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首無の如き祟るもの



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首無の如き祟るものの評価: 8.62/10点 レビュー 21件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.62pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(10pt)
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首無の如き祟るものの感想

私は一体、何を読まされていたのか…

吉田
4GIBMMLJ
No.12:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

とにかく読んでみて!

刀城言耶シリーズの中でも最高傑作と評されることの多い本書。
まず、シリーズ通していえることですが、戦後の田舎のいかにもな世界観、雰囲気が非常に良いです。世界観は古めかしいわりに読みやすいんですよね。他の著者にもこの時代を舞台とする名作は多いですが、その中でも読みやすさは群を抜いてますね。
この作品に関しては多くのことは語らず、とにかく読んでほしいの一言です。

ただし、この作品はシリーズ3作目なのですが、個人的にはぜひ1、2作目を読んだ後に読んでもらったほうがいいと思います。理由は語れませんが、このシリーズは作品によって極端にクオリティが落ちるということもないので、厭魅の如き憑くものと凶鳥の如き忌むものを読んでからでも遅くないです。裏を返せば厭魅の如き〜が合わなかった人は本作も合わない可能性が高いと思います。


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natemuy
54NXCN70
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

首無の如き祟るものの感想

久々の読書に選んだ1作でしたが、序盤で1度挫折しました。
難しい表現や、地名や登場人物の名前のややこしさ。
何度も確認のために前のページへ逆戻りになり、なかなか読み進まなかったからです。
ほかの小説を数冊読んでから、やはり高評価のこちらが気になりもう一度手に取りました。
他の小説で活字のリハビリをしたので、今回は全く問題なく読み進めていくことができました。
本格ミステリーホラー作品で、とにかく最後まで誰が犯人なのか判らなかったです。
最後の最後まで、まだ終わらないの?と言いたくなる仕掛けが出てきて、とても面白かったです。
活字慣れしていない方は、ほかの小説で慣らしてから読むことをお勧めします!

chiiiisim
22ZP2D8P
No.10:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ホラーテイストながらこの上なく本格な極上ミステリ

タイトルの示すとおり、ホラーテイストでオカルティックな雰囲気漂う作品ですが、謎解きとしてはこの上なく正当で質の高い本格ミステリです。

作品冒頭の登場人物紹介や地図を見ててっきり「江戸時代あたりが舞台の作品なのか?」と思いましたが、戦前から戦後~そして現代に至るまでを描いたかなり壮大なストーリーとなります。
分量もあり、読み応えたっぷりですが、決して中だるみを感じません。
時代時代ごとの独特の雰囲気を伴う殺人事件発生と、現代での怒涛の謎解きは、まさに全編がクライマックスと言っても過言ではない面白さでした。



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マリオネットK
UIU36MHZ
No.9:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

くらくらした一冊

刀城言耶シリーズ3作目、個人的には4冊目の本書。
正直トリックの根幹部は開始40ページほどで想像がついてしまいました。
しかし、本書の見どころは何と言ってもラスト80ページに詰まった怒濤の推理展開ではないでしょうか。
刀城言耶シリーズの特徴でもあるどんでん返しとちりばめられた(というよりばら撒かれたような)伏線を鮮やかに回収する推理パートは筆舌に尽くしがたい興奮があります。
読書でめまいに似た感覚を覚えたのはこの本が初めてです。

みたらし
S9NVQ4H1
No.8:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

首無の如き祟るものの感想

時代背景が昔のものということもあり、登場人物や場所の名前が読みづらい傾向がありましたが、
それを補うだけの展開、どんでん返しにビックリし素直に楽しめました。
三津田信三氏の他の作品も読んでみたいと思います。

syuu
WGN7AOIC
No.7:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

首は無いけど、明晰な頭脳あり


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アントンリブ
J9QWGWDO
No.6:10人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

首無の如き祟るものの感想

このサイトに来るまでは全く知らなかった作家(すいません)、三津田信三氏の逸品!
古来の因習に縛られた村で起こる首切り殺人をどんでん返しの連続で圧倒的に描き切った本作、まさかのクリスマスイブに読了。
なので印象に残りまくりです。改めて再読しましたが日本特有のじめじめとした土着ホラーサスペンス、この質感が好きな方には
たまらない作品だと思います。
首無し屍体に関する講義はもちろん、登場人物の行動、言動の伏線回収も抜かりなしで完成度が非常に高いです。
またクライマックスで展開する読者を翻弄するどんでん返しの連続では一種の高揚感さえ感じる事が出来ます。
現実ではありえない世界観を存分に味わう事が出来る本作は、匣の中の娘のごとくいつまでも愛でたい作品となりました(笑)
最後に、登場場面は少ない探偵役の刀城言耶。彼の列車を追いかけるシーン。素敵すぎます!

コタロウ
8YIL7DEH
No.5:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

首無の如き祟るものの感想

祟りを信じている一族で起きる不可解な殺人。複雑に絡み合った謎をが一つの真実によって解きほぐされる様は素晴らしかったです。それに加えて、強烈などんでん返しまで付いてくるので、ものすごいインパクト。分厚さからか、世界観が良く作られていて、ラストはゾクリとしました

ほっと
2XKXV6EI
No.4:9人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

首無の如き祟るものの感想

やっぱり、三津田さんは良い!横溝的土俗ホラー臭が全編に漂い、雰囲気だけでも最高な上に婚礼の儀、首無し死体、四重密室の謎なども実に魅力的。シリーズ読者ならおなじみの最後にホラーな部分を残すというやり方も、自分的には背筋がぞくぞくするので好きだなあ。横溝の新作が読めなくても、三津田さんの新作がこれからいっぱい読めるかと思うと生きる希望が沸いて来ます(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.3:19人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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首無の如き祟るものの感想

完璧。

まず「全ての謎が、実はたった一つのある事実に気付きさえすれば、綺麗に解けてしまう」という構成が秀逸です。
探偵役が、その「事実」を明かす前に、ご親切にも全ての謎が羅列されます。
その数なんと37個。
「見落とすなよ」と言わんばかりの作者の自信。
読者を挑発しているようにすら感じたのですが、兎に角、怒涛の勢いで解明されていく様子は爽快です。

その「事実」を隠蔽するため、冒頭からある人物のある性癖の記述で強烈にミスリードさせておいて、更に怪奇描写を絡めて読み手の視点を逸らせたりと、その技巧も素晴らしい。

また、全ての謎が解明されても、1つの結論に帰結する訳ではなく、犯人を特定するには至りません。
トリックが解明されたら必然的に犯人も明らかになるといった「並の」作品とは違うのです。
この作品は、ラストが物凄い事になっているのですが、これにより、読み手に熟考する暇も与えない、しかし納得のいく、どんでん返しの繰り返しを可能にしています。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.2:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

首なし物の代表作になる程の作品

ちまたで評判が良かったので読みました。
シリーズ本ですが本作が初読書です。

登場人物の名前が特殊で覚え辛かった為、
読み始めの前半は舞台の把握にてこずり、すぐに作品に集中できませんでした。
ちょっと読むのが大変かなと感じましたが、
事件が発生してからはあっと言う間に作品に呑まれました。

日本の伝承や怪奇的な雰囲気を混ぜた本格ミステリで、
現代の横溝作品を思わせる印象を受けました。

仕掛けの驚きや舞台解明の終盤の怒涛の種明かしは見事過ぎて圧巻。
大満足な作品です。

首なしやトリックの感想はネタバレで。

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egut
T4OQ1KM0
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

久々のヒットで大満足

初めてこの作家さんの本を読んだけどホラーとミステリが上手く融合していて、かつ、雰囲気もトリックも面白い。本格物はこうでなくちゃ!

えんじ
VGV1LYIG

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