■スポンサードリンク


スティームタイガーの死走



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

スティームタイガーの死走の評価: 5.50/10点 レビュー 4件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.50pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

置いてかれるな!!


 設計段階で終わってしまった幻の蒸気機関車。それを現代に再現し、実際に中央本線で走らせる。
玩具会社コハダトーイが仕掛ける一大計画。「虎鉄」と名付けられた列車は世間の注目を浴び出発地である東甲府駅を発進した!!しかしその裏では或る者の遠大の計画も同時に始まろうとしていた・・・。

 ユーモアを超えてギャグ、そしてギャグを超えてバカになってしまったミステリー。霞さんのバカミスは最後まで行くとバカなのに道中は割と凄惨に殺人事件や社会情勢を描く。そして今回はその真面目に書き上げた描写というのが裏で進められていた大仕掛けに大きく作用してくる。たまにこういう変なのが欲しくなるのよ。

りーり
9EDFH0HC
No.2:
(6pt)

スティームタイガーの死走の感想

ユーモアが溢れているが、事件は結構凄惨。物語にも疾走感があり、一気読みさせてくれる。実に企みに満ちた作品でまずまずの満足だった。

tqsvay
2WLUL6LC
No.1:
(5pt)

スティームタイガーの死走の感想

消失物のミステリ。
刊行後、出版社が倒産してしまって本書自体も消失しかねた面白い曰くがある作品。

読後に"バカミス"扱いになっている事を知りましたが、
列車消失、出現する奇妙な死体など、本格思考の魅力的な要素が
いくつも散りばめられていて面白い作品でした。

ただ、文章内容や人のセリフ、事件が起きた時の感情や説明など総じて軽く、
笑いに変えているセンスなどが相まってバカミスとなっていると思います。

本書で扱われている事件や真相について、
例えば島田荘司が描いたら、かなりの作品になりそうな事を勝手に想像しました。
何故、島田荘司が浮かんだのかと言うと、似たようなトンデモトリックでも
事件背景が色濃く描かれ、不思議な納得と魅力で壮大に感じられるのですが、
本書の傾向はその反対側にあると思ったからでした。

ちょっとセンスが合わなかったです。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

egut
T4OQ1KM0

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!