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(短編集)
フリークス
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フリークスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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綾辻行人さんの「フリークス」という中編集です。 フリークスというのは「畸形達」という意味だそうです。 前から思ってたんですが、綾辻さん「畸形」って言葉好きもしくは拘りがあるんですかね? 前置きが長くなりましたが、本作は3編の中編で構成されてます。 ・夢魔の手-三一三号室の患者- ・四〇九号室の患者 ・フリークス-五六四号室の患者- の3つです。これらは全て同じ精神病棟を題材としています。 個人的には2つ目の四〇九号室の患者が一番びっくりしました。主人公は記憶喪失で「自分は何者か」と追求していくのですが、ラストで一気にひっくり返ります。これ予測できる人居るんですかね? ジャンル的にはおそらくサイコミステリになると思います。 綾辻さんお得意の本格物を期待すると肩透かしと食らうかもしれません。 でもまあ、結局どの話もラストのどんでん返しは綾辻ワールド全開です。 | ||||
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精神病院を舞台にした三作の連作短編集。 端正で安定感のある文章力は読むに小気味よい。 予想を何度も覆す展開の妙、研ぎ澄まされたロジックは芸術的なまでに美しい。 三作とも良作以上の出来ではあるが、特に凄いのが表題作にもなったラストの「フリークス」だ。 映像的なインパクトも複雑にして整然とした構成も群を抜いているが、問題作すぎて映像化はできそうにもないところが残念。 | ||||
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全部で3話あります。 精神病棟での患者の話しです。 「夢魔(むま)の手」は精神病棟にいるお母さんを見舞いに行く少年のはなしです。 そこで母から驚くべき事実を明かされます。 「四0九号室の患者」は交通事故にあった女性がなくした記憶を謎解いていく 話しです。 そして最後の「フリークス」は中でも一番の長編で「J.Mを殺したのは誰か」 について謎解きしていきます。 どの話しも書記で綴られている部分が多くあります。 ミステリーなので「真実は何か」気になってしょうがなく 読み急いでしまうくらいハマります。 やっぱり綾辻行人さんは面白いものを書くなぁ。 | ||||
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3作の短編集が入ってます。でもつながりがあるのですが私は三作目でどう書くのかが分かってしまいました。どこのレビューも星5なので謎です。最初の2作はひっくり返されましたが、大事な三作で慣れが生じます。最初のほうにある文章にもヒント満載ですし。。 私は綾辻作品ほとんど持っているので、その中ではボリュームがなかったです。でも、さらっと読めるという意味ではよかったです。 | ||||
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一般的に抱かれている推理小説のイメージとはかなり離れている三つのお話です。いずれも精神病患者を語り手とした、彼らにまつわる事件の真相を突き止めていく形式となっています。 単なる謎解きを楽しむだけの話ではなく、それぞれの物語は、精神病者の精神の世界に踏み込み、普段私達が普通としているもの、それを正常、それ以外を異常としてしばしば蔑み、排除しようとさえする価値観を支えているものに揺さぶりをかけてきます。眼球綺譚のいくつかの物語にも見られましたが、これは綾辻さんが作品の根底に抱いている一つの哲学のようです。もちろん、ミステリとしての仕掛けや伏線も随所にあって、読み終わったあとは良い哲学書とミステリを同時に読み終わったようでお得感がありました。是非、読んでみてください! | ||||
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綾辻さんの短編作品。 3作?(たしか)だと思います。どれも面白いし、展開もスリリングです。 個人的には、最後の作品が一番お勧めなんですが、 ちゃんと、最初から順番に読んでくださいね。 短編だけど、微妙な繋がりがありますから。フリークス(奇怪's)です。 最後には、綾辻マジック(あー、そうきたかー)ってのも 待ってますから、読んで損なしですよ。 | ||||
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読み終わって5年程経ちますが、決して脳から離れる事のできない物語です。 それほどまでに衝撃を受けた作品でした。 人間の心は脆く、だけど強い・・・そのどちらを選ぶかはあなた次第・・・。 ミステリーだけとして、読むのにはあまりにも勿体無い作品です。 読後、頭が柔らかくなった気がしました。 | ||||
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読み終わって5年程経ちますが、決して脳から離れる事のできない物語です。それほどまでに衝撃を受けた作品でした。人間の心は脆く、だけど強い・・・そのどちらを選ぶかはあなた次第・・・。ミステリーだけとして、読むのにはあまりにも勿体無い作品です。読後、頭が柔らかくなった気がしました。 | ||||
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母の書棚から何気なくこの本を手にとった事は果たして正解であった。全部で3編、精神科病棟の患者を題材に話が展開される。 すべてに裏があり、すべてが覆される。真実はどこにあるのか。 自分は果たして何者であるのか…。 文章に仕掛けられる巧妙な伏線もニクいが、どれも結末まで一気に読ませてしまう力強さをひしひしと感じる。脳みそをぐるりとひっくり返されたい人にはお勧め。 傑作の一冊!! | ||||
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さすがは綾辻行人という感じで読ませてくれました。 精神病院が舞台の3編が収録。全ての作品が5つ星です。 どこまでが夢でどこまでが現実なのか、登場人物たちも読み手の私達もわからなくなるようなサイコミステリ。 『四〇九号室の患者』のラストに驚嘆。 『フリークス ―五六四号室の患者―』は作者と読み手の距離が確かめたくなる作品。綾辻氏の小説の中でもこの本は絶品! | ||||
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