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(短編集)
フリークス
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フリークスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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人間誰しもが正常であると思い込んでいると言う言ってしまえば在り来りな話なのだが、綾辻行人先生が書くとこうも綺麗な奇怪な話になるのが本当に面白い。個人的に「精神異常者の話」と知っていても楽しめるので綾辻先生初めてでも読みやすいですね! | ||||
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短編3作品を1冊にって感じ 1作品では「なるほど…」と思えた 2作品目では「ん〜…」 3作品目では「…」 面白く無い訳ではないけど面白くもない中途半端 ジャンルは何?と思う作品。 精神病棟の患者という卑怯なワードで何でもアリな展開へもっていける構成なので正直、総じて微妙な作り込みで残念。 | ||||
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いくつかの物語が入っていますが、どれもが、そうきたか!と思うような物語で、おもしろく読ませていただきました。読んでいる途中で、あれ?この作者だれだっけ?と思いました。良い意味でいつもの綾辻さんの文章とは違った感じがしました(あくまで個人的な意見です)。綾辻さんの本はほとんど読んでしまっていて、でもなんとなくフリークスというタイトルからグロいのかな・・と思って避けていたのですが、読んでみたらそんなことはなくて、納得のいく作品でした。 | ||||
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精神病院を舞台にしたホラー+ミステリー短編集。 どことなく静かな雰囲気が漂う空気感は悪くないのですが、ホラーとしてもミステリーとしても中途半端な印象は拭えなかった。 全編精神病院に入院する患者視点で物語が展開するため、話の流れとオチがだいたい一緒なのが大きい。一応個々の話の最後にどんでん返しは用意されていますが、意外性は特になく「へえ」で終わるくらいのびっくり感。 舞台設定は面白いと思うのでもう少し外側の説明が欲しかったです。患者の内側で収束していく物語がほとんどだったので世界観がとにかく狭く、これなら別に精神病院で舞台を縛る必要はないのではと思ってしまいました。 狂気描写やグロ描写も優等生という感じでちょっと物足りない。あらすじを読んでもう少しはじけたものを想像していたのでやや拍子抜けでした。☆2かな。 | ||||
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個人的には綾辻作品の中でも上位にあります。 1、2作目はどうかな、と思いましたが3作目表題作のフリークスで評価が良い方にガラリと変わりました。 これを読むだけでもオススメです! | ||||
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精神病棟を舞台とした3つの物語からなっている本作。 最初は、3つの物語に共通した一つの事件があるのかな?と思いながら読んでいましたが、特にそういうわけではなく、舞台が共通しているだけで物語自体は無関係のオムニバスです。あと、「身体」が3つの物語とも、重要なファクターになっています。 以下、若干ネタバレかな?とも思うので、ちょっとのヒントも嫌な人は読まないでくださいね。 今作で面白いのは、謎に対して、種明かしが1回で終わらない処。つまり、一度は解けたと思っていた謎の真相が、その直後、謎の舞台ごとクルリとひっくり返ったりします。「なるほど、謎の真相はこうだったのか! こりゃ一本取られた」と膝を打った直後に、さらなるどんでん返しが待っているという二段構え。一筋縄ではいきません。面白かったです。2時間ほどで一気に読んでしまいました。 | ||||
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と言っても自分が選ばれた読者と言いたいわけではない事は、先に断っておきます。 1話目、これは何とも言いがたい。単に字を目で追うだけになってしまった。 買う本間違ったかな・・・と思った。 2話目、1話目よりは焦点絞りやすい作品です。 一人二役のからくりは、先に読んでた黒猫亭事件(横溝正史)にもあって、それと同じじゃね?でした。 でも本当は・・・。それも予想の1つだったので、あまり驚かず。 まったくの第三者が、自分が事故の関係者と錯誤してる?なんてケースまで考えましたから。 3話目。これは凄いですね。 他のレビューを見ると、「犯人簡単」とか即座に突き放してるのも見受けられますが、 これは誰が犯人かとか、そんなことは瑣末な事象です。 今作はこの構成にこそ妙味がある。 ”探偵”の不自然な出現・移動などにより、”実在しない人”である事は容易に想像できましょう。 ”自称スランプの小説家”はまた別の人格な可能性もあるし、 ”肝心のJM事件”を語った人も更に内側・・・。 (事件は、少なく見積もっても、作中作中作になってる) 加えて、結局最後まで実際の登場はないK女史も、本当に存在してるのかどうか・・・。 考えれば考える程、不可思議な構成の泥沼にはまっていきます。 他になんか”刺激が足りない”的なレビューも見掛けましたが JM事件の現場って、最凶最悪の惨殺シーンなんですけど・・・ あれよりグログロな場面てあるかなぁ? | ||||
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個人的にはとても好きな雰囲気の作品集でした。最後のオチであぁなるほどと | ||||
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精神病院の患者の話という体裁で3編のホラーテイストのミステリーが収録されている。 2話目は以前マイナーな出版社から単行本で出たやつである。 フリークスが絡む密室殺人など異形の幻想的な物語が展開するが、全体の構成はまごうことなき本格ミステリーである。 90年代の綾辻短編集としては非常に出来が良い作品集である。 | ||||
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精神病棟で繰り広げられる畸形ミステリー短編集 http://on-the-road.co/?p=1127 | ||||
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久々に、昔気に入りだった作家の小説を読みたくなり、購入。 さして内容を確認せずに手に取りましたが、今までの本格ミステリとは違う方向から攻めた内容となっており、少々驚きました。 とある精神病院に収容された患者たちの目線から描かれる短編集となる。 自らの世界に閉じこもってしまった(または構築してしまった)患者一方向から見た景色をもとに、現実ではこの患者はどうなっているのかを”推理”する楽しみがあった。 もちろん、”推理”するには叙述トリックが甘い部分が多いが、これは推理小説ではないためその甘さも気にならず、ともすれば狂気を含んだ世界に取り込まれていくこととなった。思えば以前から、どこか軽快な文章に心理描写の多さ、そしてホラー的な展開があった作者であるため、この作風も、一つの推理小説作家としての挑戦かと考えると、なかなか面白いと言える。 なお余談ながら、あらすじに書かれている短編は最後の章となります。 一見すると、5人のフリークス一人ずつに焦点を当てた話が展開すると思われる可能性が無きにしも非ずと感じたため、追記です(自分はそう取ってしまった) | ||||
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そうめんのように一冊三話ツルリと入ってしまった。もう一話程入っていれば少々胃がモタれて良かったかもしれない。表紙絵を見て中身を想像しないように。爽やかな読後感。寝る前の軽い読み物としては最適。そう思う僕もフリーク。 | ||||
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昔、星新一がどんでん返しの繰り返しみたいな短編を多く書いていたがそんな感じ。表紙の絵が良かったからちょっとグロいのを期待していたが期待外れだった。良くできた小説。 | ||||
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面白いです。 精神病棟の部屋を舞台とした3つのミステリー。 ホラーというよりはサイコです。 「孤島の鬼」「ジキル博士とハイド氏」あたりが好きな人は多分気に入ると思います。 | ||||
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本屋で適当に買った一書。 館シリーズの綾辻行人という事で、本から目をそむけたくなる恐怖を求めて購入したのだが 蓋を開けてみたら精神病患者の戯言が三編載っているだけ。 1話、2話だけ読み、3話は読む気力さえ無くなった。叙述トリックの種明かしがされても 別になんとも思わないし、2話の旧姓とかいきなり出てきて、こじつけにも程があるなと…。 こういうジャンル、好きな人は好きなんでしょうけれど、僕は何が面白いんだかよくわからない。 | ||||
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評価が高いようだが、私としては微妙な感じであった。 最初に言っておくが、角川版の表紙イラストは問題ありだと思う。何故なのかはあえて書かないが、このイラストに関すると思われる話を読んだ後「じゃあ、あのイラストは何なのよ?」と言いたくなる事、間違い無しではないか。著者がゴリ押ししたのでなければ、編集者の責任大。 一編目・二編目の話と最後の三編目の話では、多少 趣が異なる。あとがきを見ると、それぞれの話の製作経緯が書いてあるので、その理由がわかるような気がする。 一番ダメなのは二編目の話。記憶を失い、顔を包帯でグルグル巻きにした主人公が「自分は誰?」と自問する話なのだが、顔が隠れている点、場所が精神病棟である点を考慮するとすぐに正体がわかる。これだけ長い話にする内容ではなく、ショートショート的なオチなのが大変不満。 ホラー的なテイストを入れるのならともかく、単に正体は誰かを探るだけの話なので、30ページくらいで十分なのではないか。 また長くしたおかげで矛盾とまでは言えないが、不自然な部分が出てしまったような気がする。 一編目の話は可もなく不可もなくといった感じ。ホラー的な雰囲気を出しているので、長くなってしまったのはある程度納得できるが、ネタ的には、やはりショートショート。 色々な要素を詰め込もうとした結果、矛盾とまではなっていないが、それぞれの要素の意味が散漫になった印象がある。もう少しスッキリさせた方が、最後のオチがドンときいたのではないか。 それに対して三編目の話は割と興味深い。主人公の視点と主人公が読む事になる精神病患者の書いた文章が、進行上、二重構造になっているので、伏線の張り方が巧みな感じがする。すぐに察しがつくものもあるのだが、それに目を奪われると騙される。 またオチを読んだ後でも、この話の「真実」に対して、読者が複数の解釈を出来るようにしているのが良いと思う(私自身はそう解釈している)。 本全体を読み返してみると、幾つかの描写の符合から、読者に一定の方向性を示してはいるものの、どちらの解釈が正しいのかを決定づける描写を、著者があえてしていないようにも見える。 こういった場合、大抵はスッキリしない印象が残るものだのだが、今回はそれが幻想的というか、若干の恐怖に似た印象を受けた。そういう意味では大変巧みに思える。 実質☆3.5 二編目が良ければ☆4といったところか。 | ||||
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本作のレビュー、5つ星が多いのですが、ちと甘過ぎじゃないかと思います。 確かに読ませる文章だとは思います。 しかし... 自分には、「どうしても暇な時に読んだらいいかな」、という感じです。 十角館の時もそうでしたが、途中でエンディングが読めてしまう割に、文章が冗長過ぎる感じがします。 もう一度読みたくなる叙述ミステリは、謎解きの部分でアレっと思って伏線を読み返してしまうものなのですが、本作を読んだ時にはそのようなこともなく。 日記形式の部分なんかかなり読み飛ばしてましたし、読み返す必要もありませんでした。 レビュー書いているのがファンの方が多いので、評価が甘めなのかもしれませんね。 | ||||
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3話とも(特に3話目)現実的には有り得ない話。しかし、精神病患者からの伝聞という形式をとることにより、ある程度、現実感がでています。そんな突拍子もない話でも、そこはさすが綾辻。綿密な伏線を散りばめ、非現実世界の中でフェアなストーリーを展開し、意外でかつ論理的な結論を導きだします。すぐに読めてしまい、館シリーズの好きな私には少し物足りなかったのですが、趣向は楽しめました。 | ||||
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精神病棟の話という事なので、 もう少し衝撃的な内容を期待していましたが、 外れました。 短編でしたが、驚いたり、ぞっとする話は ありませんでした。 普通にスラスラ読める小説ではありました。 | ||||
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綾辻行人さんの作品は十角館、水車館、迷路館、どんどん橋、Anotherくらいしか読んでいませんが楽しめたので本書を購入しました。 今回は概ね楽しめましたが少し物足りなかった印象です。評価が良いということで期待しすぎると肩透かしを食らうかもしれません。 2作目などは綾辻行人さんの他作を読んでしまっているとオチが読めてしまう方は多いのではないでしょうか? とはいえ作品に漂う雰囲気は流石です、特に3作目はオチの予想に興じようが興じまいがその作品に漂う怪しい雰囲気に惹き込まれ本ミスだトリックだなんだに興味のない方でも楽しめるのではないかと。 読んでもらいたいのは「●●トリック」や「ミステリー」にあまり馴染みのない方や普段それほど本を読まない方、今回の角川文庫さんの装丁は若い方にも受けそうだし本の厚さもあって手に取りやすいのでは? また、もちろん氏のファンも充分に楽しめる出来ではあると思います。 私は★3.5くらいの感覚で★4はつけたくないかなと微妙な所、ミステリ好きの方やボリューム的には物足りない物があると思います。(勝手に期待しすぎた私が悪い) しかし上述したような方々にとっては★4にもあるいは★5にもなりえるはず、気軽に読めるのも良い点で 普段それほど本を読まない方とぶ厚い本との架け橋となるような地の出来た質の良い本です。 「ミステリー」に興味がない方でも(むしろそういう方に是非)書店で見かけて少しでも気になったのなら是非買って読んでみることをおすすめします。 | ||||
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