夜果つるところ

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種別
長編
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あらすじ

2023年06月26日 夜果つるところ

遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。表情に乏しく、置き物のように帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。(「BOOK」データベースより)

評判

夜果つるところの評価:

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夜果つるところの総合評価:

8.25/10点 レビュー 8件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8
(5pt)

恩田陸さんの『鈍色幻視行』、『夜果つるところ』を続けて読んだけど、非常に好みの作品でした。

呪われた小説とその作家について、船上で語り合いながら謎に迫っていくミステリー。事実はわからないけど、それぞれの真実にたどり着いていく感じが面白い。
そして、呪われた小説である『夜果つるところ』を続けて読むと、薄暗い雰囲気に引き込まれて、どっぷり世界観を堪能できました。
夜果つるところ Amazon書評・レビュー: 夜果つるところより
4087714314
No.7
(4pt)

どちらから読むか?

まず「鈍色幻視行」を読み、次に「夜果つるところ」を読みました。個人の好みの問題でしょうが、逆の方が良かったかも?本書は昔読んだ「赤朽葉家の伝説」を彷彿させるようなノスタルジーな雰囲気でいて、一気に読ませる力強さがあってよかったです。恐らくもう一度「鈍色幻視行」を読んだらまた違うんだろうなぁ、と思いつつどうしようか思案中です。
夜果つるところ Amazon書評・レビュー: 夜果つるところより
4087714314
No.6
(5pt)

カラフルでグロテスク

『鈍色幻視行』と対をなす作品。『鈍色幻視行』がモノトーンであるのに対して、『夜果つるところ』はカラフルだけれどグロテスク。心の闇を抱えた登場人物が、2.26事件を思わせるクーデーターに巻き込まれて破滅していく様を、炎とともに描く。狂気と同性愛、幼い憧れと性的な倒錯。原色の絵の具をいくつも混ぜ合わせたような作品世界。『蜜蜂と遠雷』で音の世界を小説に描ききった作者が、人間の心の闇を絵画的に描いた作品だと言えよう。
夜果つるところ Amazon書評・レビュー: 夜果つるところより
4087714314
No.5
(4pt)

飯合梓の幻の一作

恩田陸『鈍色幻視行』に登場する幻の一作。
昭和初期、「三人の母」と山間の遊郭で生きる「私」が運命と時代に翻弄されていく様を描いた飯合梓(恩田陸)の唯一の小説。
『鈍色幻視行』の中で話されていた様々なピースが一つに収斂されていく。
夜果つるところ Amazon書評・レビュー: 夜果つるところより
4087714314
No.4
(2pt)

設定が時代遅れ、昭和小説の延長

好きな作家であり、「鈍色幻視行」と連続刊行だったので、興味を持って購入してみた。
恩田陸さんは、発想の豊かさや人物への魅力的な味つけ導入の引き込みがお上手で、ぐいぐい読ませてくれるのだが、この小説は全く頂けなかった。
「鈍色幻視行」で、現代の登場人物たちが夢中になるいわくつきの本のはずが、現代人が夢中になる要素とは、ズレていると思う。
人気作家でいらっしゃるので、出版社も凝った装丁で販売されたのだろうが、ファンにはウケたとしても、残念すぎる内容だ。
夜果つるところ Amazon書評・レビュー: 夜果つるところより
4087714314

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