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スティームタイガーの死走
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スティームタイガーの死走の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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機関車走行中の車内を舞台に、殺人事件と乗っ取りが繰り広げられる鉄道ミステリーだが、リアリティは全くなく、書き割りのようなペラペラなテイストで事件が進行していく。 ページ数が少ないのにてんこ盛りの展開だが、あくまでこの著者らしい軽いテイストで、面白いのか面白くないのかよく分からないギャグも挟んで、受け付けない人には全く面白くない作品であろう。 このチープさは何なんだと思っていると、最後にミステリー的なある仕掛けがあって、そういうことか!と一応落ちが付くのだが、どうもこの落ちのためだけの前フリに小説全体がなってしまっている感がある。 | ||||
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薄いボリューム、テンポよく進むストーリーの中、列車消失に殺人事件にイベント満載であります。 トリックは凡庸、もしくはバカバカしいもので、あやうく壁に叩きつけそうになるのですが、そうした「ありえねーよ」感をも呑み込んでしまった最後の大仕掛けには素直に脱帽。これは凄い。 | ||||
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読後に他の方のレビューを見て、「バカミス」というジャンルがあるというのを 初めて知ったわけだけど、だとしてもつまらない作品だ。 笑わせようというのは分かるのだけれど、全て滑っているようにしか思えない。 漫画やドラマならば面白いと感じることが出来るのかもしれないが、これを文章 で読むのは本当に辛かった。全然笑えないのだ。 一部のミステリーマニア向けの作品? | ||||
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いわゆるバカミスの大傑作といおうか、何かあると思ったがこういう事だったのか。本格推理小説はこの仕掛けが面白いのだが、やはり騙された。 読んでいてつねに違和感があった。何ともいえぬ奇妙な落ち着きの無い感じ。時代設定が判らなかったのだが、こういう事だったのか…・。 幻の機関車・C63型蒸気機関車を中央線で走らせるのだが、その記念すべき日に出発の駅で死体が発見されるのだが・・・・。 | ||||
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この本最後まで読んで「ああ、そうだったのか!」っていうサプライズがあるのだが、これで救われてるね。だって、密室殺人の謎にしても、ズル剥けの『アカムケ様』の死体の謎にしても、列車消失の謎にしてもあまり感心しなかったもの。それでもおもしろかった。話自体がなかなか読ませる。ノンストップ本格推理という宣伝文句もあながち的外れではないと感じた。 おもしろいのは、本書の時間進行と読書の時間とが微妙にリンクしていること。章の冒頭に経過時間が記されているのだが、それがほぼ合致していた。これは作者のあとがきを読んで知ったのだが、これを構想の根本において本作を書き上げたそうなのである。だから、すごく苦労したそうな。 かのヒッチコックの「バルカン超特急」のように次々と畳み掛けるように事件が起こり、新たな展開が生まれ、あれよあれよのうちにラストにたどり着いていた。バカミスとまではいかないが、適度にバカ要素が入っていてよろしい。なんせ、列車を乗っ取った男たちの要求が駅構内でのキャンプファイヤーと花いちもんめなんだもの。こういうの普通考える?またそれが、物語の中では必然なんだから凄いではないか。 軽くて読み応えという点ではからっきし駄目だけど、息抜きに読むのにはもってこいのミステリだ。 | ||||
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この本最後まで読んで「ああ、そうだったのか!」っていうサプライズがあるのだが、これで救われてるね。だって、密室殺人の謎にしても、ズル剥けの『アカムケ様』の死体の謎にしても、列車消失の謎にしてもあまり感心しなかったもの。それでもおもしろかった。話自体がなかなか読ませる。ノンストップ本格推理という宣伝文句もあながち的外れではないと感じた。 おもしろいのは、本書の時間進行と読書の時間とが微妙にリンクしていること。章の冒頭に経過時間が記されているのだが、それがほぼ合致していた。これは作者のあとがきを読んで知ったのだが、これを構想の根本において本作を書き上げたそうなのである。だから、すごく苦労したそうな。 かのヒッチコックの「バルカン超特急」のように次々と畳み掛けるように事件が起こり、新たな展開が生まれ、あれよあれよのうちにラストにたどり着いていた。バカミスとまではいかないが、適度にバカ要素が入っていてよろしい。なんせ、列車を乗っ取った男たちの要求が駅構内でのキャンプファイヤーと花いちもんめなんだもの。こういうの普通考える?またそれが、物語の中では必然なんだから凄いではないか。 軽くて読み応えという点ではからっきし駄目だけど、息抜きに読むのにはもってこいのミステリだ。 | ||||
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動物テーマの霞ミステリ、本作は虎ですが、虎づくし、という感じは『デッド・ロブスター』等に比べればそれほどしません。(解説を読んで初めて気づいたのですが)三人称文体によることが大きいかも…。動物色やギャグ度はそれほど高くないものの(ギャグ度に関しては決して低くはありませんので念のため)、そのぶんミステリ度は高くなっています。『オリエント急行』をはじめとするミステリのパロディは『シベリア超特急』にまで及んでいますし、大技トリックも炸裂しています。消える列車も、もはや使い古された設定ですが、本作ではギャグミスであること、さまざまな要素・伏線を多層的に配することで、かなりうまく読者への衝撃を増すことに成功していると思います。ただ、走る密室の謎についてはもうひとつ。作者自身が鉄道マニアだったので、実体験に基づくものかも知れませんが…。アカムケになったこと自体はなかなか凄い…! | ||||
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動物テーマの霞ミステリ、本作は虎ですが、 虎づくし、という感じは『デッド・ロブスター』等に比べればそれほどしません。 (解説を読んで初めて気づいたのですが)三人称文体によることが大きいかも…。 動物色やギャグ度はそれほど高くないものの (ギャグ度に関しては決して低くはありませんので念のため)、 そのぶんミステリ度は高くなっています。 『オリエント急行』をはじめとするミステリのパロディは 『シベリア超特急』にまで及んでいますし、大技トリックも炸裂しています。 消える列車も、もはや使い古された設定ですが、 本作ではギャグミスであること、さまざまな要素・伏線を多層的に配することで、 かなりうまく読者への衝撃を増すことに成功していると思います。 ただ、走る密室の謎についてはもうひとつ。 作者自身が鉄道マニアだったので、実体験に基づくものかも知れませんが…。 アカムケになったこと自体はなかなか凄い…! | ||||
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なるほど、不思議なフィーリングでしたが、良くできた作品です。密室殺人、列車消失など、大掛かりなガジェットをおバカに料理する醍醐味に舌鼓を打ち、気を緩めているところへ、最期に来るのですね。本格トリックが。作中では「アカムケ様」に一番笑いました。 | ||||
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なるほど、不思議なフィーリングでしたが、良くできた作品です。 密室殺人、列車消失など、大掛かりなガジェットをおバカに料理する醍醐味に 舌鼓を打ち、気を緩めているところへ、最期に来るのですね。本格トリックが。 作中では「アカムケ様」に一番笑いました。 | ||||
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霞流一は不思議な作家で、あまり笑えないギャグの多用(ただし、稀にキレイに炸裂する)と特異な人物配置、クネクネ複雑なストーリー、饒舌なペダントリーを追って読み終えると、論理的な本格ミステリであったことに気がつく。そしてなぜか間をおいて何回も読み返したくなるという特性を持っており、私はこの人を現代のギャグ版小栗虫太郎だと思っている。この作品は中ではもっとも読みやすい。列車消失をテーマにしているせいかテンポと疾走感があり、珍しくギャグもピタピタ決まっている。しかも、一般受けと引き換えに、いつもの偏執的なこだわりを寸毫たりとも犠牲にしていないところが凄い。ペダントリーもトリックも満載。終盤のドンデン返しのつるべ打ちには茫然とする人のではないだろうか。 | ||||
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この伏線がこのギャグに着地するのか...というようなところで実によく作り込まれている。読み返しに耐える、本格マインドあふれる傑作。ただ、作中の「事件」や「トリック」だけに着目するならあまりにおバカ。読者を選ぶ怪作というべきでしょう。 | ||||
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人間消失、密室殺人、列車消失といった派手でかつチープなギミックが、次から次へと押し寄せる様は、「本格ミステリの100円ショップ」とでもいうべきか。この作者の作品は、「好きか嫌いか」というか、「許せるか許せないか」の世界。あなたがどちらに属するかは、ぜひ本書を読んでから判断を。 | ||||
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人間消失、密室殺人、列車消失といった派手でかつチープな ギミックが、次から次へと押し寄せる様は、「本格ミステリの 100円ショップ」とでもいうべきか。 この作者の作品は、「好きか嫌いか」というか、 「許せるか許せないか」の世界。あなたがどちらに属するかは、 ぜひ本書を読んでから判断を。 | ||||
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相変わらずの霞節って言うんですか、まるで落語を聞いているかのようにするっと読みきってしまうのはいいのですが...。 なんかちぐはぐなんです。なんででしょうか。 話に納得できないのです。強引にねじ伏せられないんです。 猪木に必死に関節技をしているかのごとく、効かないんです。 こっちはねじ伏せられたいのに。私は心が狭いんでしょうか? でも「このミス」で4位になってるて事は、それなりの支持者がいる訳で、これこそミステリーと思うのは私だけ? ちょっと厳しいですか?霞さんごめんなさい。次回作に期待してます。 | ||||
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相変わらずの霞節って言うんですか、まるで落語を聞いているかのようにするっと読みきってしまうのはいいのですが...。なんかちぐはぐなんです。なんででしょうか。話に納得できないのです。強引にねじ伏せられないんです。猪木に必死に関節技をしているかのごとく、効かないんです。こっちはねじ伏せられたいのに。私は心が狭いんでしょうか?でも「このミス」で4位になってるて事は、それなりの支持者がいる訳で、これこそミステリーと思うのは私だけ?ちょっと厳しいですか?霞さんごめんなさい。次回作に期待してます。 | ||||
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