首断ち六地蔵



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初公開日(参考)2002年07月
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長編小説

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首断ち六地蔵 (光文社文庫)

2005年08月01日 首断ち六地蔵 (光文社文庫)

豪凡寺の六地蔵の首が何者かに持ち去られた。悪質なカルト集団を取り締まる特殊法人・寺社捜査局に勤める魚間岳士は、住職の風峰と調査に乗り出す。が、地蔵の首が見つかるたびに、そばには奇妙な死体が。邪悪な見立て殺人の謎を次々に解決していく魚間たちは、背後に新興宗教教祖の存在を突き止めるが!?超絶技巧の推理合戦!本格魂が炸裂する傑作ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.33pt

首断ち六地蔵の総合評価:7.55/10点レビュー 11件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

首断ち六地蔵の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH
No.2:
(5pt)

首断ち六地蔵の感想


 六体の地蔵の首が何者かに切断された。 捜査員魚間岳士と住職の風峰は首の行方を追い始めるが、発見された地蔵の首の近くには意味深な死体があるのだった・・・。

 霞流一の連作短編集。 成程これはバカミスに片足を突っ込んでいるかもしれない。 魚間と刑事たちによる多重解決が見物で大胆な推理の連続はバカらしいながら本格推理の妙を持っている。 ★は5つ。
 
 

りーり
9EDFH0HC
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ただのバカミスじゃなかった……

6編+1つの短編集。
1つ1つの事件に対して、登場人物達が二転三転する推理合戦を行います。
著者が述べている通り、本書の大半がミステリの見所である推理合戦で構成されているのが面白かったです。
ただ、その為か事件はクイズ問題の様に扱われており、
結末はバカミスと言われても仕方がない解答へと落ち着いてしまうのが苦笑いもの。
正直、入門用のクイズ問題を読まされている錯覚になって読み進むのが辛くなりそうでした。
が、最後まで諦めずに結末まで読んで良かったと思います。
評価が俄然変わります。

当初は雑誌連載だったらしいのですが、
連載中は読者から失笑を買ったりしなかったのかな?と思ってしまいました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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未読の方はご注意ください

No.8:
(3pt)

バカミスとどんでん返し

なんとなく、ラストのどんでん返しの予想はつきますが、読者がこの真相に辿り着くための推理をして真相を導き出すのは相当難しいと思います。なぜなら、6つの事件すべてが、いかにもこの著者ならでは荒唐無稽なシチュエーションとトリック、そして主人公をはじめとした主要登場人物の、殺人事件現場にもかかわらず、あまりに緊張感の無い頓狂なキャラクター設定が入り混じった生粋のバカミスだからです(笑)。しかし決してアンフェアなわけではないので、注意深く読んでいけば、隠された真の仕掛けに気づけるかもしれません。
首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)より
4334074758
No.7:
(5pt)

全作通じての仕掛けも面白い

謎解き尽くしの短編集で、40ページくらいの話に3つも4つもの推理が披露されます。
著者はバークリーの「毒入りチョコレート事件」を意識して書いたとしていますが、モース警部シリーズがお好きな人にもお勧めできると思います。
また、連作短編集として全体を見たときの仕掛けもなかなか凝っていて、楽しく読めました。
首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)より
4334074758
No.6:
(4pt)

連作6編+どんでん返し

奥深い山陰の地蔵をモチーフにした日本古来の因習を軸に展開する横溝正史系のホラーミステリー・・・・などでは全くなく、そのタイトルとは裏腹に完全なネタ系ギャグ本格作品である。
一応長編だが、各章ごとで事件が完結していくので連作短編集と言ってもいいだろう。
いわゆる多重解決ものと言われるミステリーで一つの事件の真相を与えられた手掛かりで何回も結論を出してはまた違う方向からひっくり返される推理しっぱなしの作品。なので1ページほどで登場人物を簡単に紹介して即殺人事件が発生する。後は全て推理合戦。リアリティは皆無なのであまりこういうネタ系推理ものに馴染みのない人には途中で投げ出しくなくなるかもしれない・・・。
連作なので当然ラストで全ての事件が繋がるのだが、ここは見事などんでん返しが用意されている。
好き嫌いのはっきり分かれる作品だと思うが、作者の推理の論理にかける無駄なまでの情熱に圧倒される作品である。
首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)より
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No.5:
(5pt)

多重解決のつるべ打ちの果てにある、驚愕のどんでん返し

◆「第一〜四首」
◆「第五首 人の死に行く道は」
  教会の礼拝堂の屋根にあった十字架に被害者が
  磔にされ、鉄条網に逆さに、ぶら下げられていた。
  神父が、十字架に異状がないことを確認した、わずか
  十分後に、前述の奇怪な情景が現出したというのだが……。  
  「困難は分割せよ」という原理の実践。十字架の処理がポイント。
◆「第六首 天は風を見すてたか」
  これまでに起きた六地蔵事件が舞台化されたのだが、開幕を翌日に控えた日
  に、風峰役の俳優が、舞台に設営された密室状態の「箱」の中で殺害された。
  死因は頭部強打によるもので、凶器は〈天上〉の地蔵の首だった……。
  演者の立ち位置を示す「ばみり」のテープ
  をもとに、さまざまな仮説が展開されます。
  冒頭にぬけぬけと張られた、トリックの伏線に注目。
◆「第無々首 奈落の底の底」
  連作長編という形式ならではのどんでん返し。
  各話で展開されたバカミス的解決に、まったく別の意味が
  付与されることで、くすぶっていた違和感が解消されます。
 
首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)より
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No.4:
(5pt)

《各話すべて多重解決》+《六道》の見立て+???


◆「第一首 地獄院長は燃えた」

  廃病院にロケハンに来ていた映画スタッフの一人が、
  密室状態の部屋で扼殺され、窓から落とされた……。

  

  死体のある「部分」が、トリックだけでなく、見立てを
  構成する上でも、極めて重要なパーツとなっています。

  


◆「第二首 餓鬼の使いは帰らない」

  〈餓鬼道〉の地蔵の首が、「だんまり軒」という、うどん屋の前で発見
  される。その店の厨房の大鍋では、着物姿の老婆が茹でられていた……。



  “存在しない赤子の孫の謎”について、さまざまな仮説が示されますが、
  真相は、なかなかの衝撃度。犯人の特定なんか、どうでもよくなります。




◆「第三首 畜生は桜樹に散る」

  花見の場所取りをしていた鰻屋のオーナーが刺殺された。
  死体の胃の中には、なぜか、まるまる一匹のウナギ一が。

  現場となった桜の周囲には、被害者の足跡しか残されておらず……。



  《雪密室》ならぬ《桜密室》というわけですが、
  結末で明かされるのは、《意外な凶器》ですw




◆「第四首 修羅の首が笑った」
  
  生首に結び付けられていたロープ、居間に置かれていた姿見、
  といったものから導き出される仮説が、それぞれ面白いです。


 
◆「第五首 人の死に行く道は」

  教会の礼拝堂の屋根にあった十字架に被害者が
  磔にされ、鉄条網に逆さに、ぶら下げられていた。


  神父が、十字架に異状がないことを確認した、わずか
  十分後に、前述の奇怪な情景が現出したというのだが……。  



  「困難は分割せよ」という原理の実践。十字架の処理がポイント。



◆「第六首 天は風を見すてたか」

  これまでに起きた六地蔵事件が舞台化されたのだが、開幕を翌日に控えた日
  に、風峰役の俳優が、舞台に設営された密室状態の「箱」の中で殺害された。

  死因は頭部強打によるもので、凶器は〈天上〉の地蔵の首だった……。



  演者の立ち位置を示す「ばみり」のテープ
  をもとに、さまざまな仮説が展開されます。

  冒頭にぬけぬけと張られた、トリックの伏線に注目。



◆「第無々首 奈落の底の底」

  連作長編という形式ならではのどんでん返し。

  各話で展開されたバカミス的解決に、まったく別の意味が
  付与されることで、くすぶっていた違和感が解消されます。





首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:首断ち六地蔵 (カッパ・ノベルス)より
4334074758



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