(短編集)
中井英夫全集3
- 中井英夫全集 (12)
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私は、愛読している作家以外の本はあまり購入しない事にしているのですが、そのタイトルに魅せられて、つい手に取ってみたのが、この「とらんぷ譚」の第一部に当たる「幻想博物館」でした。 私のカンに狂いは無かったようで、あまりに奇妙な構成の短編集だったので、衝撃を受けてしまいました。「幻想博物館」は、一見、各話独立した短編群のように始まって、読み進んでゆくうちに、そうではなくなっていくのです。なんとも奇抜な構成の短編集、もとい連作集でした。 この「幻想博物館」が、「とらんぷ譚」と言うシリーズの一部に過ぎないと知り、他の短編も気になって、「とらんぷ譚」そのものを購入して、読んでみる事にしました。 「とらんぷ譚」の名のとおり、四つの(短編群の)かたまりで構築された、この短編集は、「幻想博物館」以降の「悪魔の骨牌」や「真珠母の匣」なども、短編がつながった連作形式になっており、次の短編を読むほど読者の予想をはるかに超えた展開になってしまう仕組みとなっています。 この不思議な読み応えは、人から内容を聞くのではなく、ぜひ、ご自身で読んで、味わっていただきたいです。 | ||||
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この品格。 「華麗なる幻戯の王国」とはよく言ったもの、なんだかひれ伏したい気分になる。 正直神々しすぎて鼻につかないこともない。 とはいえ「トランプ」になぞらえ展開されるこの54の短編、 一生かけてさまざまな角度から何度でも酔いしれよう。 | ||||
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『虚無への供物』で名高い中井英夫氏の文庫版全集第三巻は,もう ひとつの大作『とらんぷ譚』全話が収められている。 『とらんぷ譚』は,雑誌「太陽」に連載された,『幻想博物館』『悪 魔の骨牌』『人外境通信』『真珠母の匣』の4つの連作シリーズに,さ らに2作を加え,一冊にまとめたものである。元となった4つのシリー ズは,互いに関連しあい,全体で長大な長編小説として読むこともでき る。 連載当時,『人外境通信』中の一作を読み,子どもだったので, よくわからないながらも,その妖しさに「これは深入りしたらコワイ世 界かも」と感じたのを懐かしく思い出す。 | ||||
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