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黒死館殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
黒死館殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全148件 1~20 1/8ページ
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-収録順- 完全犯罪 後光殺人事件 聖アレキセイ寺院の惨劇 黒死館殺人事件 オフェリヤ殺し 1987年の初出版当時はフォントが大きく好まれただろうが、私が購入した2003年では普通、 現在(2024年)ではやや読みにくいと感じるフォントサイズだと思うので、もっと新しい物で 読んだほうが良いと思う。 | ||||
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「こんなもの小説じゃねえ!」と怒っている人が多いですが、これはミステリー小説の体裁をした魔術書なんだと思います。 話の初めに《ウイチグス呪法典》という科学を呪詛と邪悪で包んだと呼ばれる魔術書が話題にでるのに結局最後まででてきませんが、この《黒死館殺人事件》という本そのものが大技巧魔術書になっています。 「人形に鍵を閉めさせる魔法」「羊の霊の除霊法」「聖母マリアを磔にする魔法」「黄色を見えなくさせる魔法」「殺した遺体に十字を切らせて生きてるように見せる魔法」というようなインチキ魔法、十二正座で表された魔法陣、本文の倍ぐらいあるカタカナで書かれた呪文、偽聖書の抜粋、カーペットのシワで表された占星術、そして四精霊を召喚して人を殺す方法——などなど、ミステリーを物語ると同時に《ソロモンの鍵》みたいな知識の詰め込まれた魔術書を作ることが作者の目的になっているので普通の小説を読むつもりで読むと失望すると思います。 そんなものを読んで面白いのかと言われると、自分はとても面白かったです。乱歩も書いていますが、この本には山ほどの知識が出てきますが全部「怪奇」知識なんですよね。怪奇歴史、怪奇医学、怪奇科学と全て奇妙な味のするような情報ばかりなので、犯人がどうとかアリバイがどうとかそんなものは全て無視してその怪奇さをただ楽しんでいけばいいと思います。ミステリーとしては失格かもしれませんが、ゴシック小説として見るならアッシャー館やオトラント城にも負けない黒死館は日本が世界に誇れる一流のゴシックノベルです。 | ||||
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わたし達の時代でこの作家さんを学ぶことは無かったので 教科書の会社によっては教科書に載っていたかもしれませんが どんな作家さんかなと思い買ってみました(無料だったので買うというと語弊があるかも(・・;)) 結局買ってからしばらく経ちますが 未だに読んでおらず 最初のページは開いて読んでみようとはしたのですが!(・・;) | ||||
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本当に完全に何もやることがない時にどうぞ。 寝つけない時にも良いですね。 | ||||
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本筋ではなく探偵を始めとした登場人物の語りが最大の魅力と言われる作品です。 本筋ではなく贅肉と言われる所が見所。 そのため好みがかなり分かれます。通読に何度も挑戦していますが読み切ったことがありません。 | ||||
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探偵役の法水麟太郎は殺人犯を割り出そうという意欲より、自分の学識をひけらかしてやろうという意欲のほうが強いのではないか(笑)。衒学的すぎて何がなんだかわからずに途中で投げだす人もいると思うが、無料版なので、ダウンロードして損はない。 | ||||
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トリックはもはやファンタジーです。再現してみろと言われてもおそらくできないでしょう。でもそういう細かい部分はどうでもいいと、思えてくるほどの作品のパワーがとにかく凄いです。では何がそのパワーのみなもとかといえば、それが、またとんでもなく細かい知識の膨大なひけらかしです。細かさが細かさを気にしなくさせていると言えます。 まず地の文が難解です。しかも、ようやくここから会話文だと一息つくと、作中人物は衒学的な会話をひたすら交わし合っていて、地の文以上に圧倒されるという按配です。 誘導催眠のようなものを使って、探偵、法水は容疑者の心理に迫り、それに惑わされて容疑者は秘密がばれてしまうような行為をついついしてしまいます。 でも、これも、催眠をかけられて、惑わされて、ついついトリックや動機の具体性を気にしないという行為をとってしまっている一番の人物は『黒死館殺人事件』に挑み、ペダントリーに眩惑されている私自身なのでした。 | ||||
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とても怖かった | ||||
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1935年雑誌新青年に連載だった。 法水倫太郎の饒舌はわかりにくい状況をさらにわかりにくくする。 読み終えて、振り返ると解決したのに、迷路は迷路のまま残ってる。何回読んでも、カタルシスはない。難解、退屈、読みにくい。苦渋の読了が待っていますが、日本推理史上最高の傑作です。 | ||||
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事件解明に関わる情報が多いうえマニアックすぎて 私の頭ではついていけず途中で挫折しました。 また、別の機会に再チャレンジしたいと思います。 | ||||
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『新青年』の読者向けなのか、『聖アレクセイ寺院の惨劇』から暫く後の事件だと冒頭に謳われているが、同書の掲載後、本書の連載開始までに、別の雑誌で『夢殿殺人事件』と『失楽園殺人事件』が発表されていて、本書の中で法水と支倉が『夢殿殺人事件』に言及するところもあって、いまひとつ他作品との時系列はよくわからない。 なにしろ敷居が高くて、これまでなかなか読めなかった。 実のところ、本書の前に『潜航艇「鷹の城」』や幾つかの短篇を先に読んでいるので、雰囲気はわかっていて、それが長篇の分強化されている感じ。まぁ世評のとおりペダントリーの洪水だ。 法水が喋りまくるその洪水は、最初は蘊蓄をできるだけ吸収すべく読み始めたが、蘊蓄というか衒学なので、そのほとんどは理解する必要なしと悟ってからは、読書もはかどった。彼の衒学に満ちた指摘(しかもかなり失礼だ)に対する相手の反応から心理を探っていくのだが、現実にあんな聞き込み捜査をすれば、相手は間違いなくのきなみ( ゚д゚)ポカーンだろう。そんな彼の衒学攻撃に相棒の支倉や他の登場人物(つまり容疑者たち)もそこそこついてくるのが笑える。 また衒学を除いた、つまり物語における行動や現象も曲者だ。 法水が“解明”する事象は、「そんな事例が本当にあるの?」「いやいやないないない」のオンパレード。 彼の語りではないが、特にきつかったのが弩による射殺未遂事件。 被害者は頭を掠めた巨大な矢に髪が引っかかって、矢とともに窓外へ……。 『トゥルーライズ』かなww あの映画はなかなかステキなコメディ・アクション大作だが、テロリストを引っかけたまま直進するミサイルにはずっこけた。 とまぁ、物語上の現実である筈の謎の“解明”はまるで納得できず、つまりは大量の衒学と物語上の現実が同じように並んで、双方ともにアテにならないので、謎の“解明”は一応されて犯人は決定されるにもかかわらず、なんともふわふわしたまま終わってしまう。 最初に魅力的な謎として登場する「動き回る殺人人形」とか「発光する死体」とかも特に読後の印象には残らない。 いや、特に取材することもなく本書を書き上げて、「ああしたものは幾つでも出来るし、割合にやさしい」と豪語したという著者の頭の中身に興味が沸くが、本書を高く評価する人たちのことはよく理解できない。 わたしなどは、いくら体系が堅牢に構築されていても、占星術にはなんの価値も見いだせないクチだが、そういったものをありがたがる人が本書に惚れこむのだろうか。島田荘司は大好きかなw 本書を「ヴァン=ダインの(悪いところ=衒学趣味の)模倣」と評したという坂口安吾に一票。 | ||||
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黒死館殺人事件の犯人は許せないです。 でも真犯人は意外でした。 | ||||
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日本ミステリー界三大奇書のうち最後まで残っていたこの大作を夏の課題としてようやく読了。探偵役の法水の凄まじい衒学と対応する登場人物の言動にめまいがする。日本語なのに読んでいて頭に入ってこない。一応ミステリーの形態を取り、犯人探し、推理するが博覧強記の記述、どこまでが史実かフィクションか分からず、本筋に必要ない記述が連綿と続く。1934年、著者33歳時の執筆、戦前にこのような作品を発表している事が素晴らしい。しかし挿絵が理解の助けになっておらず、ルビや注釈に至ってはなくても良いかというくらい。 | ||||
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かなり難しかったですが、さすがに読み応えのある内容でした。ただこの内容なら電子書籍ではなく文庫本でしっかり読みたいなと思いました。 | ||||
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金田一少年の事件簿を思い出しました。おもしろかったです。 | ||||
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殺人事件あったことあります。 やばいです。 怖すぎます。 | ||||
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ストーリー性がなかなか深い。 すぐには理解できなかった。 マニアックでも一般の人でも楽しめる。 | ||||
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黒死館の中の殺人事件は、台詞のやり取りが面白い。昔の表現でわかりづらい部分もあるが、魅了される人もいると思う。 | ||||
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まさしく奇書である。本書のペダントリー三昧と真相に達することなき探偵法水麟太郎の 衒学的超論理の世界は、一つの奇跡的な世界である。 | ||||
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通勤中に読んでます。いい時間つぶしになって助かります。 | ||||
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