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(短編集)

フリークス



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フリークスの評価: 5.89/10点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.89pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

処女作「四〇九号室の患者」が読める

全3作品から構成される、ある精神病棟に入院する患者の日記をメインに語られる短編集。

「悪魔の手 三一三号室の患者」
冒頭から駄作を読まされた気分。構成の大部分を占める日記が小学生の書いた文章で平仮名が多すぎて読みずらい。
初読で全く意味が分からず、続けて二度読みしたが、それでも意味不明だった。
続けざまの二度読みは初めての経験。更に意味が分からなかったのも初めての経験。よって、評価は1点。

「四〇九号室の患者」
綾辻氏の処女作らしい。
患者の日記が大部分を占めるのは一緒だが、こちらは断トツに面白い。
車事故で記憶喪失となった患者のお話で、その後の館シリーズに受け継がれる、今となっては定番の語呂合わせ、あっと驚くトリックに騙された。
巻末で「お恥ずかしい作品である」と氏自ら言っておられるが、そんなことは無い。これぞ綾辻作品の原型と捉えて良いと思う。10点満点。

「フリークス 五六四号室の患者」
これは殺人劇に残酷描写があるものの、基本的には本格推理に属する。
複数の奇形児の内、誰がこのトリックを用い殺せうるかという内容で、その後の「殺人方程式シリーズ」に通じるものがある。
犯人捜しとしては初心者にも易しい入門編で、消去法で犯人を看破できるので、頭の体操にもってこいだ。
それよりも「JM」って一体誰だったのだろう?少しだけ謎めいた部分もある、これも氏の原型の一つと言って良いだろう。評価は7点くらいで。

よって、平均で6点評価。巻末で「また精神病棟シリーズを書きたい」と言っておられるので期待して待ちたい。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

フリークスの感想

アナザーと同じようなテイストかと思って読んでみましたが、精神科病棟の錯乱したお話でした。
雰囲気も陰湿で、これといった面白いと思うポイントがなかったです。

フレディ
3M4Y9ZHL

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