首断ち六地蔵
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6編+1つの短編集。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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なんとなく、ラストのどんでん返しの予想はつきますが、読者がこの真相に辿り着くための推理をして真相を導き出すのは相当難しいと思います。なぜなら、6つの事件すべてが、いかにもこの著者ならでは荒唐無稽なシチュエーションとトリック、そして主人公をはじめとした主要登場人物の、殺人事件現場にもかかわらず、あまりに緊張感の無い頓狂なキャラクター設定が入り混じった生粋のバカミスだからです(笑)。しかし決してアンフェアなわけではないので、注意深く読んでいけば、隠された真の仕掛けに気づけるかもしれません。 | ||||
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謎解き尽くしの短編集で、40ページくらいの話に3つも4つもの推理が披露されます。 著者はバークリーの「毒入りチョコレート事件」を意識して書いたとしていますが、モース警部シリーズがお好きな人にもお勧めできると思います。 また、連作短編集として全体を見たときの仕掛けもなかなか凝っていて、楽しく読めました。 | ||||
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奥深い山陰の地蔵をモチーフにした日本古来の因習を軸に展開する横溝正史系のホラーミステリー・・・・などでは全くなく、そのタイトルとは裏腹に完全なネタ系ギャグ本格作品である。 一応長編だが、各章ごとで事件が完結していくので連作短編集と言ってもいいだろう。 いわゆる多重解決ものと言われるミステリーで一つの事件の真相を与えられた手掛かりで何回も結論を出してはまた違う方向からひっくり返される推理しっぱなしの作品。なので1ページほどで登場人物を簡単に紹介して即殺人事件が発生する。後は全て推理合戦。リアリティは皆無なのであまりこういうネタ系推理ものに馴染みのない人には途中で投げ出しくなくなるかもしれない・・・。 連作なので当然ラストで全ての事件が繋がるのだが、ここは見事などんでん返しが用意されている。 好き嫌いのはっきり分かれる作品だと思うが、作者の推理の論理にかける無駄なまでの情熱に圧倒される作品である。 | ||||
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◆「第一〜四首」 ◆「第五首 人の死に行く道は」 教会の礼拝堂の屋根にあった十字架に被害者が 磔にされ、鉄条網に逆さに、ぶら下げられていた。 神父が、十字架に異状がないことを確認した、わずか 十分後に、前述の奇怪な情景が現出したというのだが……。 「困難は分割せよ」という原理の実践。十字架の処理がポイント。 ◆「第六首 天は風を見すてたか」 これまでに起きた六地蔵事件が舞台化されたのだが、開幕を翌日に控えた日 に、風峰役の俳優が、舞台に設営された密室状態の「箱」の中で殺害された。 死因は頭部強打によるもので、凶器は〈天上〉の地蔵の首だった……。 演者の立ち位置を示す「ばみり」のテープ をもとに、さまざまな仮説が展開されます。 冒頭にぬけぬけと張られた、トリックの伏線に注目。 ◆「第無々首 奈落の底の底」 連作長編という形式ならではのどんでん返し。 各話で展開されたバカミス的解決に、まったく別の意味が 付与されることで、くすぶっていた違和感が解消されます。 | ||||
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◆「第一首 地獄院長は燃えた」 廃病院にロケハンに来ていた映画スタッフの一人が、 密室状態の部屋で扼殺され、窓から落とされた……。 死体のある「部分」が、トリックだけでなく、見立てを 構成する上でも、極めて重要なパーツとなっています。 ◆「第二首 餓鬼の使いは帰らない」 〈餓鬼道〉の地蔵の首が、「だんまり軒」という、うどん屋の前で発見 される。その店の厨房の大鍋では、着物姿の老婆が茹でられていた……。 “存在しない赤子の孫の謎”について、さまざまな仮説が示されますが、 真相は、なかなかの衝撃度。犯人の特定なんか、どうでもよくなります。 ◆「第三首 畜生は桜樹に散る」 花見の場所取りをしていた鰻屋のオーナーが刺殺された。 死体の胃の中には、なぜか、まるまる一匹のウナギ一が。 現場となった桜の周囲には、被害者の足跡しか残されておらず……。 《雪密室》ならぬ《桜密室》というわけですが、 結末で明かされるのは、《意外な凶器》ですw ◆「第四首 修羅の首が笑った」 生首に結び付けられていたロープ、居間に置かれていた姿見、 といったものから導き出される仮説が、それぞれ面白いです。 ◆「第五首 人の死に行く道は」 教会の礼拝堂の屋根にあった十字架に被害者が 磔にされ、鉄条網に逆さに、ぶら下げられていた。 神父が、十字架に異状がないことを確認した、わずか 十分後に、前述の奇怪な情景が現出したというのだが……。 「困難は分割せよ」という原理の実践。十字架の処理がポイント。 ◆「第六首 天は風を見すてたか」 これまでに起きた六地蔵事件が舞台化されたのだが、開幕を翌日に控えた日 に、風峰役の俳優が、舞台に設営された密室状態の「箱」の中で殺害された。 死因は頭部強打によるもので、凶器は〈天上〉の地蔵の首だった……。 演者の立ち位置を示す「ばみり」のテープ をもとに、さまざまな仮説が展開されます。 冒頭にぬけぬけと張られた、トリックの伏線に注目。 ◆「第無々首 奈落の底の底」 連作長編という形式ならではのどんでん返し。 各話で展開されたバカミス的解決に、まったく別の意味が 付与されることで、くすぶっていた違和感が解消されます。 | ||||
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