コードネーム『久米』『輪島』『宮古』のテロリスト三人。

一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。

津久井操は科学警察研究所の職員。実際に起きた事例をもとに、「警察は事件の発生を未然に防ぐことができるか」を研究している。

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。

書店で真剣に本を選ぶ美しい女性―まるで絵画のような光景に見とれた川端直幸。

あなたの会社やマンションは大丈夫? 誰もボタンを押していないのに、必ず3階で止まるエレベーター。

横浜にある女子高に通うわたし、上杉小春には碓氷優佳という自慢の親友がいる。

ある日、僕は前から歩いてくる人に避けられるようになった。

“わたしは、彼女に勝ったはずだ。それなのに、なぜ…”中条夏子は、かつての同僚で親友だった黒羽姫乃を刺殺した。

江見は和沙との不倫現場を毎回撮影し映像に残す。

逃げろ、知力と体力の限りを尽くして。閉鎖された市立図書館に忍び込んだ男女5人を猛烈な悪意が襲う。

大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。

余命六カ月―ガン告知を受けたソル電機社長の日向は、社員の梶間に、自分を殺させる最期を選んだ。

そのテロ組織の名は「V（ブイ）」。 目的は、流血によらず現政府への不信感を国民に抱かせ、その転覆をめざすこと。

並木直俊は、決意した。三人の人間を殺す。

鳥羽湾に浮かぶ本郷島が舞台となった大ヒットアニメーション映画 「鹿子の夏」のイベントを開催させるべく、島を訪れた５人。

僕、宮野隆也が通うさいたま工科大学附属高校の選抜クラスに、転入生としてやってきたのは二足歩行のロボットだった。

大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。

〜作家・田中芳樹さん、堪能！「まさしく石持ワールド！　読者をほろ酔いかげんにさせてくれる作品」〜 湯浅夏美と長江高明、熊井渚の三人は、大学時代からの飲み仲間。

十五年ぶりに再会した武田小春と碓氷優佳は、予備校時代の仲間が催す同窓会に参加した。

沖縄・那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。

ある日、遅くまでサービス残業をしていた研究員・下村が起こした小さな事故が呼び水となり、塚原ゴムに臨検が入ることになった。

教祖の死で均衡は崩れた。後継争いの鍵となる「御子」をめぐり、住宅街を揺るがす連続殺人。

北海道札幌市にある大きな屋敷。

暑さが残る初秋の、とある土曜。コーヒー専門店店員・篠崎百代は、一人で汐留のショッピングモールへと向かった。

エンジェル投資家・小池規彦の前に現れた大学院生・田島祐也。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

ミステリーにおける最大の謎は、人の心の奥深くにある―。

不可抗力の事故で最愛の恋人を失った篠崎百代。彼女は復讐の為に、汐留のショッピングモールで無差別殺人を決意する。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された!宿泊客は8人―そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。

下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは4人。

自殺する理由がない男女が、次々と飛び降りる屋上がある。

ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

長野県から警視庁へ出向した御子柴刑事。

勤め先は倒産、泊まったホテルは火事、怪しげな新興宗教には追いかけられ…。

大時化の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた六人の仲間。そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷って自殺した。

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。

越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷である坂牧市に越してきた少女は、母と弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始めた。

感染から数週間で確実に死に至る、その驚異的なウイルスの感染ルートはただひとつ、唇を合わせること。

脚本家として順調に生活する鈴音(36歳)が、高校時代の友達・水絵に突然呼び出された。

デビュー以来、特異な舞台設定と徹底したロジックの追求という独特の作風で、数々の傑作を生み続けている著者。

日比野浩光は山奥で迷子になり、やっと明かりのついた家を見つけた。

高原の保養施設「風神館」に集まった十人の男女。

中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

見知らぬ女性からの留守電、真実を告げる椿の花、不穏に響く野鳥の声…ささいなことから平和な日常が暗転し、足元に死の陥穽が開く。

女性特別機動隊に勤務している南谷結月巡査は、向島教官から、大迫警視長との飲み会に参加するよう指示される。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

「犯人だって、好きで犯罪に走ろうとしているわけではありません。必ず迷いがあります。

【第4回鮎川哲也賞受賞作】 霧に閉ざされた孤島、 灰色の別荘、連続殺人 〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ他、 数々のベストセラーを生んだ著者の原点 喫茶店〈北斎屋〉店長の野坂あやめは、得意客やその友人を含む男女八名で、瀬戸内海に浮かぶS島を訪れた数年前

ひとりにつき650万円で始末してくれるビジネスライクな殺し屋、富澤。

七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。