スティームタイガーの死走



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初公開日(参考)2000年12月
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長編小説

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スティームタイガーの死走 (角川文庫)

2004年03月25日 スティームタイガーの死走 (角川文庫)

C63―それは戦時に設計されるも、幻に終わった蒸気機関車。玩具メーカーの創業者、小羽田伝介は会社の宣伝のためにC63を完全再現させた。しかも本物の中央本線で東京まで走らせる計画を発表する。その記念すべきお披露目の日、出発駅で変死体が発見される。不穏な空気の中走り出したC63だが、間もなく虎の覆面を被った二人組によって乗っ取られ、そしてC63は忽然と消失してしまった!!「このミステリーがすごい!二〇〇二年版」第4位!怒涛の展開と驚愕のラストが度肝を抜く、ノンストップ本格推理。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.50pt

スティームタイガーの死走の総合評価:6.60/10点レビュー 20件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

置いてかれるな!!


 設計段階で終わってしまった幻の蒸気機関車。それを現代に再現し、実際に中央本線で走らせる。
玩具会社コハダトーイが仕掛ける一大計画。「虎鉄」と名付けられた列車は世間の注目を浴び出発地である東甲府駅を発進した!!しかしその裏では或る者の遠大の計画も同時に始まろうとしていた・・・。

 ユーモアを超えてギャグ、そしてギャグを超えてバカになってしまったミステリー。霞さんのバカミスは最後まで行くとバカなのに道中は割と凄惨に殺人事件や社会情勢を描く。そして今回はその真面目に書き上げた描写というのが裏で進められていた大仕掛けに大きく作用してくる。たまにこういう変なのが欲しくなるのよ。

りーり
9EDFH0HC
No.3:
(6pt)

スティームタイガーの死走の感想

ユーモアが溢れているが、事件は結構凄惨。物語にも疾走感があり、一気読みさせてくれる。実に企みに満ちた作品でまずまずの満足だった。

tqsvay
2WLUL6LC
No.2:
(7pt)

スティームタイガーの死走の感想

著者初読み。このミス2002年版第4位。「人間消失」、「密室に突然現れたアカムケの死体」、「列車ジャックと犯人のバカな要求」、そして「蒸気機関車消失」。バカミスと言う事になるでしょうが、これだけのネタを詰め込んで一応それぞれに決着を付けています。ふざけた様な奇妙なキャラとその言動に、笑えるか、イラつくか。沢山の謎とその真相に、そしてラストに用意された作品そのものに対する大仕掛けに、感心するか、怒るか、それとも呆れるか。私は、作者が非常に真面目に真剣に取り組んだと感じ、面白く読みました。個人的にこれは有り。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:
(5pt)

スティームタイガーの死走の感想

消失物のミステリ。
刊行後、出版社が倒産してしまって本書自体も消失しかねた面白い曰くがある作品。

読後に"バカミス"扱いになっている事を知りましたが、
列車消失、出現する奇妙な死体など、本格思考の魅力的な要素が
いくつも散りばめられていて面白い作品でした。

ただ、文章内容や人のセリフ、事件が起きた時の感情や説明など総じて軽く、
笑いに変えているセンスなどが相まってバカミスとなっていると思います。

本書で扱われている事件や真相について、
例えば島田荘司が描いたら、かなりの作品になりそうな事を勝手に想像しました。
何故、島田荘司が浮かんだのかと言うと、似たようなトンデモトリックでも
事件背景が色濃く描かれ、不思議な納得と魅力で壮大に感じられるのですが、
本書の傾向はその反対側にあると思ったからでした。

ちょっとセンスが合わなかったです。

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egut
T4OQ1KM0
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No.16:
(3pt)

まじめな鉄道ミステリーを期待してはいけない

機関車走行中の車内を舞台に、殺人事件と乗っ取りが繰り広げられる鉄道ミステリーだが、リアリティは全くなく、書き割りのようなペラペラなテイストで事件が進行していく。 ページ数が少ないのにてんこ盛りの展開だが、あくまでこの著者らしい軽いテイストで、面白いのか面白くないのかよく分からないギャグも挟んで、受け付けない人には全く面白くない作品であろう。 このチープさは何なんだと思っていると、最後にミステリー的なある仕掛けがあって、そういうことか!と一応落ちが付くのだが、どうもこの落ちのためだけの前フリに小説全体がなってしまっている感がある。
スティームタイガーの死走 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:スティームタイガーの死走 (角川文庫)より
4043729022
No.15:
(4pt)

最後の大仕掛けには素直に脱帽

薄いボリューム、テンポよく進むストーリーの中、列車消失に殺人事件にイベント満載であります。
トリックは凡庸、もしくはバカバカしいもので、あやうく壁に叩きつけそうになるのですが、そうした「ありえねーよ」感をも呑み込んでしまった最後の大仕掛けには素直に脱帽。これは凄い。
スティームタイガーの死走 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:スティームタイガーの死走 (角川文庫)より
4043729022
No.14:
(2pt)

全然笑えない。

読後に他の方のレビューを見て、「バカミス」というジャンルがあるというのを
初めて知ったわけだけど、だとしてもつまらない作品だ。

笑わせようというのは分かるのだけれど、全て滑っているようにしか思えない。
漫画やドラマならば面白いと感じることが出来るのかもしれないが、これを文章
で読むのは本当に辛かった。全然笑えないのだ。
一部のミステリーマニア向けの作品?
スティームタイガーの死走 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:スティームタイガーの死走 (角川文庫)より
4043729022
No.13:
(3pt)

違和感と快感

いわゆるバカミスの大傑作といおうか、何かあると思ったがこういう事だったのか。本格推理小説はこの仕掛けが面白いのだが、やはり騙された。

読んでいてつねに違和感があった。何ともいえぬ奇妙な落ち着きの無い感じ。時代設定が判らなかったのだが、こういう事だったのか…・。

幻の機関車・C63型蒸気機関車を中央線で走らせるのだが、その記念すべき日に出発の駅で死体が発見されるのだが・・・・。
スティームタイガーの死走 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:スティームタイガーの死走 (角川文庫)より
4043729022
No.12:
(3pt)

息抜きにピッタリ。軽く読めちゃいます。

この本最後まで読んで「ああ、そうだったのか!」っていうサプライズがあるのだが、これで救われてるね。だって、密室殺人の謎にしても、ズル剥けの『アカムケ様』の死体の謎にしても、列車消失の謎にしてもあまり感心しなかったもの。それでもおもしろかった。話自体がなかなか読ませる。ノンストップ本格推理という宣伝文句もあながち的外れではないと感じた。
おもしろいのは、本書の時間進行と読書の時間とが微妙にリンクしていること。章の冒頭に経過時間が記されているのだが、それがほぼ合致していた。これは作者のあとがきを読んで知ったのだが、これを構想の根本において本作を書き上げたそうなのである。だから、すごく苦労したそうな。
かのヒッチコックの「バルカン超特急」のように次々と畳み掛けるように事件が起こり、新たな展開が生まれ、あれよあれよのうちにラストにたどり着いていた。バカミスとまではいかないが、適度にバカ要素が入っていてよろしい。なんせ、列車を乗っ取った男たちの要求が駅構内でのキャンプファイヤーと花いちもんめなんだもの。こういうの普通考える?またそれが、物語の中では必然なんだから凄いではないか。
軽くて読み応えという点ではからっきし駄目だけど、息抜きに読むのにはもってこいのミステリだ。
スティームタイガーの死走 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:スティームタイガーの死走 (角川文庫)より
4043729022



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