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黒死館殺人事件



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黒死館殺人事件の評価: 4.30/10点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

とにかく難解

あまりにも難解すぎる。専門用語が多くその解説もほぼない。またそれらの知識がどう事件に関係しているかが自分にはあまり理解できなかった。気軽に人に勧められる本ではない。

Nick
NEKRNNE6
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

黒死館殺人事件の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH
No.3:
(4pt)

黒死館殺人事件の感想

通常のミステリが、例えば「樹木の傷跡」「風切り音」「靴跡の踏み込み」などを鑑みて「凶器は手投げ槍」と推理するという具合に“論理”を組み立てて真相を見出そうとするものであれば、本作は「背中に痣があり、そこに致命傷」「現場は川のほとり」「被害者は指輪を奪っていた」ことから『ニーベルングの歌』のジークフリートの伝承との合致に基づき「凶器は手投げ槍」と推理するという具合に“知識”を組み立てて真相に至ろうとする(犯人も同様の知識を有し、装飾過多の犯罪傾向があるとの前提で)のが一つの特徴である、と言えると思います。
また他にも連想式心理分析なる推理手法、例えば探偵の「スペイン喫茶(バル)に(ムンクの)叫びの絵が飾ってあったか?」との問いかけに、相手が「それはマクドナルドに飾ってありました」と答えようものなら、「この質問を否定するのは、暗殺者ハゲネがジークフリートから武器バルムンクを奪ったとの古典知識を無意識に連想する犯人特有のものだ。だから貴方が犯人だ」といった推理?も多用されています。

もちろんこれらは適当な例で、本作ではもっと高尚で複雑な知識の羅列と組み立てが氾濫しており、良く言えばその知識の奔流に圧倒され、悪く言えば煙に巻かれる形で特に違和感もなく、といっても理解度20~70%といった感じですが、本作を読み進みその作品世界にひたることができました。ところが数箇所まったく意味不明で理解度0%になる部分があり、そこでふと我に返ってしまい黒死館の夢と熱から醒めてしまったため、結局のところこの点数です。

余談ですが、このような知識の伽藍をメインに用いてなおミステリとして成立する作品を作ろうと試みたのが「夏と冬の奏鳴曲」をはじめとする麻耶雄嵩氏の初期作品群であり、一方で連想心理分析から背景知識(という煙幕)を除いたただのダジャレでもミステリが成立すると考えたのが某大説群なのかな、と本作品の影響力の大きさも感じました。

AliceinAbyss
RG0JBP5M
No.2:
(4pt)

黒死館殺人事件の感想

日本四大ミステリとしては2作目の読了。事件そのものはシンプルなのに膨大な衒学趣味によって主客転倒の様相を呈している。「グリーン家殺人事件」や「翼ある闇」のネタ元探しの点では面白かった。

水生
89I2I7TQ
No.1:
(4pt)

2度は読めない

三大奇書ゆえに読んではみたが、目が文章についていけない。取りあえずページを捲っていき、犯人が明かされ、
「はぁ、そうでしたか。」という感じて終った。
だが、とても凄いものを見た気がする思いは残る。

Ariroba78
5M53WTS6

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