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黒死館殺人事件



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黒死館殺人事件の評価: 4.30/10点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

面白くないです

文字の羅列。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

前評判通りの読みにくさ

『虚無への供物』『ドグラ・マグラ』と並んで国内三大奇書に数えられる今作。

読む前から予備知識として凄く読みにくい作品ということは知っておりましたが、実際前評判に違わぬ読みにくさでした。
とにかく全編にわたって、話の本筋とは関係ない無駄な衒学趣味のオンパレード。
それも最初からそれについて知っている読者だけを対象として、それ以外の読み手に興味を抱かせたり、理解を促すような意図は全く見られず、単に知識を羅列してるだけにしか見えません。
作者の自己満足に延々付き合わされるのが苦痛なのに加え、話の本筋そのものがよくわからなくなります。
約500ページに及ぶ長編ですが、この無駄な脱線をしてなきゃ100ページぐらいで終わるんじゃないか?と感じてしまいました。

この作者と趣味が合致していて、作中に登場するそれらの内容の2~3割でも判れば楽しめるのかもしれませんが、90%以上の読者にとってはただの読みにくくてつまらない作品だと思います。
はっきり言って読み手のことを全く考えず、小説の体を崩壊させている駄作という感想ですね。
純粋にミステリ部分だけ読んでも、『MMR』みたいな謎理論で全く納得できない暗号解読や、無駄な駆け引きを散々した挙句、次々殺人を許している探偵などツッコミ所だらけです。
先見性や独創性という面で見ても、他の奇書2冊と比べれば、正直これは単にヴァン・ダインの真似をして、悪い部分でそれを超えてしまった作品にしか思えません。

作者の知識量にだけは敬服する、みたいな意見が多いですが、個人的にはそれすら疑問です。
知識というものは適切な場所で活かすことで意味があるのであって、全然関係ない場所でただ「自分はこんなこと知っている」とひけらかすことに、本人の自己満足以外の何の意味があるんですかね?
アイドルに詳しい人間が、他人には興味のないオタクトークを延々繰り拡げるのと何が違うんでしょう(アイドルトークもわかる人にだけは面白いという点も同じこと)
本当に知識のある人、頭のいい人なら他者の知的好奇心も刺激する形で知識を活用、披露して欲しいですね。

マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

奇書を読む(黒死館殺人事件編)

(作品の中に出てくる初めて見る固有名詞等を調べるという野暮なことはしていません)
完読していない状態だが書いてしまっても問題ないだろう。物語を楽しむ類の小説では内容だ。上滑りしの連続。気合を入れて一言一句漏らさずに挑むも、三行目に達する時点で全く読めていないことに気づく。ストーリとかの次元ではなく、単純に読む力をすぐに奪われた。初めは漢字を読むことができなくなり、次にカタカナ、そして読むという行為ではなく眺めるという具合になる。何度も同じ現象になるため読むのを止めた。序盤を眺めているときに、巻末の解説文を読んでみようかと目を通すと、なんと!犯人の名前が「○○です」と書いてあるではないか。ありえない、何だこの解説。そもそも犯人は意味のないことだと断言している理由もわからない。だがしかし、中盤を越えたあたりでその理由もわかる気がしてきた。それはストーリーからではなく、「読む」行為から出てくる意見なのだろう。中盤でも、読了後でも感想は変わらないと思い記載することにする。ただ、これが数年後に読むとまた違った感想が持てると思われる。
率直なところ、本作を通して感じたことは、作者のぎっしり詰まった本棚を見ることができた。また、文中の全てに注釈が入ると単巻ではなく上中下巻でも足りなくなるのは眼に見えている、逆を言うとストーリーだけ抜き出せば短編で十分だろう。
10分の1でも本作の言葉を知っているだけで面白さが増すと思われる。平仮名を読むことさえ諦めてしまいそうな私は今は1点でも今後10点まで上がる幅が与えられているだけで幸せかもしれない。

sashia
WX5QMNDA

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