(短編集)
顔のない敵
- 世界最小の「嵐の山荘」 (1)
- 対人地雷ミステリー (1)
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全1件 1~1 1/1ページ
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地雷をテーマとした6つの短編プラス1編の計7編の初期短編集。氏独特の妙な設定と議論ミステリーは当時からだった模様。後の座間味君シリーズの原点のような作品もあって面白かった。 | ||||
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西澤保彦が紹介していた『暗い箱の中で』(エレベーター内の密室殺人)を目当てに購入しましたが、対人地雷というテーマだけでこんなにバリエーションに富んだ状況、舞台、事件、謎を描いたミステリーが書けるのか、と驚愕した短編集。 少人数の登場人物のなかで緻密にロジックを積み重ねていくタイプの推理も好みでした。 | ||||
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デビュー作と1999-2006年頃に書かれた対人地雷をテーマにした短編6編。舞台はカンボジアだったり、日本だったり、ベルギーだったりロンドンだったりとなかなか楽しい。日本人の対地雷に取り組む人々が主人公になっている。地雷関連の話は連作だが、ちょっとづつテーマも異なっており、あきさせない。最後に収められているエレベーター内の殺人をテーマにしたデビュー作もなかなか読み応えあり。 他の作品も読んだことがあるような気がするが、覚えていない。 他の作品も読んでみることにしようと思う。 | ||||
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対人地雷をモチーフにした連作短編集ミステリーであり、一見すると書き下ろしのように思えるが、実はデビュー前の本格推理に掲載された短編を多く収録した著者の初期短編集である。 いずれも対人地雷を扱った著者らしいやや強引ともいえる論理展開が炸裂する。デビュー前からこの著者ならではの殺人行為に正義があれば、捕まらなくてもかまわない!というややズレた倫理感に支配された世界観はデビュー前からのものであったと分かる。 さらに、世界最小の密室であるエレベーター内での殺人を扱ったオマケもあり、そこで展開されるこれまた特異な動機もこの著者ならではだ。 作家の持ち味はデビュー作で全て出るというのは本当である。 | ||||
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トラップハウスを読んで作者がきになりました どのストーリー展開にい 楽しく読ませてもらいました | ||||
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対人地雷関係の短編六作と著者の処女作を含む。 前者はNGOメンバー絡みの作品と陸上自衛官絡み、両者が絡むもの、 どちらも絡まないものが混在します。 「地雷原突破」はまるで<ビートたけしのお笑いウルトラクイズ>のような 舞台設定で、犯人側の視点に立てば、いかに偽地雷を踏ませずに本物の地雷を 踏ませるかを巧緻な実践的論理で謀っています。 「利口な地雷」はテグス・ロッド・金槌という道具立てによる罠に陥ったかに みえた被害者がじつは犯人の策略で別の殺害方法をとらされており、 物語に逆説的な効果をもたらしています。 「顔のない敵」はカンボジアの対人地雷埋設区域の村に住む代議士の息子が 地雷の被害にあう。頭と手首だけ吹き飛ばされていることを疑問視され 殺人事件と断定。ミステリ的興趣よりも毒をもって毒を制すという考えが招いた悲劇に テーマの重さを痛感します。 「トラバサミ」は緊迫感に欠くものの罠探しのヒントが犯人の心理状態にあり、 一種のゲーム性を帯びている。同時にNGOスタッフとしてこのような擬似テロ行為は 断じて許されないと警鐘を鳴らしている(著者の想像に過ぎないと思うが)。 残る二編はやや質が落ちるような気がして竜頭蛇尾の感は否めないが、 総じて読み応えのある対人地雷ミステリといえるだろう。 | ||||
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