。
黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401058
No.38:
(5pt)

舞台を見る前に

知人が出演する舞台を見る前の事前学習として購入しました。
江戸川乱歩さんの作品はテレビドラマでしかみていなかったので、本を読んを読んでより人気の秘密を垣間見たような気分です。
黒蜥蜴  江戸川乱歩ベストセレクション5 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション5 (角川ホラー文庫)より
4041053323
No.37:
(4pt)

傑作

初めて読みました。懐かしい文体で、レトロな感じです。
江戸川乱歩ファンなら一度は目を通したい作品。
黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401058
No.36:
(5pt)

面白い!

で出しの黒蜥蜴の妖艶さ、まずここで引き込まれた。黒蜥蜴はどうやって明智小五郎をやり込めつつ逃亡し続けられるか!常に「早く先を読みたい!」の衝動に駆られてしまう本でした。さぁ次はどれを読もうか、江戸川乱歩最高です。
黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401058
No.35:
(5pt)

【猿のごとく読み、人のごとく考える・その321・314冊目】

・サノーさん一言コメント
「日本史上最高にスマートな探偵が救うのは、宝石商の令嬢と女怪盗の心」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「明智小五郎、ここに登場。張り巡らせたトリックと息もつかせぬ攻防戦が、日本式ミステリーを確立させました」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】

・サノーさん、ウノーさん読書会

サノーさん(以下サ):日本では「名探偵」は何人もいるが、イケメンでスマートでクールで最高なのは、「明智小五郎」をおいて他にはいない。
ウノーさん(以下ウ):金田一さんは、見た目から真逆ですから。
サ:敵役である「黒蜥蜴」の設定もいい。盗賊団の頭にして、暗黒街の女王。宝石をまとい踊る腕には、蠢く「一匹の蜥蜴の入れ墨」。
ウ:舞台は大阪、獲物は日本一のダイヤ「エジプトの星」と「美しい令嬢・早苗」です。
サ:宝石だけでなく「人間」もコレクションしている点が、ただならぬ猟奇性を忍ばせている。
ウ:最初の対決は「引き分け」です。黒蜥蜴は誘拐に失敗しますが、明智は黒蜥蜴を取り逃がしてしまいます。
サ:ミステリーとしても完成されているから「ネタバレ」は禁止だ。
ウ:大丈夫です。こんな部分的な紹介で損なわれるほど、この「傑作」の魅力は乏しくありません。
サ:展開も早いし、出てくる登場人物の魅力、その背景にある「動機」と「狂気」は、乱歩先生ならでは「世界」を形成していく。
ウ:出てくる登場人物、全員「怪しい」です。明智小五郎すら、陰惨な影を帯びています。
サ:強いて言うなら、今回のターゲットとなった「早苗」だけは、この作品の良心であり、「光」かもしれないな。
ウ:それが、黒蜥蜴が狙う「理由」だったと読んでいます。
サ:この作品は「推理を楽しむ」のではなく、「展開を楽しむ」タイプの小説となる。だから、伏線やヒントを拾うより、ストーリーを追う方が楽しい。
ウ:いえいえ、ちゃんと「推理小説」としても成り立ってますよ。些細な描写が伏線となって、つながっているのは、乱歩先生の「職人芸」です。
サ:やっぱり、面白いんだよな。そして、こういう「古典的名作」を読んでおくと、現代ものまで、楽しくなる。
ウ:ちなみに、舞台版の脚本は「三島由紀夫」です。オマージュも、その元ネタを知っていたほうが楽しいということですね。
【了】
黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)より
4394301513
No.34:
(4pt)

美しき女盗賊、その名は「黒蜥蜴」!!

美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!!

江戸川乱歩 著

『黒蜥蜴』

~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~

   《あらすじ》

社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!!
妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・

   《解 説》

「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。

今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。

真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」

(本文より)

『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。
本書はその原作であたります。

黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。

同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。
婦女子の誘拐もお手の物です。

彼女が集めるのは

「この世のありとあらゆる美しい物」です。

それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛)

しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。
どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。
この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。
バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。

果たして両者の頭脳合戦は如何に??

ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか?

長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。
黒蜥蜴  江戸川乱歩ベストセレクション5 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション5 (角川ホラー文庫)より
4041053323
No.33:
(4pt)

都会の闇夜を駆ける女盗賊…その正体は…?

美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!!

江戸川乱歩 著

~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~

   《あらすじ》

社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!!
妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・

   《解 説》

「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。

今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。

真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」

(本文より)

『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。
本書はその原作であたります。

黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。

同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。
婦女子の誘拐もお手の物です。

彼女が集めるのは

「この世のありとあらゆる美しい物」です。

それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛)

しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。
どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。
この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。
バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。

果たして両者の頭脳合戦は如何に??

ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか?

長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。
黒蜥蜴と怪人二十面相 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴と怪人二十面相 (角川文庫)より
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No.32:
(4pt)

闇夜を駆ける女盗賊、その名は「黒蜥蜴」!!!

美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!!

江戸川乱歩 著

『黒蜥蜴』

~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~

   《あらすじ》

社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!!
妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・

   《解 説》

「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。

今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。

真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」

(本書13・14P)

『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。
本書はその原作であたります。

黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。

同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。
婦女子の誘拐もお手の物です。

彼女が集めるのは

「この世のありとあらゆる美しい物」です。

それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛)

しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。
どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。
この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。
バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。

果たして両者の頭脳合戦は如何に??

ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか?

長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。
黒蜥蜴 (江戸川乱歩推理文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (江戸川乱歩推理文庫)より
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No.31:
(4pt)

美しき女盗賊、その名は「黒蜥蜴」!!!

美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!!

江戸川乱歩 著

『黒蜥蜴』

~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~

   《あらすじ》

社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!!
妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・

   《解 説》

「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。

今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。

真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」

(本文より)

『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。
本書はその原作であたります。

黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。

同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。
婦女子の誘拐もお手の物です。

彼女が集めるのは

「この世のありとあらゆる美しい物」です。

それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛)

しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。
どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。
この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。
バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。

果たして両者の頭脳合戦は如何に??

ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか?

長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。
江戸川乱歩全集 第9巻 黒蜥蜴 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集 第9巻 黒蜥蜴 (光文社文庫)より
4334735681
No.30:
(4pt)

美貌の盗賊その名は黒蜥蜴!!!

美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!!

江戸川乱歩 著

『黒蜥蜴』

~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~

   《あらすじ》

社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!!
妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・

   《解 説》

「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。

今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。

真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」

(本文より)

『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。
本書はその原作であたります。

黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。

同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。
婦女子の誘拐もお手の物です。

彼女が集めるのは

「この世のありとあらゆる美しい物」です。

それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛)

しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。
どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。
この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。
バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。

果たして両者の頭脳合戦は如何に??

ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか?

長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。
黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)より
4394301513
No.29:
(4pt)

美貌の盗賊「黒蜥蜴」vs名探偵明智小五郎!!!

美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!!

江戸川乱歩 著

『黒蜥蜴』

創元推理文庫

~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~

   《あらすじ》

社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!!
妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・

   《解 説》

「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。

今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。

真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」

(本書13・14P)

『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。
本書はその原作であたります。

黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。

同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。
婦女子の誘拐もお手の物です。

彼女が集めるのは

「この世のありとあらゆる美しい物」です。

それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛)

しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。
どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。
この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。
バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。

果たして両者の頭脳合戦は如何に??

ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか?

長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。
黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
4488401058
No.28:
(4pt)

美貌の女盗賊「黒蜥蜴」vs名探偵明智小五郎!!!

美貌の盗賊「黒蜥蜴」VS名探偵・明智小五郎!!!

江戸川乱歩 著

『黒蜥蜴』

~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~

   《あらすじ》

社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!!
妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・

   《解 説》

「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。

今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。

真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」

(本文より)

『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。
本書はその原作であたります。

黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。

同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。
婦女子の誘拐もお手の物です。

彼女が集めるのは

「この世のありとあらゆる美しい物」です。

それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛)

しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。
どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。
この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。
バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。

果たして両者の頭脳合戦は如何に??

ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか?

長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。
江戸川乱歩全集〈第7〉黒蜥蜴 (1969年)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集〈第7〉黒蜥蜴 (1969年)より
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No.27:
(4pt)

見事なB級サスペンスドラマ

当時はそんな概念なかっただろうけど、ラノベである。ジュブナイルものと言えば良いのか、とてもわかり易くてどんどん読めるのは、乱歩ミステリらしからぬところ。内容は黒蜥蜴と呼ばれる女怪盗と名探偵明智小五郎の対決。資産家である宝石商の令嬢をさらうと犯行予告が届き、明智は彼女の身辺警護を固めるが出し抜かれて誘拐を許してしまう。明智は彼女を追い詰めるが持っていた拳銃を奪われてしまい、取り逃がす。そして繰り返される犯行予告・・・と言う筋立てだが、2度目に令嬢が誘拐されてしまった後はなかなか強烈な展開。船に令嬢を乗せて逃走しようとする黒蜥蜴を追った明智は、「人間椅子」のトリックを逆手に取って船内に潜伏。ところが黒蜥蜴にバレてしまい、明智が潜んだ椅子は簀巻きにされて海中に投棄される。
 遂に仇敵を屠った黒蜥蜴は、令嬢を秘密博物館に運び込む。そこは黒蜥蜴が収集した貴金属類のみならず、何と生きた人間を牢獄に監禁してコレクションしてあったのだ。そして令嬢は裸に剥かれて、やはり裸の男が監禁されている獄中に放り込まれる。
 この黒蜥蜴と明智の死闘の結末は読んでもらいたいが、遂に敗北を認めた黒蜥蜴が毒を呷り絶命する直前に好敵手だった明智小五郎への恋心を告白するラストシーンが名場面。映像化されてもさぞや見栄えがした事だろう。黒蜥蜴に扮した三輪明宏の唇を奪うのは難演技だったかも知れないが。
 さて最後の牢獄シーンが典型だが、SM趣味が随所に現れるのはとても嬉しい。冒頭からして、クリスマスイブのパーティーでストリップショーを演じた黒蜥蜴の元に庇護を求めにやって来る、殺人を犯した武闘家の男。黒蜥蜴は裸身で男を悩殺しながら庇護を約束し、男に奴隷となるよう誓わせるのである。何と素晴らしい導入ではないか。
 本当に最初から最後まで耽美趣味だが、スピーディーな展開で全く飽きさせない。あえて「ラノベ」的に書いたところに、職業作家としての乱歩の如才なさが窺える、などと書いたらうがち過ぎだろうか? B級ミステリの傑作と評価したい。
黒蜥蜴  江戸川乱歩ベストセレクション5 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 江戸川乱歩ベストセレクション5 (角川ホラー文庫)より
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No.26:
(4pt)

春陽堂

春陽堂の装丁ほんと好き
黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫)より
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