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怪談のテープ起こしの評価:
5.50/10点 レビュー 4件。 C ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点5.50pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
怪談のテープ起こしの感想
一応解釈は添えられてるけど現場に行って捜査したわけじゃないし、ある意味、安楽椅子探偵ものなのかもしれない。あと、申し訳ないんだけど、1回しか名前が出てこない登場人物の名前を再度出されても誰のことだったか全然思い出せなくて困った。
「これから死のうという人間の肉声を纏めて、一冊の本にしようというんだからな」三津田信三の元へ舞い込んだ一つの企画。立案したライターは消息を絶った。そして遺言のようにテープが送られてきた・・・。怪談を文字に起こして一冊の本にする。この「怪談のテープ起こし」という小説が私達に届けられるまでの紆余曲折に触れるメタフィクション的な作品である。完全にホラーなので全貌が見えないまま終りを迎える。慄然とするか釈然としないのかは読者次第か。
読みやすい
全体像に共通点があるが、基本短編なので読みやすい。タイトルにも使われているテープ起こしは、話の筋だけでも気味が悪く読み進めたいような、本を閉じたくなるような気分を久々に味わった。ホラーが好きな友人にはオススメしやすい。 ▼以下、ネタバレ感想
「怪談のテープ起こし」の感想
短編の間に、「序章」「幕間(一)」「幕間(二)」「終章」と入って居ます。ここでは、作者・三津田信三と、『怪談のテープ起こし』の連載を担当した女性編集者・時任美南海が登場します。「自殺する間際に、家族や友人や世間に向けて、カセットテープにメッセージを吹き込む人が、たまにいる。それを集めて原稿に起こせればと・・・」と言う事で、三津田信三の手に渡った取材テープ。その怪談話を収録した取材テープを三津田信三から借りた編集者の時任は、作者・三津田信三の執筆のヒントになるからとテープ起こしを始めます。しかし、その彼女に、次第に異変が・・・。この幕間(まくあい)がなかなかユニークで、良く出来ています。一つ一つの短編も、それなりに面白いですが、作者と編集者との絡みを、短編の間に挟むことで、一つの長編を読んでいるような気分になりました。また、この本に収められた6つの短編は、どれも作家・三津田信三が取材したり、自分で体験したりした話をもとに執筆されている(と言う事になっている)ので、この編集者との会話の部分は、ひょっとすると実話なのでは・・・といった感じを読者に与えるという効果もあります。三津田信三のホラーの中には、それなりにミステリーとしても読み解ける話が多いのですが、今回は、全くオチのない話しになって居ます。(と言う事で、各短編の感想は、省略させて戴きます)良く出来た話なので、興味深く読み進めることは出来ますが、読み終えた後は、なぜか背筋が寒くなってくる・・・、そんな話が詰まった短編集です。オススメします。
一応解釈は添えられてるけど現場に行って捜査したわけじゃないし、ある意味、安楽椅子探偵ものなのかもしれない。あと、申し訳ないんだけど、1回しか名前が出てこない登場人物の名前を再度出されても誰のことだったか全然思い出せなくて困った。