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木洩れ日に泳ぐ魚



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【この小説が収録されている参考書籍】
木洩れ日に泳ぐ魚
木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

木洩れ日に泳ぐ魚の評価: 3.05/5点 レビュー 76件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.05pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 1~20 1/4ページ
No.76:
(2pt)

色々と無理があったのでは

この手法の小説を初めて読みました。
まぁそこは良いんですけどね。

表現の方法がひたすら苦手というかしっくりこなくて、無理やり作った「心理戦」という言葉に当てはめようとするというか。。。
読み始めた時に即違和感感じてクレジット見たら結構最近の作品で、感覚としては作家として最初の頃の作品かなーなんて思ったりして。
「リアル鬼ごっこ」を読んでいる時の感覚といえばわかりやすいかな。
流石にあそこまでではありませんが。

手法としては嫌いではないので、こういうのを桐野夏生氏とかに書いてもらったら面白いのかもなーなんて思いながら読みました。
木洩れ日に泳ぐ魚Amazon書評・レビュー:木洩れ日に泳ぐ魚より
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No.75:
(2pt)

期待外れ

設読後の感想としては、心理描写の表現が入ってこない文体で、無駄に文字を読まされている気持ちになり残念だった。冷めた目で読んでしまうと、徐々に明らかになる事実がすっと入ってこず、ついついイチャモンをつけたくなる、そんな気持ちが湧いてしまいました。その辺りで読むを人を選ぶかもしれません。男女の別れとなる最後の夜や出だしの緊迫感からの期待は外れました。

一方で、これほどまでのきめ細やかな心理描写を描ける点、そしてこれほどの題材のみで話を展開できる筆者の才能に脱帽もしました。読後に自分自身を観察してみると、確かに細かなことを感じているにもかかわらず、普段如何に自分の機微を見ないことにしているか気づきました。

余談ですが、あとがきの鴻上さんの文章がとても学ぶものがありました。多様な価値観があふれる現代の読者に対し、恋愛における共通性に訴えかけつつ、見事に読み手のメリットを、実に心の本質を突きながら表していく、その語り口は本当に見習うべきと感じました。
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No.74:
(4pt)

ある種、斬新な恋の終わり方? ミステリテイストの恋愛話 |『木漏れ日に泳ぐ魚』恩田陸

恩田さん、たまに??という題名をつけられることがある気がします。『三月は深き紅の淵を』とか『麦の海に沈む果実』とか。もちろんあれは、タイトルが本の名称だったりして、作品中に出てきていたりしました。で、今回のは何??という感じ。よくわかりません。

ただ、本作やはり面白い!登場人物はわずか二人。同棲を解消し別れるカップルの最終日の話。

・・・
ただし、これが何やら不穏な空気。

え?お前が殺したんだろ? いや、あなたが殺したんでしょ?
・・・どうやら誰か一人死んでいるらしい。

何やら実に奥歯の挟まったようないわくありげな空気から物語は始まります。次第に二人の関係が明らかになり、さらに、言及されている亡くなったという男性との関係性が明らかに。このあたりはエンタメ性たっぷりで楽しく読めます。

・・・
話はまだまだ続きますが、たった二人の舞台で、過去への回想と会話とで一冊持たせるってのがすごいですよね。やや劇ががっているものの、それもまた安定のスリルというか心地よい予定調和。

最後には、当初惜別の感もあった最終夜も、一種白けたような無気力のような夜明けに。障害のある恋は燃え上がるものの、その障害がなくなった途端、相手の欠点ばかりが見えるようになり覚めた、みたいな。これはこれで恋(そしてストーリ)の終わり方としてはなかなか斬新でした。

・・・
ということで、日本で買い込んだストックから、恩田さんの作品を読みました。

いつも思うのですが、恩田さん、結構変わった設定・構成に果敢に挑戦しますよね。舞台のような作品で、シンプルな設定も、ぐいぐい読ませる作品でした。

本作、悲恋好きなかた、別れ話が好きな方、演劇が好きな方、等々にはおすすめできると思います。
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No.73:
(5pt)

そして訪れる気持ちの夜明けと実際の夜明けまでとを、一気に読ませていく、一冊。

舞台は別れゆく2人の男女の狭い夜更けの一室だけなのだが、そのなかで折り重なっていく心象の重なりと、それをうっすらと剥がすように明らかになる物事と関係性と、そして訪れる気持ちの夜明けと実際の夜明けまでとを、一気に読ませていく、
傑作。
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No.72:
(5pt)

さすがの一言。

ちょっと奇を衒った設定や、文章構成ですが、それでも次の文をすらすら読ませるあたりの力量が圧倒的。
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No.71:
(3pt)

かなり人を選ぶ作品、強いて言えば恋愛心理小説かと

かなり人を選ぶ小説だと思います。最近は、映画化された「蜜蜂と遠雷」や「夜のピクニック」のような穏やかで常識的な作品で恩田さんを知ったという方が多いと思いますが、その流れでこの作品を読むと受けつけないと思います。
不穏で緊張感のある作風はいかにも恩田さん的ですが、強いていうなら純文学に近い恋愛心理小説だと思います。

明日は別れていく男女が、からっぽになったアパートの一室で最後の一夜を過ごすところから始まります。ぽつぽつと交わされる会話から、2人がどういう関係なのか、同居を解消するのはどうしてか、その生い立ちと出会い、学生時代、そして最後の旅となった登山旅行、いったいそこで何があったのか?
何気ない会話を装いながら、お互いに疑念を抱いて探りあう中、だんだんと明らかになるある事件の真相。そして2人はこれからどうなるのか・・といったストーリーです。

事件に関しては、あくまでも推測を重ねただけの真相なので、しっかりと裏づけがあるミステリを期待する方は不満が残るでしょう。楽しく読みえ終えて最後にカタルシスがほしい方も肩透かしになりそう。
後味は重いです。恋愛というものは幻想であり、そのほとんどが不毛であるということが全編を通じて証明されているというか・・。相手を愛しているとか相手に尽くしているとか思い込んでいても、結局それは自己満足や自己欺瞞にすぎないと。
自分は思い当たるところがあって恋愛を醒めた目で見ているところがあるので、このあたりは深く共感してしまいました。
役者が舞台で呼び合うように会話する舞台劇が好きな方、恩田さんファンで、最初に挙げたような作品以外も大好きだという人は読んでみていいと思います。
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No.70:
(1pt)

ミステリー、恋愛、出自の秘密。どれも中途半端

序章はかなり緊迫感があり、面白そうと感じた。
が、すぐに男女の本当の関係が分かってしまう。
読み終わりミステリーとしても、え?父親の事故の件はあれで終わり?と拍子抜けした。出自の秘密もありきたり。恋愛小説としても締まりがない。
結局、何だかなぁ感しか残らなかった。
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No.69:
(4pt)

ようやく大人になる二人の物語

なんだろうこの読後感。禁断の恋なので成就してはならない感覚と、禁断の恋ではなかったことへの安堵感。にもかかわらす、もう終わりを迎える見える二人の生活。オジサンにとって幼き頃を思い出すばかりだが、この小説がこんなに読まれるということは、「きょうだい」や「いとこ」との幼き淡い思い出の延長戦と生と死をテーマにした物語が、少子化が進み多くの他人と知り合える今こそ響くということなのだろうか?昔は普通だった子供の貸し借りやいとこ結婚への物珍しさか?ようやく大人になる二人の物語がここで終わるはずがない気がして怖い。
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4120038513
No.68:
(2pt)

残念ながら

この作家とは相性が合わないことを確信させられた作品でした。

あり得ない状況設定、ご都合主義の話の展開、人物の内面描写の浅さはほかの方のレビューにもあるように多分に漫画的で、映像化を意識しているかのようだ。
それは本作のみならずこの作家の作風とも言える。デビュー作に覚えた違和感はその後読んだ数冊からも消えず、「蜜蜂と遠雷」に至っては映画のノベライズのよう。

小説の映像化は悪いことではない。しかし小説とは文章でしか表し得ない世界が構築され、それ自体で完結しているべきものではないだろうか。

この「木洩れ日に泳ぐ魚」は『隠れた名作』というので期待したのだが、同じことだった。
良し悪しではなく完全に好みの問題と言えようが、今後ほかの作品を手に取ることはないでしょう。
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No.67:
(2pt)

チープ

ネタバレあり

『どんなに求め合っても叶わない切なくも狂おしい恋情』を描いていた間はものすごくドキドキして読めた。きっとこの2人が兄弟じゃないという真相に到達するんだろうなと期待しながら読んでいた。

そして案の定兄弟じゃない!と分かったところ、何と「唐突に恋情が醒めました」ときたもんだ。何でも「兄弟だって障害があったからこその恋情」だったんだってさ。いやいやいくらなんでもチープ過ぎるでしょ。

それまで一体何を読まされていたのかってこっちがめちゃくちゃ醒めたわ。

本当に人を愛したことがないのは作中人物達じゃなくて作者本人やろ。間違いない。
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No.66:
(4pt)

最初に登場する人物というよりは、最初に与えられる情報が、男と女。

ただ、それだけ。

小説なり漫画なりドラマなり、物語と呼ばれるようなものおよび
実生活を何年か過ごしていると、その男と女という情報だけで
勝手に登場人物に色と付ける。中々面白いことなんだけれど。

で、大概の人が勝手に色つけ肉つけ形造ったモノに対して
それをあざ笑うかのように全く違う色の人物が出てくる。

仕方無いからその違う人物に対して、自分を順応させて読んでいく。
そろそろ順応できるだろう、というところでまた
全く違う色のモノが出てくる。

本当に、笑ってしまうぐらいそれに引っ掛かる。
ゴキブリホイホイに掴まるゴキブリの如く。

そして、その騙されている感じがとても、心地よい。
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No.65:
(4pt)

だんだんハマっていくスリリングさ

すんなりとは読めません。
なぜなら少しづつ真実が明かされていくから。
よって特に最初の方はもどかしくて仕方がなく、
これどういうこと?と読み返すことも何度か。
途中からは登場人物と共に真実(と思われること)に近づいていく、ある意味サスペンス。
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No.64:
(2pt)

恩田作品が好きならどうぞ

恩田陸の作品を読むのはは、「蜜蜂と遠雷」に続いて二作品目。蜜蜂が上下の大長編に比べれば、およそ300Pの中長編。あとがきはこの本を「買い」と勧めていたが、残念ながら、「恩田陸好きならどうぞ」という感じである。あるマンションの一室で男女が最後の一夜を明かす。明日になれば、別々の場所へ越していくのだ。「僕」と「私」の対話には、死んだ「彼」がでてくる。僕は「私が殺した」と疑い、私は「彼が殺した」と疑っている。二人だけの会話でストーリーが進行していくが、半分くらいで焦れったくなって、「積む読本」に仲間入りしそうな状況。そこを我慢して読み進めて、200Pくらいから面白くなってラストへ突入できた。もう少し話の展開にスピード感があると、楽に読めただろう。
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No.63:
(5pt)

表現力の世界観

中古で購入しましたが本にキチンとセロハン張りしてあり、ページ面もとても綺麗でした。この本はSixTOENSの松村北斗くんが読んで、「情景、世界観に引き込まれた」と言ってました。一気に読んで、「何か映画みたいだなぁ」とラストでアレっ?と思う方もいると思いますが、私は今でも何度も読んでます。恩田陸さんの表現力はスゴいなと感じてます。
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No.62:
(4pt)

おもしろい内容でした。

個人的に何度も読みたくなる作品です。
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No.61:
(4pt)

すぐに舞台演出ができそう

情景描写、心理描写が上手ですね。文学的とは言いませんが、入り込みます。
たった一晩の二人だけの一部屋での話なのに、よくこれほど書けるなと感心しました。
その中で起承転結をつけるのはかなり大変だと思います。サスペンス的な要素あって割と好きです。
鴻上尚史氏が解説を書いていましたが、舞台にしやすい作品だと思いました。
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No.60:
(1pt)

面白くない

イライラする
時間の無駄
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No.59:
(1pt)

くだらなさすぎた。

素晴らしくくだらない話だった。
深みゼロ。全て推察の中でのやり取りで全くのめり込めなかった。素人のブログの方がおもしろい。こんな小説に久しぶりに出会った。
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4120038513
No.58:
(5pt)

私は好きですよ

「夜ピク」とか「蜜蜂と遠雷」(まだ読んでないです)からきてるひとが多いのでしょうか。思いがけず低評価ですね。でも私は恩田陸作品の中でも好きな部類です。
恩田さんは色んな作風で書ける方なので好みが出るのでしょうね。
少し趣は違いますが、「麦の海」シリーズにも通じるなんとも言えない不穏な感じが好きです。
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No.57:
(3pt)

まあまあ

設定っと空想に無理矢理があったり、中島みゆきの冷たい別れに出てくる歌詞が出てきたり、展開をしすぎたかな?
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4120038513

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