(短編集)
雫の街 家裁調査官・庵原かのん
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「家裁調査官・庵原かのん」シリーズの第2弾、雑誌掲載の7本を集めた短編集である。 | ||||
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北九州から川崎に転勤したかのんは、今回は家事事件を担当することになった。 就籍、失踪宣告、面会交流、遺産分割、離婚、慰謝料請求、内縁関係調整・・・ 様々な当事者の、それぞれの欲望や怨恨やらが渦巻くドロドロとした事案の一つ一つを、かのんは丁寧に調査していく。 家庭裁判所の所掌事務って本当に多種多様だなあと感心させられた。 実は私も妻との不仲で離婚調停やら何やらで過去に何度か家裁の御世話になったので、興味深く読んだ。 もとより本作は小説であるから、虚構の事案ではあるが、実際にありそうなものばかりでフィクションとは思えない臨場感があり、読み応えがあった。 是非次回作も出ることを期待したい。 | ||||
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家庭調査官は裁判所という司法の場、法律を扱う場にいながら、生身の人間を扱う、臨床の専門家である。 前作とは違い、少年事件ではなく家事事件を扱っている、庵原かのんが①就籍(戸籍の記載漏れや、その他の理由で戸籍のない者が届出をして戸籍を設けること) ②面会交流申立 ③遺産分割 ④離婚 ⑤慰謝料 ⑥内縁関係調整などの家事事件の例が記載されている。 家庭裁判所など普通の人は足を踏み入れない場所だけに、非常に参考になった。 | ||||
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主に人情でオチをつけてるから、時代モノみたいな感触で楽しく読めると思う が、いつも思うんだがバウムテストってどれ程の精度があるんだろう…頭の中のイメージを具現化する技術を持ちえない己としては、おそらく何を書いても表現力のなさから「い~い感じに不穏な雰囲気」を醸し出したり、「モノクロっぽくしたら、お洒落かも?」とかで全部黒の色鉛筆使ったりして、心情とは別の物を描いた気がする…小心者だったから、すみっこにちんまり書いてみたり。おそらく「木」と言われたらぎざきざ三角のクリスマスツリー的なもの書いた気がする 概ね楽しみました | ||||
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前作は未読でこちらから読み始めた。 乃南さんの「音道貴子シリーズ」の無敵?な強い主人公が好きで、今回も手に取ってみたが まあ、職種が違うし、家裁調査官は自分を抑え相手の話を聞くのがお仕事 がんがん音道貴子のように力技で行ってはいけないんだろうけど 主人公がおっとりしている点が私的には少しだけ不満 でも「スケッチブック」のお話では一人の女の子を救えた。 ケータイから手が離せないギャルママが、娘に向き合う手伝いができた。 育児放棄や性的虐待から守ってやれた。 このように気持ちの良いお話は後味がよくてほっとする。 今、児童相談所の後手後手の失態が多いに表面化してきている。 どこかに子供たちを救える場所がないといけない。 家裁でも少しは子供たちが救われているのだろうか。 庵原かのんのような公務員が増えて欲しい。 | ||||
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