木洩れ日に泳ぐ魚
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この手法の小説を初めて読みました。 まぁそこは良いんですけどね。 表現の方法がひたすら苦手というかしっくりこなくて、無理やり作った「心理戦」という言葉に当てはめようとするというか。。。 読み始めた時に即違和感感じてクレジット見たら結構最近の作品で、感覚としては作家として最初の頃の作品かなーなんて思ったりして。 「リアル鬼ごっこ」を読んでいる時の感覚といえばわかりやすいかな。 流石にあそこまでではありませんが。 手法としては嫌いではないので、こういうのを桐野夏生氏とかに書いてもらったら面白いのかもなーなんて思いながら読みました。 | ||||
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設読後の感想としては、心理描写の表現が入ってこない文体で、無駄に文字を読まされている気持ちになり残念だった。冷めた目で読んでしまうと、徐々に明らかになる事実がすっと入ってこず、ついついイチャモンをつけたくなる、そんな気持ちが湧いてしまいました。その辺りで読むを人を選ぶかもしれません。男女の別れとなる最後の夜や出だしの緊迫感からの期待は外れました。 一方で、これほどまでのきめ細やかな心理描写を描ける点、そしてこれほどの題材のみで話を展開できる筆者の才能に脱帽もしました。読後に自分自身を観察してみると、確かに細かなことを感じているにもかかわらず、普段如何に自分の機微を見ないことにしているか気づきました。 余談ですが、あとがきの鴻上さんの文章がとても学ぶものがありました。多様な価値観があふれる現代の読者に対し、恋愛における共通性に訴えかけつつ、見事に読み手のメリットを、実に心の本質を突きながら表していく、その語り口は本当に見習うべきと感じました。 | ||||
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恩田さん、たまに??という題名をつけられることがある気がします。『三月は深き紅の淵を』とか『麦の海に沈む果実』とか。もちろんあれは、タイトルが本の名称だったりして、作品中に出てきていたりしました。で、今回のは何??という感じ。よくわかりません。 ただ、本作やはり面白い!登場人物はわずか二人。同棲を解消し別れるカップルの最終日の話。 ・・・ ただし、これが何やら不穏な空気。 え?お前が殺したんだろ? いや、あなたが殺したんでしょ? ・・・どうやら誰か一人死んでいるらしい。 何やら実に奥歯の挟まったようないわくありげな空気から物語は始まります。次第に二人の関係が明らかになり、さらに、言及されている亡くなったという男性との関係性が明らかに。このあたりはエンタメ性たっぷりで楽しく読めます。 ・・・ 話はまだまだ続きますが、たった二人の舞台で、過去への回想と会話とで一冊持たせるってのがすごいですよね。やや劇ががっているものの、それもまた安定のスリルというか心地よい予定調和。 最後には、当初惜別の感もあった最終夜も、一種白けたような無気力のような夜明けに。障害のある恋は燃え上がるものの、その障害がなくなった途端、相手の欠点ばかりが見えるようになり覚めた、みたいな。これはこれで恋(そしてストーリ)の終わり方としてはなかなか斬新でした。 ・・・ ということで、日本で買い込んだストックから、恩田さんの作品を読みました。 いつも思うのですが、恩田さん、結構変わった設定・構成に果敢に挑戦しますよね。舞台のような作品で、シンプルな設定も、ぐいぐい読ませる作品でした。 本作、悲恋好きなかた、別れ話が好きな方、演劇が好きな方、等々にはおすすめできると思います。 | ||||
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舞台は別れゆく2人の男女の狭い夜更けの一室だけなのだが、そのなかで折り重なっていく心象の重なりと、それをうっすらと剥がすように明らかになる物事と関係性と、そして訪れる気持ちの夜明けと実際の夜明けまでとを、一気に読ませていく、 傑作。 | ||||
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ちょっと奇を衒った設定や、文章構成ですが、それでも次の文をすらすら読ませるあたりの力量が圧倒的。 | ||||
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