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(短編集)

フリークス



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フリークスの評価: 3.87/5点 レビュー 30件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

素麺の様な読後感

そうめんのように一冊三話ツルリと入ってしまった。もう一話程入っていれば少々胃がモタれて良かったかもしれない。表紙絵を見て中身を想像しないように。爽やかな読後感。寝る前の軽い読み物としては最適。そう思う僕もフリーク。
フリークス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フリークス (角川文庫)より
4043855044
No.5:
(3pt)

二編目さえよければ……。

評価が高いようだが、私としては微妙な感じであった。

最初に言っておくが、角川版の表紙イラストは問題ありだと思う。何故なのかはあえて書かないが、このイラストに関すると思われる話を読んだ後「じゃあ、あのイラストは何なのよ?」と言いたくなる事、間違い無しではないか。著者がゴリ押ししたのでなければ、編集者の責任大。

一編目・二編目の話と最後の三編目の話では、多少 趣が異なる。あとがきを見ると、それぞれの話の製作経緯が書いてあるので、その理由がわかるような気がする。

一番ダメなのは二編目の話。記憶を失い、顔を包帯でグルグル巻きにした主人公が「自分は誰?」と自問する話なのだが、顔が隠れている点、場所が精神病棟である点を考慮するとすぐに正体がわかる。これだけ長い話にする内容ではなく、ショートショート的なオチなのが大変不満。

ホラー的なテイストを入れるのならともかく、単に正体は誰かを探るだけの話なので、30ページくらいで十分なのではないか。

また長くしたおかげで矛盾とまでは言えないが、不自然な部分が出てしまったような気がする。

一編目の話は可もなく不可もなくといった感じ。ホラー的な雰囲気を出しているので、長くなってしまったのはある程度納得できるが、ネタ的には、やはりショートショート。

色々な要素を詰め込もうとした結果、矛盾とまではなっていないが、それぞれの要素の意味が散漫になった印象がある。もう少しスッキリさせた方が、最後のオチがドンときいたのではないか。

それに対して三編目の話は割と興味深い。主人公の視点と主人公が読む事になる精神病患者の書いた文章が、進行上、二重構造になっているので、伏線の張り方が巧みな感じがする。すぐに察しがつくものもあるのだが、それに目を奪われると騙される。

またオチを読んだ後でも、この話の「真実」に対して、読者が複数の解釈を出来るようにしているのが良いと思う(私自身はそう解釈している)。

本全体を読み返してみると、幾つかの描写の符合から、読者に一定の方向性を示してはいるものの、どちらの解釈が正しいのかを決定づける描写を、著者があえてしていないようにも見える。

こういった場合、大抵はスッキリしない印象が残るものだのだが、今回はそれが幻想的というか、若干の恐怖に似た印象を受けた。そういう意味では大変巧みに思える。

実質☆3.5 二編目が良ければ☆4といったところか。
フリークス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フリークス (角川文庫)より
4043855044
No.4:
(3pt)

普通ですね

本作のレビュー、5つ星が多いのですが、ちと甘過ぎじゃないかと思います。
確かに読ませる文章だとは思います。
しかし...
自分には、「どうしても暇な時に読んだらいいかな」、という感じです。
十角館の時もそうでしたが、途中でエンディングが読めてしまう割に、文章が冗長過ぎる感じがします。
もう一度読みたくなる叙述ミステリは、謎解きの部分でアレっと思って伏線を読み返してしまうものなのですが、本作を読んだ時にはそのようなこともなく。
日記形式の部分なんかかなり読み飛ばしてましたし、読み返す必要もありませんでした。
レビュー書いているのがファンの方が多いので、評価が甘めなのかもしれませんね。
フリークス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フリークス (角川文庫)より
4043855044
No.3:
(3pt)

もう少し衝撃的な話が欲しかったです。

精神病棟の話という事なので、
もう少し衝撃的な内容を期待していましたが、
外れました。

短編でしたが、驚いたり、ぞっとする話は
ありませんでした。

普通にスラスラ読める小説ではありました。
フリークス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フリークス (角川文庫)より
4043855044
No.2:
(3pt)

装丁でもタイトルでもなんでも目に付いて興味を持ったなら是非

綾辻行人さんの作品は十角館、水車館、迷路館、どんどん橋、Anotherくらいしか読んでいませんが楽しめたので本書を購入しました。

今回は概ね楽しめましたが少し物足りなかった印象です。評価が良いということで期待しすぎると肩透かしを食らうかもしれません。
2作目などは綾辻行人さんの他作を読んでしまっているとオチが読めてしまう方は多いのではないでしょうか?
とはいえ作品に漂う雰囲気は流石です、特に3作目はオチの予想に興じようが興じまいがその作品に漂う怪しい雰囲気に惹き込まれ本ミスだトリックだなんだに興味のない方でも楽しめるのではないかと。

読んでもらいたいのは「●●トリック」や「ミステリー」にあまり馴染みのない方や普段それほど本を読まない方、今回の角川文庫さんの装丁は若い方にも受けそうだし本の厚さもあって手に取りやすいのでは?
また、もちろん氏のファンも充分に楽しめる出来ではあると思います。

私は★3.5くらいの感覚で★4はつけたくないかなと微妙な所、ミステリ好きの方やボリューム的には物足りない物があると思います。(勝手に期待しすぎた私が悪い)
しかし上述したような方々にとっては★4にもあるいは★5にもなりえるはず、気軽に読めるのも良い点で
普段それほど本を読まない方とぶ厚い本との架け橋となるような地の出来た質の良い本です。
「ミステリー」に興味がない方でも(むしろそういう方に是非)書店で見かけて少しでも気になったのなら是非買って読んでみることをおすすめします。
フリークス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フリークス (角川文庫)より
4043855044
No.1:
(3pt)

3作目はもう・・・

3作の短編集が入ってます。でもつながりがあるのですが私は三作目でどう書くのかが分かってしまいました。どこのレビューも星5なので謎です。最初の2作はひっくり返されましたが、大事な三作で慣れが生じます。最初のほうにある文章にもヒント満載ですし。。
私は綾辻作品ほとんど持っているので、その中ではボリュームがなかったです。でも、さらっと読めるという意味ではよかったです。
フリークス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:フリークス (角川文庫)より
4043855044

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